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自分の講義を受けた学生から[[カオス]]に陥ると告白されたことなど様々なエピソードを自ら披露し<ref>法学教室325号巻頭言</ref>、歯に衣着せぬ物言いで著名である。例えば、法科大学院の創設と弁護士増員による競争激化を懸念する声に対して、「'''成仏理論'''」として著名な「[[生活|食べていけるかどうか]]を法律家が考えるというのが間違っている」、「人々のお役に立つ仕事をしていれば、法律家も[[餓死|飢え死に]]することはない」「飢え死にさえしなければ、人間、まずはそれでよいのではないか。その上に、人々から感謝されることがあるのであれば、人間、喜んで成仏できるというものであろう」<ref>法学教室307号巻頭言</ref>と法律家としての心構えを述べたものがある。成仏理論や司法制度改革との関係で、東大退官後に[[四大法律事務所]]の一つであり、恩師である新堂幸司も在籍していたことのある[[森・濱田松本法律事務所]]に入所したことに関して、「お前ら成仏、俺モリハマ」という言葉で、批判的に言及されることが少なくない。自身も「私はお金が大好きである」と述べている<ref>法学教室246号巻頭言</ref>。 |
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==学歴== |
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2020年1月8日 (水) 14:43時点における版
高橋 宏志(たかはし ひろし、1947年12月18日 - )は、日本の法学者、弁護士。東京大学名誉教授、前中央大学法科大学院教授。専門は民事訴訟法。神奈川県出身。
人物
新堂幸司の弟子で、法科大学院(日本版ロースクール)制度の導入に大きく関与した。
学歴
- 1966年 神奈川県立湘南高等学校卒業
- 1971年 東京大学法学部第一類卒業
職歴
- 1971年7月 - 東京大学法学部助手
- 1974年12月 - 東京大学法学部助教授
- 1985年8月 - 東京大学法学部教授
- 1991年4月 - 東京大学大学院法学政治学研究科教授
- 2004年4月 - 東京大学大学院法学政治学研究科長・法学部長(2007年3月まで)
- 2006年1月 - 司法試験委員会委員長
- 2007年4月 - 国立大学法人東京大学理事(副学長)
- 2009年4月 - 中央大学法科大学院教授
- 2009年 - 弁護士登録(第二東京弁護士会)、東京大学名誉教授
- 2009年7月 - 森・濱田松本法律事務所客員弁護士
- 2018年3月 - 中央大学法科大学院教授を退任
著書
- 『新民事訴訟法論考』(信山社、1998年)
- 『重点講義民事訴訟法(上)』(有斐閣、第2版補訂版、2013年)
- 『重点講義民事訴訟法(下)』(有斐閣、第2版補訂版、2014年)
- 『民事訴訟法概論』(有斐閣、2016年)
論文
- 「必要的共同訴訟論の試み」(『法学協会雑誌』92巻5号、6号、10号、1975年)
- 「米国ディスカバリー法序説」(『法協百周年記念論文集』第3巻、1983年)
- 「確定判決後の追加請求」(中野貞一郎先生古稀祝賀『判例民事訴訟法の理論(上)』、1995年)