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「ゴダイヴァ夫人」の版間の差分

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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2006年7月9日 (日) 09:10時点における版

John Collierによる「ゴダイヴァ夫人」1898年頃の作品
John Collierによる「ゴダイヴァ夫人」1898年頃の作品

ピーピング・トム (Peeping Tom) は英語の俗語で、覗き魔のこと。

イングランドに伝わるゴディバ夫人en:Lady Godiva)の伝説に基づく。11世紀のイングランド、ロンドン近郊のコヴェントリーで、領主である夫、オフリックの苛斂誅求(かれんちゅうきゅう、激しく責め求める)を戒めるために、ゴダイヴァ夫人は全裸でに乗り、市内を行進するという。共感した市民たちは、窓を締めきって彼女を見ないこととした。しかしトムという一人の男がこっそり夫人の裸身を覗き見たために、神罰を受けて失明したという言い伝えがある。

ゴディヴァ夫人は実在の人物であり、マーシア伯レオフリック夫人で自らの権利でコヴェントリーの領主であった。ドゥームズデイ・ブックにも数少ないサクソン人貴族、唯一の女性領主として記載されている。

伝説の裸の行進に関しては、「長い髮が実質的に身体を覆っていた」、「下着のようなもののみ身に着けていた」、「貴族の夫人を象徴する装飾、宝石類を外した質素な格好だった」などの説がある。また、夫のためではなく、自らの懺悔のために行ったと言う説もある。

ベルギーチョコレートメーカー「ゴディバ」の社名及びシンボルマークはゴダイヴァ夫人からとっているのは有名である。

日本で同意の俗語に、出歯亀(でばがめ)がある。