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「京阪特急 (曲)」の版間の差分

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京阪特急のテーマソングとして[[1958年]]([[昭和]]33年)に制作。歌手は[[楠トシエ]]。当初は[[京阪本線]]が[[天満橋駅|天満橋]]~[[三条駅 (京都府)|三条]]だったため、歌詞も「天満橋から三条へ」となっていたが、[[1963年]](昭和38年)[[4月15日]](営業開始は翌[[4月16日]]より)の[[淀屋橋駅|淀屋橋]]延伸に伴い、「淀屋橋から三条へ」と歌詞が変更された。その後は次第に歌われなくなり、[[1989年]]([[平成]]元年)10月5日に[[京阪鴨東線|鴨東線]]が開業し京阪特急が[[出町柳駅|出町柳]]へ延伸されても「淀屋橋から出町柳へ」と歌われることはなかった。[[1996年]](平成8年)に発売された[[VHS]]ビデオ「甦る京阪電車の昭和時代」に「天満橋から三条へ」バージョンが、[[1994年]](平成6年)に発売された[[コンパクトディスク|CD]]「三木鶏郎集大成CD〜トリロー・コレクション」、[[2001年]](平成13年)に発売されたCD「[[スルッとKANSAI]] Sound Collection Vol.01」に「淀屋橋から三条へ」バージョンが収録されている。
京阪特急のテーマソングとして[[1958年]]([[昭和]]33年)に制作。歌手は[[楠トシエ]]。当初は[[京阪本線]]が[[天満橋駅|天満橋]]~[[三条駅 (京都府)|三条]]だったため、歌詞も「天満橋から三条へ」となっていたが、[[1963年]](昭和38年)[[4月15日]](営業開始は翌[[4月16日]]より)の[[淀屋橋駅|淀屋橋]]延伸に伴い、「淀屋橋から三条へ」と歌詞が変更された。その後は次第に歌われなくなり、[[1989年]]([[平成]]元年)10月5日に[[京阪鴨東線|鴨東線]]が開業し京阪特急が[[出町柳駅|出町柳]]へ延伸されても「淀屋橋から出町柳へ」と歌われることはなかった。[[1996年]](平成8年)に発売された[[VHS]]ビデオ「甦る京阪電車の昭和時代」に「天満橋から三条へ」バージョンが、[[1994年]](平成6年)に発売された[[コンパクトディスク|CD]]「三木鶏郎集大成CD〜トリロー・コレクション」、[[2001年]](平成13年)に発売されたCD「[[スルッとKANSAI]] Sound Collection Vol.01」に「淀屋橋から三条へ」バージョンが収録されている。


その後、2003年(平成15年)に[[三浦理恵子]]が当時建設中の[[京阪中之島線|中之島新線]]にちなんだ<ref name=sanspo20030620>[http://web.archive.org/web/20030624014047/www.sanspo.com/geino/top/gt200306/gt2003062021.html 京阪電鉄のCMソングがチャート“快走”] ([[インターネットアーカイブ]]) サンケイスポーツ 2003年6月20日</ref>「中之島ゆき」名義で発表した「出町柳から」と「朝靄の京橋で乗り換え」が制作された。この曲は、同年[[5月21日]]に京阪電鉄が「淀屋レコード」名義でミニアルバムのCDを発売し、[[タワーレコード]]梅田店・難波店<ref name=sanspo20030620 /><ref name=sponichi20030620>[http://web.archive.org/web/20030623232335/http://www.sponichi.com/ente/200306/20/ente120484.html 京阪電車「おけいはん」 ヒットチャート快走中!!] (インターネット・アーカイブ) スポーツニッポン 2003年6月20日</ref>(大阪市)では週間邦楽インディーズシングルチャート1位、タワーレコードのネット販売で邦楽インディーズ部門1位<ref name=sanspo20030620 />、[[オリコンチャート|オリコン]]の週間インディーズシングルチャートでは最高8位(2003年[[8月4日]]付)を獲得した。このCDは元々関西のタワーレコードと[[アンスリー]]限定販売であったが、好評のため同年[[7月7日]]に全国発売されている。このCDは、2009年現在でも[[イベント]]等の際に入手可能である。冒頭の部分がK特急の[[発車メロディ]]として採用されていた。現在、後者の発車メロディーが京橋駅発快速特急で使用されており、前者は2008年のダイヤ改定の際に定期使用されなくなったが2016年3月19日のダイヤ改正で快速特急が復活したため併せて復活した(このほか、2009年臨時快速特急中之島行き運行時に流れた)。
その後、2003年(平成15年)に[[三浦理恵子]]が当時建設中の[[京阪中之島線|中之島新線]]にちなんだ<ref name=sanspo20030620>[http://web.archive.org/web/20030624014047/www.sanspo.com/geino/top/gt200306/gt2003062021.html 京阪電鉄のCMソングがチャート“快走”] ([[インターネットアーカイブ]]) サンケイスポーツ 2003年6月20日</ref>「中之島ゆき」名義で発表した「出町柳から」と「朝靄の京橋で乗り換え」が制作された。この曲は、同年[[5月21日]]に京阪電鉄が「淀屋レコード」名義でミニアルバムのCDを発売し、[[タワーレコード]]梅田店・難波店<ref name=sanspo20030620 /><ref name=sponichi20030620>[http://web.archive.org/web/20030623232335/http://www.sponichi.com/ente/200306/20/ente120484.html 京阪電車「おけいはん」 ヒットチャート快走中!!] (インターネット・アーカイブ) スポーツニッポン 2003年6月20日</ref>(大阪市)では週間邦楽インディーズシングルチャート1位、タワーレコードのネット販売で邦楽インディーズ部門1位<ref name=sanspo20030620 />、[[オリコンチャート|オリコン]]の週間インディーズシングルチャートでは最高8位(2003年[[8月4日]]付)を獲得した。このCDは元々関西のタワーレコードと[[アンスリー]]限定販売であったが、好評のため同年[[7月7日]]に全国発売されている。このCDは、2009年現在でも[[イベント]]等の際に入手可能である。冒頭の部分がK特急の[[発車メロディ]]として採用されていた。現在、後者の発車メロディーが京橋駅発快速特急で使用されており、前者は2008年のダイヤ改定の際に定期使用されなくなったが2016年3月19日のダイヤ改正で快速特急が復活したため併せて復活した(このほか、2009年臨時快速特急中之島行き運行時に流れた)。


そして、2008年(平成20年)に[[京阪中之島線]]が開業したのを記念して、同年[[10月8日]]に3代目[[おけいはん]]・森小路けい子こと[[神農幸]]が中之島線オープニングソング「はじまりは中之島」を[[朝日放送]]系列のレコード会社・中之島レコーズから発売した。作曲は“浪速のモーツァルト”こと[[キダ・タロー]](モーツァルト北浜)が手掛けた。カップリング曲は「鴨リバーサイド物語」。
そして、2008年(平成20年)に[[京阪中之島線]]が開業したのを記念して、同年[[10月8日]]に3代目[[おけいはん]]・森小路けい子こと[[神農幸]]が中之島線オープニングソング「はじまりは中之島」を[[朝日放送]]系列のレコード会社・中之島レコーズから発売した。作曲は“浪速のモーツァルト”こと[[キダ・タロー]](モーツァルト北浜)が手掛けた。カップリング曲は「鴨リバーサイド物語」。

2017年9月4日 (月) 23:54時点における版

京阪特急(けいはんとっきゅう)は、京阪電気鉄道が運行する特急列車京阪特急)を宣伝するため制作された楽曲

本項では2003年に制作された「出町柳から」と「朝靄の京橋で乗り換え」及び2008年に制作された「はじまりは中之島」についても記述する。

概要

京阪特急のテーマソングとして1958年昭和33年)に制作。歌手は楠トシエ。当初は京阪本線天満橋三条だったため、歌詞も「天満橋から三条へ」となっていたが、1963年(昭和38年)4月15日(営業開始は翌4月16日より)の淀屋橋延伸に伴い、「淀屋橋から三条へ」と歌詞が変更された。その後は次第に歌われなくなり、1989年平成元年)10月5日に鴨東線が開業し京阪特急が出町柳へ延伸されても「淀屋橋から出町柳へ」と歌われることはなかった。1996年(平成8年)に発売されたVHSビデオ「甦る京阪電車の昭和時代」に「天満橋から三条へ」バージョンが、1994年(平成6年)に発売されたCD「三木鶏郎集大成CD〜トリロー・コレクション」、2001年(平成13年)に発売されたCD「スルッとKANSAI Sound Collection Vol.01」に「淀屋橋から三条へ」バージョンが収録されている。

その後、2003年(平成15年)に三浦理恵子が当時建設中の中之島新線にちなんだ[1]「中之島ゆき」名義で発表した「出町柳から」と「朝靄の京橋で乗り換え」が制作された。この曲は、同年5月21日に京阪電鉄が「淀屋レコード」名義でミニアルバムのCDを発売し、タワーレコード梅田店・難波店[1][2](大阪市)では週間邦楽インディーズシングルチャート1位、タワーレコードのネット販売で邦楽インディーズ部門1位[1]オリコンの週間インディーズシングルチャートでは最高8位(2003年8月4日付)を獲得した。このCDは元々関西のタワーレコードとアンスリー限定販売であったが、好評のため同年7月7日に全国発売されている。このCDは、2009年現在でもイベント等の際に入手可能である。冒頭の部分がK特急の発車メロディとして採用されていた。現在、後者の発車メロディーが京橋駅発快速特急で使用されており、前者は2008年のダイヤ改定の際に定期使用されなくなったが2016年3月19日のダイヤ改正で快速特急が復活したため併せて復活した(このほか、2009年臨時快速特急中之島行き運行時に流れた)。

そして、2008年(平成20年)に京阪中之島線が開業したのを記念して、同年10月8日に3代目おけいはん・森小路けい子こと神農幸が中之島線オープニングソング「はじまりは中之島」を朝日放送系列のレコード会社・中之島レコーズから発売した。作曲は“浪速のモーツァルト”ことキダ・タロー(モーツァルト北浜)が手掛けた。カップリング曲は「鴨リバーサイド物語」。

京阪特急

ひらかたパークひらかた大菊人形鴨川など京阪特急沿線の風物のほか、琵琶湖(遊覧船への連絡案内を行っていた)や比叡山ドライブウェイなど、京阪グループが関わる沿線外の地域の風物も歌い込んでいる。なお、当時の京阪特急は京阪間ノンストップで、枚方市駅には停車しなかった(ひらかたパーク最寄りの枚方公園駅は現在でも通過する)。
歌詞は当時の車窓を反映していたが、京都市街の鴨川東岸を走っていた区間は1987年(昭和62年)に地下化されて車窓から鴨川が消えたほか、ひらかたパークのひらかた大菊人形も2005年(平成17年)を限りに開催されなくなった。

出町柳から

  • 作詞:Sadahiro Ikeda
  • 作曲:Sadahiro Ikeda / Akihito Hayashi
  • 編曲:Yoshiki Aoi
  • 歌:中之島ゆき(三浦理恵子)
当初はCMでのみ使用する予定だったが、代理店に楽曲制作を依頼したところフルコーラスが完成していたため、CD化が検討された。そしておけいはんのCMが好評であったことから、CD化に踏み切った[2]

朝靄の京橋で乗り換え

  • 作詞:Sadahiro Ikeda
  • 作曲:Sadahiro Ikeda / Akihito Hayashi
  • 編曲:Yoshiki Aoi
  • 歌:中之島ゆき(三浦理恵子)
歌詞に「枚方市にはこの秋からいいことがあると誰かが言ってます」とあるが、これは「枚方市駅の特急停車」のダイヤ改正予告であった(当時は枚方市駅には「出町柳から」で歌われているように、平日朝ラッシュ時の淀屋橋行きのみ停車であった)。なお、同改正では樟葉も特急停車駅となった(当初は樟葉に停車させる計画はなかったが、2003年春頃の段階で急遽樟葉も枚方市同様、新規特急停車駅の計画に加えた)。

はじまりは中之島

  • 作詞:池田定博
  • 作曲:キダ・タロー(モーツァルト北浜)
  • 編曲:中川昌
  • 歌:神農幸(3代目おけいはん・森小路けい子)
京阪電気鉄道中之島線の開業イメージソング。開業に合わせ、CMで頻繁に流れていた。
  • カップリング:鴨リバーサイド物語
京阪電気鉄道鴨東線神宮丸太町駅京阪本線祇園四条駅清水五条駅の駅名改称PR曲である。

備考

脚注

  1. ^ a b c 京阪電鉄のCMソングがチャート“快走”インターネットアーカイブ) サンケイスポーツ 2003年6月20日
  2. ^ a b 京阪電車「おけいはん」 ヒットチャート快走中!! (インターネット・アーカイブ) スポーツニッポン 2003年6月20日

関連項目

外部リンク