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Tomidaooooooo (会話 | 投稿記録) |
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'''朱色'''(しゅいろ、しゅしょく、しゅういろ)は[[色]]の一つで、[[朱肉]]のような、やや黄を帯びた[[赤色]]について呼ばれる。 |
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[[JIS慣用色名]]では、「あざやかな黄みの赤」(略号:vv-YR)と定義している<ref name="JISZ8102">[[日本産業標準調査会|日本産業標準調査会(JISC)]]、[https://www.jisc.go.jp/app/jis/general/GnrJISNumberNameSearchList?show&jisStdNo=Z8102 JISZ8102 物体色の色名(1957年10月30日制定、2001年3月20日改正)]、p20(付表1 慣用色名 色名1)。2020年1月31日閲覧。</ref><ref name="kb">{{Cite Kotobank|word=朱色|encyclopedia=色名がわかる辞典|accessdate=2024-11-24}}</ref>。 |
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== 真朱 == |
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天然顔料本来の色である真朱に対して、[[硫黄]]と[[水銀]]から人工的に作られた化合物としての[[硫化水銀|硫化水銀(II)]]'''HgS'''の色を'''銀朱'''(ぎんしゅ)という。英語では'''バーミリオン'''('''ヴァーミリオン'''、[[:en:Vermilion|Vermilion]])とよばれ、一般的にはこちらのほうがよく知られる。また、現在「朱」とよばれる顔料も多くはこの色をしており、単に朱色といった場合もこちらの色合いをさす場合がある。朱肉の多くもこの色をしている。 |
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真朱よりは黄色味の強い鮮やかな色である。 |
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== 朱色(日本の伝統色) == |
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'''朱色'''(しゅいろ、しゅしょく、しゅういろ)は[[色]]の一つ。日本の[[伝統色名]]である。単に'''朱'''(しゅ)ともいう。やや黄を帯びた赤色について呼ばれる。[[赤]]と[[オレンジ色]]の中間色。[[暖色]]のひとつ。 |
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== 真朱 == |
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朱色とは元来は天然赤色顔料[[辰砂]]の色であり、色名としての朱色は本来この色をさす。しかし、後に硫黄と水銀から人工顔料の銀朱(バーミリオン)が作られたため、天然[[顔料]]としての朱の色であることを強調する場合には'''真朱'''(しんしゅ)・'''本朱'''(ほんしゅ)という。[[朱肉]]にも古くは真朱が用いられていた。 |
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天然顔料本来の色である真朱に対して、[[硫黄]]と[[水銀]]から人工的に作られた化合物としての[[硫化水銀|硫化水銀(II)]]'''HgS'''の色を'''銀朱'''(ぎんしゅ)という。英語では'''バーミリオン'''('''ヴァーミリオン'''、[[:en:Vermilion|Vermilion]])とよばれ、一般的にはこちらのほうがよく知られる。また、現在「朱」とよばれる顔料も多くはこの色をしており、単に朱色といった場合もこちらの色合いをさす場合がある。朱肉の多くもこの色をしている。 |
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これらは同じ色として扱われており、真朱と銀朱の中庸的な色合いである。 |
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==朱の色料== |
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[[顕色材]]として用いられる赤色硫化水銀のことである。ただし、結果「朱色」を呈する色料はさまざまある。 |
[[顕色材]]として用いられる赤色硫化水銀のことである。ただし、結果「朱色」を呈する色料はさまざまある。 |
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近年環境保護のため、水銀などの重金属を使用した顔料の製造が規制され、絵具のバーミリオンは多くが市場から消えてしまった。現在同名で発売されている絵具の多くは硫化水銀ではなく、有機顔料であり、本来の朱とは程遠い色である。 |
近年環境保護のため、水銀などの重金属を使用した顔料の製造が規制され、絵具のバーミリオンは多くが市場から消えてしまった。現在同名で発売されている絵具の多くは硫化水銀ではなく、有機顔料であり、本来の朱とは程遠い色である。 |
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*[[赤]] |
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*[[橙色]] |
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*[[オレンジ色]] |
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*[[茜色]] |
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*[[ピュース]] |
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== 応用例 == |
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* [[御朱印帳]] |
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*[[色名一覧]] |
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*[[日本の色の一覧]] |
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== 脚注 == |
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*[[御朱印帳]] |
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*[[朱肉]] |
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[[Category:色名]] |
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== 関連項目 == |
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{{Wiktionary|朱色}} |
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* [[色]] |
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* [[色名一覧]] |
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* [[日本の色の一覧]] |
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[[Category:色名]] |
2024年11月24日 (日) 11:48時点における最新版
朱色(しゅいろ、しゅしょく、しゅういろ)は色の一つで、朱肉のような、やや黄を帯びた赤色について呼ばれる。
日本や中国の伝統色名であり、単に朱(しゅ)ともいう。暖色の1つ。
JIS慣用色名では、「あざやかな黄みの赤」(略号:vv-YR)と定義している[1][2]。
真朱
[編集]朱色とは元来は天然赤色顔料辰砂の色であり、色名としての朱色は本来この色をさす。しかし、後に硫黄と水銀から人工顔料の銀朱(バーミリオン)が作られたため、天然顔料としての朱の色であることを強調する場合には真朱(しんしゅ)・本朱(ほんしゅ)という。朱肉にも古くは真朱が用いられていた。
銀朱よりも赤みの強い深い色合いである。
銀朱
[編集]天然顔料本来の色である真朱に対して、硫黄と水銀から人工的に作られた化合物としての硫化水銀(II)HgSの色を銀朱(ぎんしゅ)という。英語ではバーミリオン(ヴァーミリオン、Vermilion)とよばれ、一般的にはこちらのほうがよく知られる。また、現在「朱」とよばれる顔料も多くはこの色をしており、単に朱色といった場合もこちらの色合いをさす場合がある。朱肉の多くもこの色をしている。
真朱よりは黄色味の強い鮮やかな色である。
朱色(日本の伝統色)
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16進表記 | #eb6101 |
---|---|
RGB | (235, 97, 1) |
表示されている色は一例です |
朱、朱紅(中国の伝統色)
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| |
16進表記 | #EF454A |
---|---|
RGB | (239, 69, 74) |
CMYK | (15, 80, 60, 0) |
HSV | (358°, 71%, 94%) |
マンセル値 | 4.3R 5.2/8.7 |
表示されている色は一例です |
シナバー
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| |
16進表記 | #E15A28 |
---|---|
RGB | (225, 90, 40) |
表示されている色は一例です |
辰砂の英訳であるシナバー(cinnabar)が色名として用いられることがあるが、その色合いは実際には銀朱に近いか、さらに鮮やかなオレンジ色であることが多い。
物体色としての朱色
[編集]
| |
16進表記 | #F26649 |
---|---|
RGB | (242, 102, 73) |
CMYK | (0, 75, 75, 0) |
HSV | (10°, 70%, 95%) |
マンセル値 | 6R 5.5/14 |
表示されている色は一例です |
JIS慣用色名に、朱色およびバーミリオンが定義されている。これらは同じ色として扱われており、真朱と銀朱の中庸的な色合いである。
バーミリオン(JIS慣用色名) | ||
---|---|---|
マンセル値 | 6R 5.5/14 |
朱色(JIS慣用色名) | ||
---|---|---|
マンセル値 | 6R 5.5/14 |
朱の色料
[編集]顕色材として用いられる赤色硫化水銀のことである。ただし、結果「朱色」を呈する色料はさまざまある。
近年環境保護のため、水銀などの重金属を使用した顔料の製造が規制され、絵具のバーミリオンは多くが市場から消えてしまった。現在同名で発売されている絵具の多くは硫化水銀ではなく、有機顔料であり、本来の朱とは程遠い色である。
現在も、文化財の補修用などとして、リサイクルされた水銀から少量の銀朱が生産されている[3]。
近似色
[編集]応用例
[編集]脚注
[編集]- ^ 日本産業標準調査会(JISC)、JISZ8102 物体色の色名(1957年10月30日制定、2001年3月20日改正)、p20(付表1 慣用色名 色名1)。2020年1月31日閲覧。
- ^ 「朱色」『色名がわかる辞典』 。コトバンクより2024年11月24日閲覧。
- ^ “水銀通信Vol.21 顔料(朱肉)”. 野村興産. 2021年4月16日閲覧。