「哀愁のサーキット」の版間の差分
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2018年3月1日 (木) 00:11時点における版
『哀愁のサーキット』(あいしゅうのサーキット)は、1972年12月27日公開の日本映画。上映時間69分。日活が製作・配給した。村川透の3作目の監督作品で、日活ロマンポルノ時代の最後の作品でもある。準備稿でのタイトルは「サーキットの恋」という仮題タイトルだった。
内容は1969年に実際にあったカーレーサーの福澤幸雄とアイドル歌手の小川知子の逸話を参考にしている[1]。木山圭が劇中で歌う曲は全て石川セリによる曲である。木全公彦は村川の前作『官能地帯 哀しみの女街』とともに「だらだらしただけの凡庸な失敗作」と評している[2]。
監督の村川によると、正月映画のため女性向けということでやわらかく撮った作品ということだが、実は主演の峰岸徹と木山圭を自分の家に泊めて恋愛関係にさせ、公然と謳ってはいないものの1976年の『愛のコリーダ』に先駆けて、カメラの前で実際にセックスをしたハードコアポルノ作品であるという[3]。
スタッフ
主題歌
- 海は女の涙
- 作詞:村川透
- 作曲、編曲:樋口康雄
- 歌:石川セリ
挿入歌
- GOOD MUSIC
- 作詞:野村洋子
- 作曲、編曲:樋口康雄
- 歌:石川セリ
- 野の花は野の花
- 作詞:伊藤アキラ
- 作曲、編曲:樋口康雄
- 歌:石川セリ
- 鳥が逃げたわ
- 作詞:伊藤アキラ
- 作曲、編曲:樋口康雄
- 歌:石川セリ
- 天使は朝日に笛を吹く
- 作詞:伊藤アキラ
- 作曲、編曲:樋口康雄
- 歌:石川セリ
キャスト
- 滝田和郎:峰岸徹
- 榊ナオミ:木山佳
- 洋子:槇摩耶
- モデルA:青山美代子
- ダンサー:殿岡ハツエ
- 歌手:石川セリ(本人役)
- 劇団の女:絵沢萠子
- 哲也:日高晤郎
- 劇団の男:江角英明
- 木島一郎
- 志賀正文
- 清水国雄
- 浜口竜哉
- オートバイの男:粟津號
- 下馬二五七
- アベックの女:小森道子
- 早川マキ
- 中野由美
- 美里かおり
- 矢藤昌宏
- 中平哲仟
- 氷室政司
- 谷口芳昭
- 影山英俊
- 佐藤了一
- 広瀬優
- モデルB:戸塚あけみ