「地神五代」の版間の差分
表示
削除された内容 追加された内容
敬称を除く(Wikipedia:スタイルマニュアル#人物・人名による)。 |
m リンク先を修正 |
||
(6人の利用者による、間の7版が非表示) | |||
1行目: | 1行目: | ||
'''地神五代'''(ちじんごだい)とは、[[日本神話]]において、'''[[天照大神]]'''・'''[[天忍穂耳]]'''・'''[[瓊瓊杵]]'''・'''[[火折]]'''・'''[[鸕鶿草葺不合]]'''の5柱の神々およびそれらの神々の時代(『[[日本書紀]]』神代下に相当)のこと。[[天神七代]]と[[人皇]]の間に位置する。 |
'''地神五代'''(ちじんごだい)とは、[[日本神話]]において、'''[[天照大神]]'''・'''[[アメノオシホミミ|天忍穂耳尊]]'''・'''[[ニニギ|瓊瓊杵尊]]'''・'''[[ホオリ|火折尊]]'''・'''[[ウガヤフキアエズ|鸕鶿草葺不合尊]]'''の5柱の神々およびそれらの神々の時代(『[[日本書紀]]』神代下に相当)のこと。[[天神七代]]と[[天皇の一覧|人皇]]の間に位置する。 |
||
「地神」とは地の神のことで、天の神を意味する「[[天神]]」と対称をなす語である。 |
「地神」とは地の神のことで、天の神を意味する「[[天神]]」と対称をなす語である。 |
||
なお、『[[日本書紀]]』には天神七代、地神五代という呼び方はないが、[[平安]]末期には天神七代・地神五代の定式化がすでになされていたとされる<ref>[http://www1.tcue.ac.jp/home1/k-gakkai/ronsyuu/ronsyuukeisai/49_3.4/nito.pdf 『日本書紀纂疏』における帝王の系譜] 二藤京、高崎経済大学論集第49巻第3・4合併号、2007</ref>。 |
なお、8世紀の『[[日本書紀]]』には天神七代、地神五代という呼び方はないが、[[平安]]末期には天神七代・地神五代の定式化がすでになされていたとされる<ref>[http://www1.tcue.ac.jp/home1/k-gakkai/ronsyuu/ronsyuukeisai/49_3.4/nito.pdf 『日本書紀纂疏』における帝王の系譜] 二藤京、高崎経済大学論集第49巻第3・4合併号、2007</ref>。 |
||
地神五代のうち、[[瓊瓊杵尊]]・[[火折尊]]・[[鸕鶿草葺不合尊]]の3柱の神々およびそれらの神々の時代は、「[[日向三代]]」とも言われた(9世紀『[[先代旧事本紀]]』)。 |
|||
==系図== |
|||
{{皇室地神五代}} |
|||
==脚注== |
==脚注== |
||
{{Reflist}} |
{{Reflist}} |
||
==関連項目== |
|||
*[[皇祖神]] |
|||
*[[神代三陵]] |
|||
{{日本神話}} |
{{日本神話}} |
||
14行目: | 22行目: | ||
[[Category:日本の神]] |
[[Category:日本の神]] |
||
[[Category:神々]] |
[[Category:神々]] |
||
[[Category:名数5]] |
[[Category:日本の名数5]] |
2024年5月9日 (木) 21:26時点における最新版
地神五代(ちじんごだい)とは、日本神話において、天照大神・天忍穂耳尊・瓊瓊杵尊・火折尊・鸕鶿草葺不合尊の5柱の神々およびそれらの神々の時代(『日本書紀』神代下に相当)のこと。天神七代と人皇の間に位置する。
「地神」とは地の神のことで、天の神を意味する「天神」と対称をなす語である。
なお、8世紀の『日本書紀』には天神七代、地神五代という呼び方はないが、平安末期には天神七代・地神五代の定式化がすでになされていたとされる[1]。
地神五代のうち、瓊瓊杵尊・火折尊・鸕鶿草葺不合尊の3柱の神々およびそれらの神々の時代は、「日向三代」とも言われた(9世紀『先代旧事本紀』)。
系図
[編集]素戔鳴尊 | 天照大神 | ||||||||||||||||||||
天穂日命 | 天忍穂耳尊 | 天津彦根命 | |||||||||||||||||||
〔出雲氏〕 | 瓊瓊杵尊 | 〔凡河内氏〕 | |||||||||||||||||||
天火明命 | 火折尊 | 火須勢理命 | |||||||||||||||||||
〔尾張氏〕 | 鸕鶿草葺不合尊 | 〔隼人〕 | |||||||||||||||||||
1 神武天皇 | |||||||||||||||||||||
脚注
[編集]- ^ 『日本書紀纂疏』における帝王の系譜 二藤京、高崎経済大学論集第49巻第3・4合併号、2007