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当初はRG620VBN型でエンジンはRD系と共通の[[V型10気筒|V10]]のRF10型だったが、1995年以降は平成6年排ガス規制に適合したRA系と共通の[[V型8気筒|V8]]のRH8型エンジンを搭載したRG550VBN型となった。 |
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型式認定を取らない[[逆輸入]]車扱いとしたため、[[車検証|自動車検査証]]上の型式は'''不明'''とされており<ref>前出の2型式は便宜上付けられている物である</ref>排ガス規制記号が付与されない為、NOx,PM法も[[ディーゼル車規制条例|八都県市ディーゼル車規制条例]]も適合していると見なされ規制対象外車となるが、[[横浜市営バス|横浜市交通局]]は自主的に全車に[[ディーゼル微粒子捕集フィルター|PMトラップ装置]]([[粒子状物質]]減少装置)を装着していた<ref>[http://trafficnews.jp/post/38954/2/ 横浜のベテラン二階建てバス、引退へ 長寿の理由はその「生まれ」] - 乗りものニュース 2015年3月22日</ref>。 |
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画像:Nishinihon-JRBus-748-3902-JONCKHEERE.jpg|ヨンケーレ・モナコ 西日本JRバス(旧塗装) 748-3902 |
画像:Nishinihon-JRBus-748-3902-JONCKHEERE.jpg|ヨンケーレ・モナコ 西日本JRバス(旧塗装) 748-3902 |
2018年8月11日 (土) 01:09時点における版
ヨンケーレ(Jonckheere)は、ベルギーのウェスト=フランデレン州のルーセラーレに工場を置く、バス車体メーカー。英語読みで「ジョンキール」と呼ばれることもある。
かつては日産ディーゼル(当時、現「UDトラックス」)との縁が深く、1993年から2000年にかけて、同社の2階建てバスの車体を製造。また日産ディーゼル・フィリピンにも協力した。
沿革
ヨンケーレは1881年に、創業者のHenri Jonckheereにより、馬車やコーチ(4頭立ての4輪大型馬車)の製造が始まる。同社は最も古いヨーロッパのコーチビルダーの一つである。現在でも、ヨンケーレ製のバスのガラスの隅には馬車のマークが刻まれている。 1902年より自動車の普及で、自動車のための車体が作られた。まず車体は、ミネルバとロールス・ロイスと、FNのシャシーへ造られた。
1922年より同社の後継者のJoseph Jonckheereはトラックとバスの製造を中心とした。1930年には乗用車の製造は中止となった。一方トラックとバスはベルギーの市場で優位に立った。輸送の必要が増やした戦争の後、ヨンケーレはこれにより発展し、製品範囲はさらに多様化された。いくつかの部門は別々の子会社のJonckheere Subcontractingとして独立した。1998年より1994年から加わっているオランダのコーチビルダーグループ「VDLグループ」に本格的に参加した。
2003年には社名がVDL Jonckheereと変更された。
日本におけるヨンケーレ
わずかの生産で終わったスペースドリームの製造中止から数年後の1993年、日産ディーゼルは2階建てバスの需要が再び見込めるとして、再度市場に参入することになり、今回はベルギーのヨンケーレ社と組み、2階建てバスを発売した。
日産ディーゼル・スペースウイングの3軸車と共通のエンジンや足回りをベルギーに輸出し、ヨンケーレ社の工場で同社の2階建てバスボディ、モナコに架装し再び日本に輸入するという形を採った。
西日本JRバスが大量購入し、夜行高速バス「ドリーム号」などで使われた。全座席とも居住性が同一(足元の広さ、フルリクライニング可能など)ということがセールスポイントで、室内灯は全て白熱灯(蛍光灯仕様の設定自体がなかった)、窓回りにも木材が使用されるなど、日本製の車両とは異なる雰囲気が特徴である。一方、構造の関係から新宿駅新南口バスターミナルに入線できない制約もあった。
日産ディーゼルの3軸シャーシの観光バスが無くなったことから、2000年で製造中止となった。
型式
当初はRG620VBN型でエンジンはRD系と共通のV10のRF10型だったが、1995年以降は平成6年排ガス規制に適合したRA系と共通のV8のRH8型エンジンを搭載したRG550VBN型となった。
型式認定を取らない逆輸入車扱いとしたため、自動車検査証上の型式は不明とされており[1]排ガス規制記号が付与されない為、NOx,PM法も八都県市ディーゼル車規制条例も適合していると見なされ規制対象外車となるが、横浜市交通局は自主的に全車にPMトラップ装置(粒子状物質減少装置)を装着していた[2]。
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ヨンケーレ・モナコ 西日本JRバス(旧塗装) 748-3902
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ヨンケーレ・モナコ JRバス関東 D678-93501
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ヨンケーレ・モナコ 横浜市交通局3-4001
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JRバス関東が導入したヨンケーレ・モナコの車内 窓回りに木材が使用されている
エピソード
ベルギーに限らず、欧州では「2階建てバスは定員を多くするための車両」という認識がある。このため、西日本JRバスが1993年に発注した際には、「何故2階建てバスをわざわざ独立3列シートにして定員を減らさないといけないのか」となかなか理解してもらえず、日本のバス事情をヨンケーレ側に説明するのに苦労したという。独立3列シートの部品自体がなかったため、西日本鉄道の夜行高速バスに採用されていた杉本工業の独立3列シートを日本から送って取り付けた。なお、2台導入したJRバス関東は天龍工業の独立3列シートを、横浜市交通局は通常の4列シートだったので、ドイツ・フォーゲル社(Vogelsitze GmbH)のシートを選択している。
なお、ヨンケーレにとっては、日本進出は大変エポックメイキングな出来事だったようで、1993年にベルギーのコルトライクで開催されたバスショーでは、西日本JRバス仕様の車両(旧塗色)が展示された。バスラマ・インターナショナルの記事によれば、海外のバスショーで日本向け車両が日本のバス事業者のカラーリングで展示される事は、非常に珍しいという。
導入事業者
- 西日本ジェイアールバス…製造終了まで継続して導入していた。
- ジェイアールバス関東…2台導入。既に全廃。
- 横浜市交通局…3台導入。路線バス用として導入されたが、定期観光バスに使用した後、2008年の路線再編で運用を外れた2台が大江戸温泉物語とダイキカンコーに各1台ずつ譲渡。残る1台は予備車として残っていたが2015年に廃車された。
- 有田交通…貸切車としての導入はこの1台のみ。
- 土江産業…元ジェイアールバス関東の車両。ツアーバスで使用されていた。
- 大江戸温泉物語…元横浜市交通局の車両。送迎バスとして使用されたが、一般形車両に代替された。
- ダイキカンコー…元横浜市交通局の車両。
- 美杉観光バス…元有田交通の車両。
ユーロツアー
日産ディーゼル・フィリピンを参照。
関連項目
- ボーバ…VDLグループ。
参考文献
- バスラマ・インターナショナル21号「コルトライクバスショー会場レポート」(ぽると出版・1993年)
- バスラマ・インターナショナル22号「活躍を始めた"インターナショナル"な2階建てバス」(ぽると出版・1994年)
脚注
- ^ 前出の2型式は便宜上付けられている物である
- ^ 横浜のベテラン二階建てバス、引退へ 長寿の理由はその「生まれ」 - 乗りものニュース 2015年3月22日
外部リンク
- ヨンケーレ 公式ページ