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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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下足痕などという言葉は無いし証拠品を押収するのは捜査員の仕事であり鑑識課の仕事ではないです。鑑識課は証拠品の鑑定や採取など科学捜査が仕事。また、出典先のリンクも個人サイト?さらに同一の語句に何度もリンクが貼られているので間引く
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: [[暴力団]]等の取り締まりを扱う。[[警視庁]]と[[福岡県警察]]は本部長直轄の「[[組織犯罪対策部]](警視庁)」「[[暴力団対策部]](福岡県警察)」として他の部同様独立しているため存在しない。なお、警視庁および福岡県警察以外の警察本部では、刑事部麾下の「捜査第四課」「組織犯罪対策課」等が組織犯罪対策を管掌しているが、[[兵庫県警察]]など大都市圏警察本部では刑事部に「組織犯罪対策局」など組織犯罪対策部署が部課中間組織として置かれることがある。
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; 鑑識課
; 鑑識課
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: 普段は[[パトロールカー#覆面パトカー|覆面パトカー]]で[[地域]]を[[パトロール|警邏]]し、事件が起こった場合には、初動捜査を行う。初動捜査のみで事件が解決出来ない場合は、捜査一課、捜査三課などに捜査を引き継ぐ。
: 普段は[[覆面パトカー]]で[[地域]]を[[パトロール|警邏]]し、事件が起こった場合には、初動捜査を行う。初動捜査のみで事件が解決出来ない場合は、捜査一課、捜査三課などに捜査を引き継ぐ。


各所轄[[警察署]]には同様の業務を担当する「[[刑事課]]」がある。警視庁刑事部長の階級は[[警視監]]、道府県警察本部刑事部長は[[警視正]]または[[警視長]]が当てられている。
各所轄[[警察署]]には同様の業務を担当する「[[刑事課]]」がある。警視庁刑事部長の階級は[[警視監]]、道府県警察本部刑事部長は[[警視正]]または[[警視長]]が当てられている。
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== 刑事部長 ==
== 刑事部長 ==
刑事部長は必要があると認めた場合、「特別捜査本部」の設置を発令することができる。特に人質立てこもり事件の際は刑事総務課に対策室を設置して全面指揮を執る。また事件によっては直接現場に赴いて陣頭指揮をとることがある。捜査第一課長は[[キャリア (国家公務員)#ノンキャリアの処遇|ノンキャリア]](プロパー)の警察官が就くことになっている。また、捜査第二課長は[[キャリア (国家公務員)|キャリア]]警察官が就くことになっている。
刑事部長は必要があると認めた場合、「[[捜査本部|特別捜査本部]]」の設置を発令することができる。特に人質立てこもり事件の際は刑事総務課に対策室を設置して全面指揮を執る。また事件によっては直接現場に赴いて陣頭指揮をとることがある。捜査第一課長は[[キャリア (国家公務員)#ノンキャリアの処遇|ノンキャリア]](プロパー)の警察官が就くことになっている。また、捜査第二課長は[[キャリア (国家公務員)#警察庁(国家公安委員会)|キャリア警察官]]が就くことになっている。


* 歴代警視庁刑事部長
* 歴代警視庁刑事部長

2019年1月30日 (水) 01:41時点における版

点検を受ける刑事
 

刑事部(けいじぶ)とは、主に刑法犯罪を扱う日本の部局の名称。

  1. 都道府県警察本部に設置。本稿で記述。
  2. 最高検察庁・各高等検察庁東京など11の地方検察庁に設置。

概要

一般に刑法犯罪に対する捜査を行う。刑事ドラマなどで一般的な警察の顔たる「刑事」と呼ばれる職員が所属する部署。以下の通りの構成が多い。

捜査一課
殺人強盗暴行傷害誘拐、立てこもり、性犯罪放火などの凶悪犯罪の捜査を扱う[1]
捜査二課
詐欺通貨偽造贈収賄背任脱税、不正取引、金融犯罪、経済犯罪企業犯罪等の金銭犯罪・知能犯罪を取り締まる[2]。また、選挙違反公務員職権濫用その他の公権力に関する汚職についても二課で取り扱っている[3]
捜査三課
空き巣ひったくりスリ万引きなどの捜査を扱う[2]。同じひったくりでも被害者が被害品を放さず引きずられて負傷した場合には強盗致死傷事案に変わり、一課の担当になる。
捜査四課
暴力団等の取り締まりを扱う。警視庁福岡県警察は本部長直轄の「組織犯罪対策部(警視庁)」「暴力団対策部(福岡県警察)」として他の部同様独立しているため存在しない。なお、警視庁および福岡県警察以外の警察本部では、刑事部麾下の「捜査第四課」「組織犯罪対策課」等が組織犯罪対策を管掌しているが、兵庫県警察など大都市圏警察本部では刑事部に「組織犯罪対策局」など組織犯罪対策部署が部課中間組織として置かれることがある。
鑑識課
事件現場で証拠品を採取したり、指紋足跡照合をする。それ以外の鑑定科学捜査研究所(科捜研)で行う。科捜研でも鑑定が不可能な場合は中央官庁科学警察研究所(科警研)で行う。
機動捜査隊
普段は覆面パトカー地域警邏し、事件が起こった場合には、初動捜査を行う。初動捜査のみで事件が解決出来ない場合は、捜査一課、捜査三課などに捜査を引き継ぐ。

各所轄警察署には同様の業務を担当する「刑事課」がある。警視庁刑事部長の階級は警視監、道府県警察本部刑事部長は警視正または警視長が当てられている。

警視庁刑事部

組織

  • 刑事総務課
    • 庶務 - 庶務係(刑事部内、刑事総務課内の庶務)
    • 刑事企画 - 刑事企画第1、第2係(刑事部の総合調整)、刑事部特別捜査係(刑事部長の特命事件捜査)
    • 刑事指導 - 刑事指導係(刑事警察官の実務指導)、法令指導第1、第2係(法令の研究、指導)、刑事統計係(刑事統計)
    • 刑事教養 - 刑事教養第1 - 第3係(刑事警察官の実務教養、講習)
  • 捜査第一課(捜査第一課員のみが、「S1S mpd」と金文字の入った金枠付きの赤い丸バッジを背広の襟に付けている。警視庁だけの制式で、他の道府県警察本部では制定されていない。)
    • 第一強行犯捜査 - 強行犯捜査第1係(課内庶務)、強行犯捜査第2係(捜査本部の設置、連絡調整)、科学捜査係(科学捜査)
    • 第二強行犯捜査 - 殺人犯捜査第1 - 3係(殺人、傷害事件の捜査)
    • 第三強行犯捜査 - 殺人犯捜査第4・5係(殺人、傷害事件の捜査)
    • 第四強行犯捜査 - 殺人犯捜査第6・7係(殺人、傷害事件の捜査)
    • 第五強行犯捜査 - 殺人犯捜査第8・9係(殺人、傷害事件の捜査)
    • 第六強行犯捜査 - 強盗犯捜査第1係(強盗事件の捜査、強盗事件に係る犯罪手口資料)、強盗犯捜査第2 - 第6係(強盗事件の捜査、暴行・傷害事件の連続犯事件の捜査)、性犯罪捜査第1係(性犯罪捜査、性犯罪に係る犯罪情報収集及び分析)、性犯罪捜査第2係(強姦及び強制わいせつ事件の捜査)
    • 第七強行犯捜査 - 火災犯捜査第1・2係(放火・失火事件捜査)
    • 第一特殊犯捜査 - 特殊犯捜査第1係(誘拐、人質立てこもり、航空機強取事件)、特殊犯捜査第2係(電話及び文書による恐喝、脅迫)、特殊犯捜査第3係(航空機、列車等での事故、爆破事件、爆発事故、労働災害による業務上過失致死傷事件の捜査)
    • 第二特殊犯捜査 - 特殊犯捜査第4係(特殊犯に係る重要特異事件)
    • 特命捜査対策室 - 特命捜査第1 - 4係(未解決事件の継続捜査〈殺人事件については2010年5月から公訴時効が廃止されたため〉、強行犯に係る特命捜査 捜査員約40名配置)
  • 捜査第二課
    • 知能犯捜査第1・2係(課内庶務、知能犯罪捜査運営、資料整備、知能犯罪情報に係る捜査)
    • 選挙係(選挙違反事件捜査、政治資金規正法違反捜査)、情報係(重要知能犯情報の収集及び分析)
    • 企業犯捜査第1・2係(企業犯罪捜査)、企業犯捜査第3 - 第6係(金融機関に係る知能犯罪捜査)
    • 第1 - 第6係(贈収賄等重要知能犯罪捜査、官製談合防止法違反事件捜査)
    • 特別捜査第1係(告訴事件調整及び捜査)、特別捜査第2係(詐欺、背任、横領に係る犯罪捜査)、特別捜査第3係(通貨及び公債偽造)、特別捜査第4係(不動産侵奪、境界)、特別捜査第5係(名誉及び信用)特別捜査第6〜第15係(特命事項、特別刑法事件捜査、その他一般知能犯罪捜査)
    • 聴訴室[4] 聴訴第1係(告訴及び告発事件受理)、聴訴第2係(告訴事件、知能犯罪捜査の指揮統制及び指導教養)
    • 財務解析センター 財務捜査第1 - 第3係(財務解析捜査)
  • 捜査第三課
    • 第1係(課内庶務)、第2係(手口資料)、第3係(自動車窃盗、預金通帳窃盗事件捜査)
    • 第4 - 6係(窃盗捜査)、第7係(すり、組織窃盗事件捜査)
  • 捜査共助課(全国指名手配担当・他の道府県警との協力事務)
    • 手配係(課内庶務、指名手配連絡調整)、捜査共助係(他県警察との連絡)、広域捜査共助係(広域重要事件手配事務)
  • 鑑識課(鑑識・検視・警察犬の訓練など担当)
    • 鑑識管理係(課内庶務、鑑識機材管理)
    • 現場鑑識第1 - 5係(現場鑑識)、警察犬係(警察犬の管理運用)、検視第1 - 第3係(検視、死体取扱いの調査)
    • 現場指紋係(現場の指紋の採取)、指紋照合係(指紋の照合)、指紋理化係(指紋の検出)、指紋資料係(指紋原紙の管理)、現場足跡係(タイヤ痕等の採取)
    • 現場写真係(現場写真の作成)、特殊写真係(モンタージュ写真等の作成)、写真閲覧係(被疑者写真の閲覧)
  • 科学捜査研究所(通称:科捜研)
    • 第一法医科 - 庶務係、法医第一係(体液、組織の鑑定及び検査)
    • 第二法医科 - 法医第二係(DNA鑑定
    • 物理科 - 電気係(電気事故、火災原因、声紋、その他物理学的鑑定及び検査)、機械係(機械事故、交通事故原因、銃器及び刀剣類の鑑定、痕跡の鑑定)
    • 文書鑑定科 - 文書鑑定係(文書鑑定、通貨)、心理係(ポリグラフ、知能検査、性格検査、方言鑑定、その他言語心理学の心理鑑定)
    • 第一化学科 - 化学第一係(ガス関係事故原因、火薬・爆発物の鑑識及び検査)、化学第二係(油類、有機溶剤の鑑定及び検査)
    • 第二化学科 - 化学第三係(薬物鑑定及び検査)、化学第四係(酩酊度鑑定及び検査、公害関係の鑑定及び検査、薬毒物の鑑定及び検査)
  • 捜査支援分析センター 所長、副所長、分析官
    • 第一捜査支援 - 支援管理係(庶務、捜査支援要請受付)、システム第一係(システム運用・管理)、システム第二係(指導教養)、開発係(捜査支援システムの調査・研究開発)
    • 第二捜査支援-技術支援係(情報機器解析・鑑定及び画像処理・照合)、情報分析係(犯罪情報分析)、情報支援係(土地鑑資料)、機動分析第一係(現場における捜査支援)、機動分析第二係(現場における捜査支援)
  • 機動捜査隊(初動捜査)
    • 隊本部 庶務係、連絡係、各班、分駐所(現場における初動捜査、警ら)
    • 第一機動捜査隊(東京都区部東半分担当)
    • 第二機動捜査隊(東京都区部西半分担当)
    • 第三機動捜査隊(多摩地域担当)
  • 主な特別捜査本部

役職

刑事部長

刑事部長は必要があると認めた場合、「特別捜査本部」の設置を発令することができる。特に人質立てこもり事件の際は刑事総務課に対策室を設置して全面指揮を執る。また事件によっては直接現場に赴いて陣頭指揮をとることがある。捜査第一課長はノンキャリア(プロパー)の警察官が就くことになっている。また、捜査第二課長はキャリア警察官が就くことになっている。

  • 歴代警視庁刑事部長
氏名 在任期間 前職 後職
藤田次郎 警視庁消防部長兼勤労部長 皇宮警察本部長
坂本智元 国家地方警察愛知県本部警察長 国家地方警察兵庫県本部警察隊長
古屋亨 警視庁経済警察部長 警視庁総務部長
金谷信孝 長野県警察本部長 警視庁総務部長
小杉平一 警視庁警備第二部長 警視庁総務部長
新井裕 警察庁警務部人事課長兼参事官 警察庁刑事局長
秦野章 警視庁公安部長 警視庁警務部長
玉村四一 警察庁警務局監察官
本多丕道 警察庁刑事局捜査第一課長 警視庁警務部長
槇野勇 警察庁警務局人事課長 警視庁警務部長
土田國保 警察庁長官官房会計課長 警視庁警務部長
関沢元弘 警察庁警務局教養課長 警察庁警務局首席監察官
今泉正隆 警察庁警務局人事課長 防衛庁人事教育局長
鈴木貞敏 警察庁警務局人事課長 警察庁長官官房長
中平和水 警察庁長官官房総務課長 警視庁総務部長
村上健 警視庁警備部長
平井寿一 警察庁刑事局捜査第一課長 警察庁刑事局審議官
高田朗雄 警視庁交通部長 警察庁刑事局審議官
仁平圀雄 警察庁刑事局捜査第一課長 警察庁刑事局長
水町治 宮内庁長官官房総務課長 愛知県警察本部長
立花昌雄 福島県警察本部長 神奈川県警察本部長
廣瀬権 内閣総理大臣秘書官 警察庁刑事局暴力団対策部長
佐藤英彦 警察庁長官官房総務課長 埼玉県警察本部長
石川重明 茨城県警察本部長 神奈川県警察本部長
吉村博人 警察庁長官官房人事課長 警察庁長官官房総括審議官
栗本英雄 公安調査庁調査第一部長 神奈川県警察本部長
米田壮 警察庁長官官房会計課長 京都府警察本部長
縄田修 警察庁長官官房人事課長 警察庁長官官房首席監察官
井上美昭 警察庁刑事局組織犯罪対策部企画分析課長 神奈川県警察本部長
金髙雅仁 警察庁長官官房人事課長 警視庁警務部長
舟本馨 東京都青少年・治安対策本部長 警察庁長官官房首席監察官
高綱直良 警察庁長官官房人事課長 警察庁長官官房首席監察官
吉田尚正 2011年(平成23年)10月18日
- 2014年(平成26年)1月10日
警察庁警備局警備企画課長 警察庁長官官房首席監察官
村田隆 2014年(平成26年)1月10日
- 2015年(平成27年)3月23日
警察庁警備局警備企画課長 警察庁長官官房審議官(国際・サイバーセキュリティ担当)
中村格 2015年(平成27年)3月23日
- 2016年(平成28年)8月22日
内閣官房長官秘書官事務取扱 警察庁刑事局組織犯罪対策部長
露木康浩 2016年(平成28年)8月22日
- 2017年(平成29年)8月10日
警察大学校副校長兼
長官官房審議官=刑事局・犯罪収益対策担当
警察庁刑事局組織犯罪対策部長兼生活安全局付兼刑事局付兼長官官房付
松岡亮介 2017年(平成29年)8月10日
- 2018年(平成30年)7月31日
警察庁刑事局組織犯罪対策部組織犯罪対策企画課長 宮城県警察本部長
大賀眞一 2018年(平成30年)7月31日
-
警察大学校副校長兼
長官官房審議官=刑事局・犯罪収益対策担当

脚注

  1. ^ 『小さな巨人』、「デタラメ」「警察の実態から乖離しすぎ」と批判噴出…所轄との対立もウソ”. ビジネスジャーナル. サイゾー. 2018年3月13日閲覧。
  2. ^ a b 井上裕務,工藤隆宏,警察官という生き方,洋泉社,2011年,P70-72,P83,ISBN 978-4-86248-712-4
  3. ^ 捜査第二課の紹介”. 群馬県警察ホームページ. 群馬県警察. 2018年3月13日閲覧。
  4. ^ 警視庁においては、他道府県警察における「告訴・告発センター」等の役割(告訴告発の受理)はこの聴訴室が担当している。

関連