「アゾフ旅団 (ウクライナ国家親衛隊)」の版間の差分
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装備の多くは政府軍と同じであり、その大部分は[[AK-74]]であるが、中には[[IMI タボールAR21|IMI タボール]]やウクライナの国内軍需産業であるRPC Fort社製の銃器。[[豊和M1500]]といった西側諸国の武器も見られる。また[[FASTヘルメット]]や、イギリスやドイツの軍服が使用される場合もある。 |
装備の多くは政府軍と同じであり、その大部分は[[AK-74]]であるが、中には[[IMI タボールAR21|IMI タボール]]やウクライナの国内軍需産業であるRPC Fort社製の銃器。[[豊和M1500]]といった西側諸国の武器も見られる。また[[FASTヘルメット]]や、イギリスやドイツの軍服が使用される場合もある。 |
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また、キエフで募金活動を行うなど、ウクライナ国内で社会的福祉事業にも従事している<ref>[http://diamond.jp/articles/-/64418 栄華と凋落、混沌が支配したウクライナの1年 |
また、キエフで募金活動を行うなど、ウクライナ国内で社会的福祉事業にも従事している<ref>[http://diamond.jp/articles/-/64418 栄華と凋落、混沌が支配したウクライナの1年 原油とルーブル暴落は情勢変化の引き金になるか ――ジャーナリスト・仲野博文]</ref>。 |
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原油とルーブル暴落は情勢変化の引き金になるか |
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――ジャーナリスト・仲野博文]</ref>。 |
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==ナチズムとの親和性== |
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米通信社ブルームバーグやロシアのロシア・トゥデイによると、アゾフ大隊はナチス・ドイツの象徴であるハーケンクロイツの旗を掲げ、部隊章には、[[ナチス親衛隊]]が用いた紋様「ヴォルフス・アンゲル」を用いているという<ref name="azov">[http://www.sankei.com/west/news/150622/wst1506220006-n1.html ナチス・ドイツの「象徴」を掲げるウクライナ義勇軍…米国がミサイル供与をやめた理由]</ref>。また、これらの理由から、米議会はアゾフ大隊に対して訓練および対空ミサイルを供与する計画を取りやめた<ref>[https://jp.sputniknews.com/us/20150612447842/ 米議会、ウクライナのネオナチ大隊への軍事支援を禁止]</ref><ref name="azov"></ref>。 |
米通信社ブルームバーグやロシアのロシア・トゥデイによると、アゾフ大隊はナチス・ドイツの象徴であるハーケンクロイツの旗を掲げ、部隊章には、[[ナチス親衛隊]]が用いた紋様「ヴォルフス・アンゲル」を用いているという<ref name="azov">[http://www.sankei.com/west/news/150622/wst1506220006-n1.html ナチス・ドイツの「象徴」を掲げるウクライナ義勇軍…米国がミサイル供与をやめた理由]</ref>。また、これらの理由から、米議会はアゾフ大隊に対して訓練および対空ミサイルを供与する計画を取りやめた<ref>[https://jp.sputniknews.com/us/20150612447842/ 米議会、ウクライナのネオナチ大隊への軍事支援を禁止]</ref><ref name="azov"></ref>。 |
2017年10月29日 (日) 00:03時点における版
アゾフ連隊(ウクライナ語: Полк Азов)は、ウクライナ内務省管轄の国家警備隊である[1]。もとはアゾフ大隊であったが、後に連隊に昇格した。2014年5月は創設当初は義勇兵部隊であったものの、ドンバス危機以降の11月からは、国家警備隊として機能するようになった[2]。義勇兵は黒い制服を着用することがあり、それ故「メン・イン・ブラック」(ロシア連邦側の武装集団「リトル・グリーンメン」に対抗したもの)という異名を持つ。
概要
黒海北部にある内海のアゾフ海に近いドネツク州マウリポリに本部を置く。
大隊のメンバーは東ウクライナのロシア語を喋る者達によって構成され[3]、またドネツクやルガンスクの反ロシア主義者からも人員を集めている[4] 。初期司令官は右派団体「Social-National Assembly」および「Patriot of Ukraine」を率いていたAndriy Biletskyで、[5]いくつかの活動を経て、2014年9月にはマウリポリでの戦闘[6]に参加した。
装備の多くは政府軍と同じであり、その大部分はAK-74であるが、中にはIMI タボールやウクライナの国内軍需産業であるRPC Fort社製の銃器。豊和M1500といった西側諸国の武器も見られる。またFASTヘルメットや、イギリスやドイツの軍服が使用される場合もある。
また、キエフで募金活動を行うなど、ウクライナ国内で社会的福祉事業にも従事している[7]。
ナチズムとの親和性
米通信社ブルームバーグやロシアのロシア・トゥデイによると、アゾフ大隊はナチス・ドイツの象徴であるハーケンクロイツの旗を掲げ、部隊章には、ナチス親衛隊が用いた紋様「ヴォルフス・アンゲル」を用いているという[8]。また、これらの理由から、米議会はアゾフ大隊に対して訓練および対空ミサイルを供与する計画を取りやめた[9][8]。
しかし、アゾフ大隊は公に外国人排斥を主張しているわけではなく、「自分達はネオナチではない」と主張している[8]。また、アゾフ連隊の支援者であるIhor Kolomoyskyi[10]は、ウクライナ在住ながらイスラエル国籍を持つユダヤ人である。
脚注
- ^ Margarete Klein (April 2015). “RUFS Briefing No. 27: Ukraine's volunteer battalions – advantages and challenges” (PDF). Swedish Defence Research Agency. 24 June 2015時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年10月1日閲覧。
- ^ “Clarification as to the status of Special Forces "Azov"” (ウクライナ語). ngu.gov.ua (23 April 2015). 23 June 2016閲覧。
- ^ Ayres, Sabra (24 July 2014). “Driven by far-right ideology, Azov Battalion mans Ukraine's front line”. Al Jazeera America 23 June 2016閲覧。
- ^ Dorell, Oren (10 March 2015). “Volunteer Ukrainian unit includes Nazis”. Usatoday.com 25 June 2015閲覧。
- ^ Andriy Biletsky: Avakov - man system, but the system I think is negative, Ukrayinska Pravda (18 October 2016)
- ^ Fergal Keane (5 September 2014). “Ukraine crisis: Heavy shelling in hours before ceasefire”. BBC 7 September 2014閲覧。
- ^ 栄華と凋落、混沌が支配したウクライナの1年 原油とルーブル暴落は情勢変化の引き金になるか ――ジャーナリスト・仲野博文
- ^ a b c ナチス・ドイツの「象徴」を掲げるウクライナ義勇軍…米国がミサイル供与をやめた理由
- ^ 米議会、ウクライナのネオナチ大隊への軍事支援を禁止
- ^ Damien Sharkov (10 September 2014). “Ukrainian Nationalist Volunteers Committing 'ISIS-Style' War Crimes”. Newsweek 28 March 2015閲覧。