「快速ミューザ」の版間の差分
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2017年9月5日 (火) 03:06時点における版
快速ミューザ(かいそくミューザ )は、川崎市交通局(川崎市バス)が運行していた不定期臨時快速バスで、川崎駅西口→新百合丘駅前間を運行していた。
2017年4月現在、運行されていない[1]。
概要
2004年7月に川崎駅西口に開設されたミューザ川崎シンフォニーホール開設に伴い設定された。
路線(停車する停留所)
川崎駅西口→新百合丘駅前の片道運行で、川崎市の南側を縦断する尻手黒川道路を走行する。
川崎駅西口→野川→宮前平駅→土橋神社前→土橋→犬蔵→犬蔵公民館前→菅生車庫→清水台→北部市場前→水沢一丁目→稗原→かわさき記念病院前→潮見台→田園調布学園大学前→東百合ヶ丘四丁目→吹込→日光→山口台中央→青葉幼稚園前→麻生スポーツセンター入口→新百合丘駅前
- なお、太字で表示されている川崎駅西口→宮前平駅間は快速運転で、野川以外の停留所には停車しない。
- 「快速ミューザ」運行開始に当たっては、それまで川崎市バスの免許がなかった、尻手駅前 - 末吉橋 - 南加瀬交番前・北加瀬 - 木月天王森(どちらも尻手黒川道路を直進)・田園調布学園大学前 - 日光(以上3区間 全て市バス停留所名)で市バスが新規に路線免許を取得した。このうち尻手駅前 - 南加瀬交番前間は横浜市鶴見区を経由する。
- 乗車は川崎駅西口のみからしかできず、その他の停留所から乗車することは出来ない。各停留所ではその旨の告知がなされている。
運行日・時刻・定員
- 臨時便であり、毎日運行ではない。
- 川崎駅西口にあるミューザ川崎シンフォニーホールでのコンサート開催日の終演後に運行される。運行計画は外部リンクを参照。
- 川崎駅西口の発車時刻はコンサートの演目に左右され一定ではないが、おおむね20〜21時台である。
- 観光バスの時代は定員49名の座席定員制(補助席を使用すれば60名まで対応)。乗車は先着順で、立席乗車はできず、定員に達すると乗車を締め切る。なお、2008年7月までの運転で定員に達したことはない。運行開始時の交通局の発表では、乗客数が多ければ増車するとしていたが、増車されたこともない。現在は73名(立席を含む)である。
料金
- 大人420円・小児210円
- 市バス標準運賃(大人210円・小児110円)の倍額で、市バスの深夜バス運賃と同額。なお、定期券・特別乗車証・一日乗車券(当日有効のものに限る)を持つ乗客は半額で乗車できる。
但し観光タイプの車両で運行されていた当時、運賃箱はアクアライン高速バス時代のままで、バス共通カードおよびPASMOに対応していなかったため、バス共通カード・Suica・PASMO(IC定期券等を含む)は使用できなかった。
車両
貸切仕様の日産ディーゼル・スペースアローが使用されていたが、2009年3月をもって引退、廃車された。日野・セレガも使用されていたが同車は横浜市交通局から購入した車で2006年に廃車になっている。これらの車両は川崎市バスが東京湾アクアラインの高速バス路線向けに導入されたもので、アクアライン高速バスから2004年3月に撤退して以来ミューザおよび貸切バスに使用されていた。 スペースアローを以って観光系の貸切車はすべて廃車されたことになり、今後の運行は通常のノルフィンラッピングバスで運行される。
歴史
- 2004年8月20日:「快速ミューザ」初運行。2004年度は9月4日・10月30日・11月25日・12月24日・1月14日に運行された。 当初、停車する停留所は野川・宮前平駅・清水台・稗原・新百合丘駅前のみであった。
- 2005年秋:この頃から担当営業所が上平間営業所から鷲ヶ峰営業所に変更された。上平間担当では深夜時間帯の回送距離・時間が長いため、経費節減を図ったものと思われる。
- 2006年6月12日:この日の運行より停車停留所変更。現在のパターンに。宮前平駅 - 新百合丘駅前間は経路上の全ての停留所に停車するようになった。
- 2009年4月:運行の際には通常のノルフィンラッピングバスで運行されることになる。(ただし4月17日現在運行実績なし)
- 2011年3月11日 - 2013年3月31日:東日本大震災によりミューザ川崎シンフォニーホールが甚大な被害を受け、長期の運休。
- 2013年4月1日:運行再開。
関連項目
脚注
- ^ 川崎市交通局(市バス):乗車料金ページ内「快速ミューザ」項目参照
外部リンク
- 川崎市交通局・快速ミューザ運行予定(2007年9月29日時点のアーカイブ)