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2023年10月15日 (日) 01:04時点における最新版

ゲルセミウム属
Gelsemium sempervirens
分類APG III
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 Angiosperms
階級なし : 真正双子葉類 Eudicots
階級なし : コア真正双子葉類 Core eudicots
階級なし : キク類 Asterids
階級なし : 真正キク類I Euasterids I
: リンドウ目 Gentianales
: ゲルセミウム科 Gelsemiaceae
: ゲルセミウム属 Gelsemium
学名
Gelsemium
Juss.
タイプ種
Gelsemium sempervirens (L.) J. St.-Hil. [1]
シノニム
  • Jeffersonia Brickell
英名
trumpetflower

ゲルセミウム属(ゲルセミウムぞく、学名: Gelsemium)はゲルセミウム科のひとつ。常緑つる性木本からなる。

形態・生態

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対生する。

筒状のをつける。

分布

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東南アジア原産の1種と北米南部原産の2種がある。

人間との関わり

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園芸用に栽培されるものがある。

有毒植物として知られる。

下位分類

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ゲルセミウム・エレガンス(冶葛:ヤカツ) Gelsemium elegans
胡蔓藤(コマントウ)ともいう。ベトナムなど東南アジアから中国南部の原産で、古くから猛毒で知られ、葉を3枚食べれば確実に死ぬ、などといわれている[2]漢方では(鉤吻:コウフン)を外用薬として使ったこともあり、正倉院宝物のひとつである冶葛壷の中に少量が現存している[3][2]が、記録によれば当初に収めら冶葛は14 kg 程であったが、その後にかなり持ち出された形跡があるという[2]
ランキンジャスミン Gelsemium rankinii
アメリカ南東部原産。
カロライナジャスミン(イエロージャスミン) Gelsemium sempervirens
アメリカの南東部カロライナ付近から中米グアテマラにかけての原産で、ラッパ形の黄色い花を多数つけ、美しい(わずかに香りもある)ので、よく栽培される。

注と出典

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  1. ^ Gelsemium Juss. Tropicos
  2. ^ a b c 植松黎『毒草を食べてみた』文藝春秋、2000年、214-221頁。ISBN 4166600990 
  3. ^ 正倉院. “冶葛壷(やかつのつぼ)”. 宮内庁. 2017年11月8日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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  • "Gelsemium Juss" (英語). Integrated Taxonomic Information System. 2016年4月18日閲覧 (英語)
  • "Gelsemium". National Center for Biotechnology Information(NCBI) (英語). (英語)
  • "Gelsemium" - Encyclopedia of Life (英語)
  • 古泉秀夫 (2007年8月17日). “治葛(ヤカツ)の毒性”. 医薬品情報21. 2016年4月18日閲覧。
  • 日本新薬 (2006年12月). “ヤカツ”. ハーブの館. 2016年4月18日閲覧。