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2017年9月5日 (火) 00:50時点における版
秋山 余思(あきやま よし、1929年11月7日 - 2006年5月14日)は、日本のイタリア語学者。元東京外国語大学外国語学部教授。元イタリア学会会長。
経歴
ドイツ文学者の秋山六郎兵衛の次男として福岡県に生まれる。
福岡県中学修猷館を経て、1954年、東京外国語大学イタリア語学科卒業。1956年、京都大学大学院文学研究科修士課程修了[1]、イタリア政府奨学生としてミラノ大学文哲学部に留学した。
1965年に京都大学文学部助手となり、その後、京都外国語大学講師、同助教授を経て、1972年に東京外国語大学助教授に就任、1975年に同教授となった。在任中の1990年から1992年までイタリア学会会長を務め、1992年3月に東京外国語大学を定年退官した。
また、京都大学、大阪大学、大阪外国語大学、東京大学、早稲田大学語学教育研究所、東京音楽大学などで非常勤講師を務めたほか、財団法人日伊協会の常務理事でもあった。
著書
- 『入門イタリア語』(白水社、1971年7月)
- 『新版 イタリア基本単語集 (新書)』(白水社、1991年5月)
翻訳
- ジュゼッペ・ヴェルディ『歌劇「オテロ」』(オペラ対訳選書 日本放送出版協会、1981年6月)
- エドモント・デ・アミーチス『母を尋ねて三千里』(教育同人社、1983年5月)
- ジュゼッペ・トゥッチ『マンダラの理論と実際 特に現代の深層心理学を考慮して』金岡秀友共訳(金花舎 、1992年6月)
監修
論文
受章
- イタリア共和国功労勲章コメンダトーレ
脚注
- ^ “『イタリア基本単語集 新装版』著者紹介”. e-hon. 2013年12月21日閲覧。
参考文献
- 秋山余思教授退官記念論文集編集委員会編「経歴・業績」『イタリア語ことばの諸相: 秋山余思敎授退官記念論文集』 、イタリア書房、1992年 1‐5頁