「盛岡都心循環バス「でんでんむし」」の版間の差分
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* [[2015年]][[10月1日]] - [[2016年]][[3月19日]]まで上の橋の工事に伴う通行規制により、左回りが与の字橋経由となる。左回りの「若園町」「上の橋町」を休止し、「総合福祉センター入口」が臨時の代替バス停となる。 |
* [[2015年]][[10月1日]] - [[2016年]][[3月19日]]まで上の橋の工事に伴う通行規制により、左回りが与の字橋経由となる。左回りの「若園町」「上の橋町」を休止し、「総合福祉センター入口」が臨時の代替バス停となる。 |
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* [[2019年]][[5月15日]] - バスカードの取り扱いを終了<ref>[https://www.iwate-np.co.jp/article/2019/3/1/48055 バスカード取り扱い5月終了 循環バス「でんでんむし」] 岩手日報 2019年03月01日</ref><ref>[http://www.iwatekenkotsu.co.jp/dendenbuscard.pdf 盛岡中心市街地循環バス「でんでんむし」のバスカード取扱い終了について] 岩手県交通 2019年2月28日(PDF)</ref>。運転手の人員不足のため、運行時間帯を午前9時から午後4時台に、運行間隔を両回りとも15分間隔に減便<ref>岩手日報 2019年05月16日付朝刊 1・27面 「盛岡循環バスでんでんむし きょうから3割減便」</ref>。 |
* [[2019年]][[5月15日]] - バスカードの取り扱いを終了<ref>[https://www.iwate-np.co.jp/article/2019/3/1/48055 バスカード取り扱い5月終了 循環バス「でんでんむし」] 岩手日報 2019年03月01日</ref><ref>[http://www.iwatekenkotsu.co.jp/dendenbuscard.pdf 盛岡中心市街地循環バス「でんでんむし」のバスカード取扱い終了について] 岩手県交通 2019年2月28日(PDF)</ref>。運転手の人員不足のため、運行時間帯を午前9時から午後4時台に、運行間隔を両回りとも15分間隔に減便<ref>岩手日報 2019年05月16日付朝刊 1・27面 「盛岡循環バスでんでんむし きょうから3割減便」</ref>。 |
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* [[2019年]][[6月1日]] - [[odeca]]および[[Suica]]、[[PASMO]]など[[交通系ICカード全国相互利用サービス|全国相互利用IC乗車カード]]が使用開始<ref>[http://www.jr-morioka.com/cgi-bin/pdf/press/pdf_1558576040_1.pdf 盛岡 |
* [[2019年]][[6月1日]] - [[odeca]]および[[Suica]]、[[PASMO]]など[[交通系ICカード全国相互利用サービス|全国相互利用IC乗車カード]]が使用開始<ref>[http://www.jr-morioka.com/cgi-bin/pdf/press/pdf_1558576040_1.pdf 盛岡 中心市街地 循環バス「でんでんむし」 で 「 odeca 」 の実証実験を行います] 東日本旅客鉄道盛岡支社</ref>。 |
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中心市街地 循環バス「でんでんむし」 で 「 odeca 」 の実証実験を行います] 東日本旅客鉄道盛岡支社</ref>。 |
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== 主管営業所 == |
== 主管営業所 == |
2019年6月11日 (火) 01:11時点における版
盛岡都心循環バス「でんでんむし」(もりおかとしんじゅんかんバス)は、岩手県盛岡市内中心部で運行されているコミュニティバス。運行事業者は岩手県交通。
概要
この路線は、盛岡駅を起点として市内中心部を運行する循環路線であり、盛岡市民の足としてだけでなく、県外からの観光客や修学旅行生などの利用も多い。
車両デザインは1998年に行われた「バスフェスティバルin盛岡」(開催期間:1998年9月20日~9月28日)の低床バスデザインコンテストにて、小中学生部門の最優秀賞に選ばれた、当時小学1年生であった児童の作品である。
2005年から2006年にかけて、県内バス事業者としては初の中型ノンステップバス(いすゞ・エルガミオ)が専用車として投入された。
昭文社発行の「都市地図シリーズ"岩手県1 盛岡市 滝沢市 矢巾・紫波町"」には付録の「バリアフリー情報付き盛岡市中心部詳細マップ」にこの「でんでんむし」情報が掲載されている。
沿革
- 1998年9月20日 - 「バスフェスティバルin盛岡」にて8日間の期間限定による実験運行(岩手県北バスとの共同運行・140円均一運賃)。
- 1999年5月1日 - 2回目の試験運行を5ヶ月間の期間限定にて実施。愛称を「でんでんむし」とする(運賃100円均一、専用の1日乗車券を導入)。
- 1999年12月 - 3回目の試験運行を実施(2000年2月末までの期間限定)。
- 2000年4月1日 - 本運行開始、岩手県交通の単独運行となる。「左回り」線を新設・専用車両増車。
- 2004年8月 - 「材木町南口」左回り線バス停を新設。
- 2005年7月11日 - 右回り線に、岩手県内初となる「中型ノンステップバス」を導入。
- 2006年10月 - 左回り線に中型ノンステップ車投入。
- 2007年5月 - 車内放送に英語アナウンスを追加。
- 2008年5月1日 - 左回り線減便。
- 2010年3月31日 - この日をもって、岩手県北バス発行のバスカードの利用を終了(それ以降は県交通発行のカードのみの利用となる)。
- 2010年5月 - 右回り線に初の大型ノンステップ車投入。
- 2012年2月 -「いわてデスティネーションキャンペーン」に向けてデザインを変更したノンステップバスが運行開始[1]。
- 2015年10月1日 - 2016年3月19日まで上の橋の工事に伴う通行規制により、左回りが与の字橋経由となる。左回りの「若園町」「上の橋町」を休止し、「総合福祉センター入口」が臨時の代替バス停となる。
- 2019年5月15日 - バスカードの取り扱いを終了[2][3]。運転手の人員不足のため、運行時間帯を午前9時から午後4時台に、運行間隔を両回りとも15分間隔に減便[4]。
- 2019年6月1日 - odecaおよびSuica、PASMOなど全国相互利用IC乗車カードが使用開始[5]。
主管営業所
運行経路
- 右回り(外回り)・左回り(内回り)とも同じ経路を運行するが、盛岡駅前の乗り場は右回り(外回り)と左回り(内回り)とでは乗り場が異なる。
過去の運行経路
2016年3月19日までは太字の区間で経路が異なっていた。
- 右回り
- 盛岡駅前(15番のりば) → 旭橋 → 材木町南口 → 啄木新婚の家口 → 商工中金前 → 中央通二丁目 → 中央通一丁目 → 岩手医大前 → 本町通一丁目 → 上の橋 → 上の橋町 → 若園町 → 盛岡バスセンター(神明町) → 盛岡バスセンター(ななっく前) → 県庁・市役所前 → 盛岡城跡公園 → 菜園川徳前 → 柳新道 → 開運橋 → 盛岡駅前(東口)
- 左回り
- 盛岡駅前(16番のりば) → 開運橋 → 柳新道 → 菜園川徳前 → 盛岡城跡公園 → 県庁・市役所前 → 盛岡バスセンター(ななっく前) → 盛岡バスセンター(神明町) → 総合福祉センター入口(臨時)→ 上の橋 → 本町通一丁目 → 岩手医大前 → 中央通一丁目 → 中央通二丁目 → 商工中金前 → 啄木新婚の家口 → 材木町南口 → 旭橋 → 盛岡駅前(東口)
運賃
- 1回 大人100円・小児(小学生)50円(均一運賃。中乗り前降り。降車時支払い)
- 1日フリー乗車券 大人300円・小児150円
- 販売箇所:盛岡駅前バス案内所・Nanak1階バス乗車券・定期券売り場・プラザおでって
車両
現在の車両
「でんでんむし」専用車両は以下の通りで、右回り線(松園営業所)に5台、左回り線(都南営業所)に4台が所属している。
- いすゞ・エルガ・エルガノンステップバス(1台)
- 京浜急行バスからの譲受車で、松園に配属されている。
過去の車両
- いすゞ・ジャーニーK(2台)
- 実験運行時に導入された車両で、当初は両方向1台ずつ、計2台使用されていたが左回り線の1台が一般路線用に転用された後、廃車。
- いすゞ・エルガミオ(ワンステップバス)(5台)
- このうち1台は一般路線に転用された。
- なお松園所属の2台に関しては廃車となった。
- 日産ディーゼル・UA(ワンステップ・ノンステップバス)(4台)
- 三菱ふそう・エアロスター(ワンステップバス・ノンステップバス)(2台)
- 東京都交通局(ノンステ)、神奈川中央交通(ワンステ)からの譲受車である。東京都交通局からの車両は上記と同様に震災支援として無償譲渡された車両であり、期間限定で特別ラッピングを施されているが廃車となった。
- 神奈川中央交通からの譲受車は、現在平泉で活躍している。
備考
専用車両は、各担当営業所の運用上の都合などにより、運行時間外に一部の一般路線(所属営業所 - 盛岡市内の出入庫運用等)で使われる。
専用車両が車検・整備等で使用できない場合や各担当営業所の運用上の都合により、一般路線用の車両が使用されることがある。また、右回り線は毎日午後の1周のみ、浅岸線・桜台団地線の間合い運用で一般路線用中型車が使用される。
ギャラリー
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「でんでんむし」第一期車(当初は2台が導入されたが、うち1台については国際興業路線色に塗り替えられた上で一般路線用に転用され、雫石営業所に転属した後、廃車)
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正面側(右回り線ノンステップ車)
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リア側(右回り線ノンステップ車)
-
大型ノンステップ車両(東京都交通局からの譲受車)
年間利用者数
年度 | 1日の便数 | 利用者数 | |
---|---|---|---|
1999年度 | 56 | 332,456 人[6] | |
2000年度 | 712,115 人[6] | ||
2001年度 | 746,637 人[6] | ||
2002年度 | 82 | 932,535 人[6] | |
2003年度 | 979,593 人[6] | ||
2004年度 | 1,038,217 人[6] | ||
2005年度 | 95 | 1,154,336 人[6] | |
2006年度 | 1,250,285 人[6] | ||
2007年度 | 約131.5 万人[7] | ||
2008年度 | 93 | 約130.1 万人[7] | |
2009年度 | 約123.1 万人[7] | ||
2010年度 | 約121.4 万人[7] | ||
2011年度 | 約121.5 万人[7] |
その他
岩手県交通の発行するバスカードは2019年5月15日まで利用可能だった(岩手県北バスの発行するバスカードは、2010年4月1日以降利用不可)。但し乗降方法は他路線同様「中乗り前降り」なので、バスカードは読み取り機に2回通さなければならなかった。
一日フリー乗車券提示で「もりおか歴史文化館」への入館料が2割引になる。
IGRいわて銀河鉄道が発売する企画乗車券はすごe-きっぷのみ利用可能で、IGR・バス乗継通勤定期券は利用できない。
岩手県北バスでは「でんでんむし」に合わせて、盛岡駅~盛岡バスセンター間(映画館通り経由・106急行バス)を運賃100円で運行している。なお、「でんでんむし」と同一区間を走る一般路線バスの初乗り運賃は岩手県交通が150円、JRバス東北の盛岡駅~岩手医大前間(早坂高原線)は140円である。
脚注
- ^ いわてDCへ「でんでんむし」外装一新 盛岡で出発式岩手日報 2012年2月14日
- ^ バスカード取り扱い5月終了 循環バス「でんでんむし」 岩手日報 2019年03月01日
- ^ 盛岡中心市街地循環バス「でんでんむし」のバスカード取扱い終了について 岩手県交通 2019年2月28日(PDF)
- ^ 岩手日報 2019年05月16日付朝刊 1・27面 「盛岡循環バスでんでんむし きょうから3割減便」
- ^ 盛岡 中心市街地 循環バス「でんでんむし」 で 「 odeca 」 の実証実験を行います 東日本旅客鉄道盛岡支社
- ^ a b c d e f g h 「もりおか交通戦略」p17 (PDF) (盛岡市 2009年10月)
- ^ a b c d e 「第2期盛岡市中心市街地活性化基本計画」p29 (PDF) (盛岡市 2013年12月)