「ノーザンファーム天栄」の版間の差分
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2019年8月29日 (木) 00:08時点における版
ノーザンファーム天栄(ノーザンファームてんえい)は、福島県岩瀬郡天栄村に所在するノーザンファーム傘下のトレーニングセンター(外厩)である[1]。
概要
滋賀県甲賀市のノーザンファームしがらきと並ぶ本州におけるノーザンファームの拠点である。美浦トレーニングセンター、栗東トレーニングセンターに勝るとも劣らない設備を持ち、「第二のトレセン」とも称される。レース直前まで外厩での調整を続け、JRAの規定ギリギリであるレース1週前にトレセンに入厩する「10日競馬」と呼ばれる調整法も多用されている[2][注 1]。
主に美浦所属のノーザンファーム関係馬が利用するが、友道康夫厩舎など栗東所属でありながら外厩先としてノーザンファーム天栄を利用する例もある[3]。
人材育成に力を入れており、2017年現在では総勢100人のスタッフが所属している[2]。
歴史
前身は早田牧場を母体としていたシルクホースクラブの育成牧場「天栄ホースパーク」である。2002年に早田牧場が経営破綻すると、次第に同クラブとノーザンファームの結びつきが深まり、2011年に完全提携へと至った。同時に「天栄ホースパーク」も同ファームへ売却され、「ノーザンファーム天栄」へと名称が変更された[4]。
2017年には坂路コースがリニューアルされ、高低差が従来の約28mから約36mに高められた[5][注 2]。
2018年にはノーザンファーム天栄の利用馬が次々と大レースを制し[注 3]、ノーザンファームの躍進を支えた。中でも、シンザン記念からの直行で桜花賞を制したアーモンドアイや、ラジオNIKKEI賞からの休み明けで菊花賞を制したフィエールマンなど、異例のローテーションでの活躍馬が目立ち、従来の常識を覆すほどの高度な調整力を証明した[6]。
場長
設備
- 7厩舎(255馬房)
- 屋外900坂路コース
- 屋外1200m周回コース
- 角馬場2面
脚注
注釈
出典
- ^ 施設紹介. ノーザンファーム. 2019年1月8日閲覧
- ^ a b c ノーザンファーム天栄<前編>時代の変化に対応した「第二のトレセン」. 競馬ラボ(2017年9月13日付). 2019年1月8日閲覧
- ^ ダービー馬ワグネリアンは激闘一夜明け ノーザンファーム天栄でリラックス. デイリースポーツ(2018年5月28日付). 2019年1月8日閲覧
- ^ 【クラブ・データ分析(10)】社台Gとの提携で、勝利数が飛躍的にアップ/シルクホースクラブ. netkeiba.com(2015年8月10日付). 2019年1月8日閲覧
- ^ a b 【競馬】王者ノーザンファーム 新兵器でさらなる躍進~2017年夏・牧場探訪記. デイリースポーツ(2017年8月1日)
- ^ 【菊花賞】アーモンドアイにフィエールマン 常識を覆す天栄仕上げ. 日刊ゲンダイ(2018年10月22日付). 2019年1月8日閲覧
関連項目
外部リンク
- 施設紹介 - ノーザンファーム
座標: 北緯37度13分46.7秒 東経140度17分32.0秒 / 北緯37.229639度 東経140.292222度