「一月一日 (曲)」の版間の差分
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'''一月一日'''(いちがつ いちじつ<ref>{{Cite book|和書|author=海沼実 |authorlink=三代目海沼実 |title=童謡 心に残る歌とその時代 |year=2003 |publisher=[[日本放送出版協会]] |isbn=4-14-080772-5 |page=23}}</ref>、いちげつ いちじつ<ref>{{Cite book|和書|author=江崎公子、澤崎眞彦(編) |title=唱歌大事典 |year=2017 |publisher=[[東京堂出版]] |isbn=978-4-490-10897-2 |page=112}}</ref>)は、[[元日|元旦]]にちなんだ歌曲。[[1892年]]発表の作詞:[[稲垣千穎]]、作曲:[[小山作之助]]によるものと、[[1893年]]発表の作詞:[[千家尊福]]、作曲:[[上真行]]によるもの、[[1916年]]発表の作詞:[[葛原しげる]]、作曲:[[小松耕輔]]によるもの3曲があり、1893年発表のものがよく知られている。 |
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== 稲垣千穎作詞版 == |
== 稲垣千穎作詞版 == |
2019年12月21日 (土) 09:36時点における版
一月一日(いちがつ いちじつ[1]、いちげつ いちじつ[2])は、元旦にちなんだ歌曲。1892年発表の作詞:稲垣千穎、作曲:小山作之助によるものと、1893年発表の作詞:千家尊福、作曲:上真行によるもの、1916年発表の作詞:葛原しげる、作曲:小松耕輔によるもの3曲があり、1893年発表のものがよく知られている。
稲垣千穎作詞版
1892年(明治25年)、『小学唱歌 第一巻』にて発表。
歌詞
- 年たつけふの大空に ひかりかゞやく日のみかげ
- あふがぬ民はなかりけり わが君ちよに萬世(よろづよ)に
- とし立つ今日のいへごとに いはひたてたる日のみはた
- なびかぬ國はなかりけり 我國千世によろづよに
- 年たつけふのよろこびに つどふまなびのいへのうち
- われらはともに祝ふなり わが師は千世に萬世に
- とし立つ今日のよろこびに 集ふ學びのいへのうち
- 我等はともにいはふなり わが友ちよによろづよに
千家尊福作詞版
1893年(明治26年)、文部省が発行した「小学校祝日大祭歌詞並楽譜」にて発表された。明治期から戦前にかけて唄われた小学唱歌。フジテレビ系列で新春に放送されていた「新春かくし芸大会」のテーマソングの原曲として有名である。歌い出しから「年の始め」がタイトルだと思っている人が多い。歌詞は千家尊福の項目を参照されたい。
作詞の千家尊福は出雲大社第80代出雲国造であり、出雲大社神楽殿の東側には「一月一日」の歌碑が建っている。
1995年(平成7年)に森高千里がシングル「ジン ジン ジングルベル」で、2001年(平成13年)にピチカート・ファイヴがアルバム『さ・え・ら ジャポン』で取り上げている。
フジテレビの子供向け番組『じゃじゃじゃじゃ〜ン!』で、町あかりが「歌のお姉さん」として替え歌「明日からやるよ! 一月一日」を歌い、2019年発売のアルバム『あかりおねえさんのニコニコへんなうた』に収録された[3]。
葛原しげる作詞版
1916年(大正4年)、『大正幼年唱歌 第4集』(目黒書店)にて発表された。
脚注
- ^ 海沼実『童謡 心に残る歌とその時代』日本放送出版協会、2003年、23頁。ISBN 4-14-080772-5。
- ^ 江崎公子、澤崎眞彦(編)『唱歌大事典』東京堂出版、2017年、112頁。ISBN 978-4-490-10897-2。
- ^ 町あかり、「じゃじゃじゃじゃーン!」で歌唱している童謡を収録したアルバム『あかりおねえさんの ニコニコへんなうた』9月25日発売、TOWER RECORDS ONLINE、2019年08月22日 11:22。