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「あいちトリエンナーレ」の版間の差分

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2017年9月4日 (月) 22:28時点における版

あいちトリエンナーレ
Aichi Triennale
あいちトリエンナーレ2010のメーン会場となった 愛知芸術文化センター
あいちトリエンナーレ2010のメーン会場となった
愛知芸術文化センター
イベントの種類 美術展覧会
初回開催 2010年
会場 愛知芸術文化センター
名古屋市美術館
長者町会場
納屋橋会場
東岡崎駅会場
康生会場
松本町会場
主催 あいちトリエンナーレ実行委員会
公式サイト
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あいちトリエンナーレ: Aichi Triennale)は、愛知県2010年から3年ごとに開催される国際芸術祭。主催はあいちトリエンナーレ実行委員会。

経緯

2007年2月4日に行われた愛知県知事選挙で再選を果たした神田真秋は、国際芸術祭の開催をマニフェストに掲げていた[1]。同年9月、2010年秋に愛知県芸術文化センターを中心に開く骨格が発表され[2]、翌2008年2月には芸術祭を3年ごとに行うトリエンナーレとすることが決定した[3]。当時の呼称は「あいち国際芸術祭」だった[4]。同年7月29日、国立美術館館長を務める建畠晢芸術監督とすることが決定した[5]。10月14日、芸術祭の名称を「あいちトリエンナーレ」とすることが決まった[6]

第1回トリエンナーレは、2010年開催に向けて準備が進められていたが、2008年秋ごろからのトヨタショックなどにともなう県内の景気後退を受けて、2009年度予算編成では3億1800万円の予算要求のうち4割がカットされる事態となった[7]。2009年3月6日、愛知県議会は総事業費を従来から3割削減した13億8000万円とし、愛知県が8億5000万円、名古屋市が2億8000万円、残りを事業収入で賄うとする議案を可決した[8]

あいちトリエンナーレ2010

概要

テーマ 都市の祝祭 Arts and Cities
会期 2010年8月21日~10月31日
会場 愛知芸術文化センター名古屋市美術館、長者町会場、納屋橋会場、
名古屋城オアシス21、中央広小路ビル、七ツ寺共同スタジオ
芸術監督 建畠晢国立国際美術館館長)
参加アーティスト 131組[9]
入場者数 57万2023人[9]
主催 あいちトリエンナーレ実行委員会、愛知芸術文化センター、名古屋市美術館

プレイベント

  • 2009年8月15日から10月25日にかけて、愛知県立芸術大学で教鞭を執り、数々の現代芸術家を教えた櫃田伸也と教え子の作品を展示する「放課後のはらっぱ -櫃田伸也とその教え子たち-」が愛知県美術館名古屋市美術館で開かれた。
  • 同年8月8日から9月23日にかけて、「うしろの正面 -アーティストたちの誠実な遊戯-」が愛知芸術文化センターで開かれた。
  • 同年10月10日から11月15日にかけて、「長者町プロジェクト2009」が長者町会場で開催された。

会場

納屋橋会場
  • メーン会場を愛知県美術館が入居する愛知芸術文化センターとし、名古屋市美術館と長者町、納屋橋の各会場で主に展示が行われた。長者町会場は、空きビルが目立つ繊維問屋街の長者町(名古屋市中区錦2丁目)の空きビルの内部や壁面を利用したもので、各所を回れるようになっていた。また、納屋橋会場は、納屋橋近くの元ボウリング場のビル(中区1丁目)を利用したもの。
  • 開催期間中は、あいちトリエンナーレ2010のラッピングをしたベロタクシーが会場間を走行しており、環境に配慮した乗り物として来場者の足となっていた。このほか、草間彌生のデザインした水玉模様のプリウス「草間の水玉プリウス」がシャトル運行に3台、アーティストの送迎に1台使われたほか、愛知芸術文化センターに1台展示された[10]

その他

あいちトリエンナーレ2013

概要

テーマ 揺れる大地 - われわれはどこに立っているのか:場所、記憶、そして復活
会期 2013年8月10日~10月27日
会場 愛知芸術文化センター、名古屋市美術館、長者町会場、納屋橋会場、
東岡崎駅会場、康生会場、松本町会場
芸術監督 五十嵐太郎東北大学大学院工学研究科教授)
参加アーティスト 122組[16]
入場者数 約62万人[16]
主催 あいちトリエンナーレ実行委員会

プレイベント

会場

  • 長者町エリアでは、地下鉄伏見駅の入口や地下街で、台湾の打開連合設計事務所によるトリックアートが展示された[20]
  • 納屋橋エリアでは、納屋橋会場である東陽倉庫テナントビルに13名と1組(2名)、大名古屋ビルヂングに1名、計16名のアーティストの作品が展示された。

その他

  • 記録映画作家の土本典昭の『原発切抜帖』(1982年)、写真家の細江英公の『へそと原爆』(1960年)、劇作家のサミュエル・ベケットの『クワッド』(1981年)、映画監督のチャオ・イエの『ジャライノール』(2008年)など、映像作品がいくつか上映された[21]
  • 現代美術家のやなぎみわの演劇『ゼロ・アワー 東京ローズ最後のテープ』、第54回岸田國士戯曲賞受賞劇作家の柴幸男の『日本の大人』などが上演された。
  • 建築家の藤森照信宮本佳明青木淳石上純也藤村龍至らが作家として参加した。
  • 前回のトリエンナーレに続いて、斉と公平太デザインの「長者町くん」が参加。週末になると長者町会場に現れ、愛嬌をふりまいた[22]
  • 最終日の2013年10月27日、岡崎市ではちょうちん行列が行われ、松本町会場の松応寺で「クロージングイベント また逢う日まで」が開催された。同イベントにはオカザえもんも参加した[23]
  • 芸術監督の五十嵐太郎が2013年度の芸術選奨新人賞芸術振興部門を受賞した。

あいちトリエンナーレ2016

岡崎公園会場(ペンタルム・ルミナリウム)

概要

テーマ 虹のキャラヴァンサライ 創造する人間の旅 Homo Faber: A Rainbow Caravan
会期 2016年8月11日~10月23日
会場 愛知芸術文化センター、名古屋市美術館、長者町会場、栄会場、名古屋駅会場
PLAT会場、水上ビル会場、豊橋駅前大通会場
東岡崎駅会場、康生会場、岡崎公園会場、六供会場
芸術監督 港千尋多摩美術大学美術学部情報デザイン学科教授)
参加アーティスト 119組
入場者数 ---
主催 あいちトリエンナーレ実行委員会

脚注

  1. ^ 「中日新聞」 2007年2月21日朝刊、県内総合 19頁
  2. ^ 「中日新聞」 2007年9月26日朝刊、県内版 22頁
  3. ^ 「中日新聞」 2008年2月27日夕刊、1面岐阜 1頁
  4. ^ 「中日新聞」 2008年3月22日朝刊、県内版 24頁
  5. ^ 「中日新聞」 2008年7月30日、朝刊三社 25頁
  6. ^ 「中日新聞」 2008年10月15日、朝刊県内版 18頁
  7. ^ 「中日新聞」 2009年1月15日、朝刊県内版 18頁
  8. ^ 「中日新聞」 2009年2月7日、朝刊県内版 24頁
  9. ^ a b c 「中日新聞」 2010年11月1日、朝刊二社 28頁
  10. ^ 「中日新聞」 2010年8月4日、夕刊二社 10頁
  11. ^ 「中日新聞」 2010年5月7日、朝刊県内版 20頁
  12. ^ “入場者50万人突破 トリエンナーレ、目標大幅に上回る”. 中日新聞 CHUNICHI Web (中日新聞社). (2010年10月27日). http://www.chunichi.co.jp/article/aichi/20101027/CK2010102702000095.html [リンク切れ]
  13. ^ 「中日新聞」 2010年9月24日、夕刊ニ社 12頁
  14. ^ アーティスト - パフォーミング・アーツあいちトリエンナーレ2010公式サイト
  15. ^ 映像プログラムの上映スケジュールあいちトリエンナーレ2010公式サイト
  16. ^ a b “MAINICHI芸術食堂:あいちトリエンナーレ2013評 アート通じ社会考え /愛知”. 毎日新聞. (2013年11月6日). http://mainichi.jp/feature/news/20131106ddlk23040120000c.html 2013年12月13日閲覧。 
  17. ^ 斉と公平太 Kouheita Saitoあいちトリエンナーレ2010公式サイト
  18. ^ 現代美術作家が生み出した、白と黒のパブリック・アート!?「オカザえもん」とは何なのか?Special Interview : 斉と公平太WEBマガジン「LIVERARY」
  19. ^ ニュース あいちトリエンナーレ2013プレイベント「オープンアーキテクチャー」の参加者募集!!あいちトリエンナーレ2013公式サイト
  20. ^ アーティスト 打開連合設計事務所あいちトリエンナーレ2013公式サイト
  21. ^ ニュース 映像プログラムの上映スケジュールが決定しましたあいちトリエンナーレ2013公式サイト
  22. ^ “62万人が訪れた「あいちトリエンナーレ2013」閉幕。オカザえもんのセンパイ「長者町くん」”. コロカル(マガジンハウス. (2013年10月28日). http://colocal.jp/news/25518.html 2013年12月19日閲覧。 
  23. ^ “「あいちトリエンナーレ」閉幕-岡崎はちょうちん行列、松本町会場でフィナーレ”. 岡崎経済新聞. (2013年10月28日). http://okazaki.keizai.biz/headline/999/ 2013年12月13日閲覧。 

参考文献

  • 各会期ごとに発行の公式ガイドブック及び開催報告書など
  • 『トリエンナーレはなにをめざすのか 都市型芸術祭の意義と展望』 吉田隆之著 水曜社(文化とまちづくり叢書)2015年8月(ISBN 978-4880653648

外部リンク