「ゴエモン 新世代襲名!」の版間の差分
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: 攻撃力は低めだが、素早さに突出しており、ジャンプ力も2番目に高い。素早い敵との戦いで活躍できる。メインウェポンの段階によって連撃が可能。 |
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: ゴエモンシリーズでのヤエとの関係は不明。 |
: ゴエモンシリーズでのヤエとの関係は不明。 |
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: 『ムゲンボーグ』ではフィールドに彼女らしきキャラがおり名前もユイ<ref>{{citeweb|url=https://web.archive.org/web/20160627051158/http://www1.cablenet.ne.jp/myan/main/cg/mugen/settei/ebi.html|title=キャラクター&ムゲンボーグ エビス|accessdate=2016-10-08}}(2016年6月27日時点の[[インターネット |
: 『ムゲンボーグ』ではフィールドに彼女らしきキャラがおり名前もユイ<ref>{{citeweb|url=https://web.archive.org/web/20160627051158/http://www1.cablenet.ne.jp/myan/main/cg/mugen/settei/ebi.html|title=キャラクター&ムゲンボーグ エビス|accessdate=2016-10-08}}(2016年6月27日時点の[[インターネットアーカイブ|アーカイブ]])</ref>。 |
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:* メインウェポン:名刀夜桜→名刀彼岸桜→名刀八重桜→名刀桜吹雪 |
:* メインウェポン:名刀夜桜→名刀彼岸桜→名刀八重桜→名刀桜吹雪 |
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:* サブウェポン1:手裏剣 |
:* サブウェポン1:手裏剣 |
2017年9月4日 (月) 21:26時点における版
ジャンル | アクションゲーム |
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対応機種 | PlayStation |
発売元 | コナミ |
人数 | 1人 |
メディア | CD-ROM |
発売日 | 2001年12月20日 |
『ゴエモン 新世代襲名!』(ゴエモン しんせだいしゅうめい!)は、コナミから発売されたゲームソフト。がんばれゴエモンシリーズの1つ。 2001年12月20日にPlayStation用のアクションゲームとして発売された。
概要
前述の通りがんばれゴエモンシリーズの1つだが、舞台背景を江戸時代のテイストを残した近未来風にし、キャラクターが一新されている。
お尋ね者妖魔や、ステージをノーダメージでクリアした際に贈られる「ノーダメージ勲章」など新システムも加えられている。また、今回はサブウェポンが小判ではなく専用のエネルギーゲージを消費して使われるようになった。エネルギーゲージは敵が落とす電池を取ることで回復できる。
ストーリー
海外留学に出かけたものの落第してしまい、世界のあちこちを放浪した末NIPPONに帰ってきたゴエモン。しかし今のNIPPONは魔物で溢れかえっており、さらには将軍までもが魔物に操られて行方不明になってしまったという。
ゴエモンはご組の頭に命じられ、新入りのエビスと共に将軍を救出する旅に出るのだった。
キャラクター紹介
声優は基本的にPlayStation(PS)版、ゲームボーイアドバンス(GBA)版共通。
プレイヤーキャラクター
プレイヤーのライフ(体力)は3メモリ(1メモリにつきダメージ2回まで耐えられる。例外あり)、残機数は3。ライフはAREA2~5に1つずつ隠されているハートを取ると半メモリ分増やすことができる(4個で計2メモリまで増やせる)。ライフがなくなる、穴に落ちる、時間内にクリアできないなどで残機が減り、残機がなくなるとゲームオーバー。コンティニューは何度でも可能だが所持金が半分になる(初期値である100G以下にはならない)。
各キャラクターには能力が「攻撃力」「素早さ」「ジャンプ力」の3つに分けられており、S・A・B・Cの四段階ある。Sが最も高くCが最も低い。それぞれメインウェポンを1つ、サブウェポンを2つ、特殊能力を1つずつ持っている。
メインウェポンはパワーアップボールを取ることによって3段階までパワーアップし、ダメージを受けるとパワーダウンする。パワーアップボールをすぐ取り戻すのは可能。クリア後、あるイベントで「ノーダメージ勲章」を一定数以上持っていれば4段階までパワーアップできる。4段階目の武器はそれぞれ特殊な効果がある。サブウェポンを使用する際はエネルギーゲージが減少し、消費量より少なくなると使えなくなる。なお、メインウェポンのパワーアップ状況やエネルギーゲージはキャラクターごとに用意されており、コンティニューしても回復しない。
- ゴエモン
- 声 - 森久保祥太郎
- 能力 - 攻撃力:A 素早さ:B ジャンプ力:B
- 主人公。「ご組」の若頭で、世界放浪の旅から帰ってきたばかり。頭に命じられて騒動解決に乗り出す。
- 突出して高い能力はないが、4人の中では能力のバランスが取れたオーソドックスなタイプ。多くの局面で活躍できる。
- メインウェポン:キセル→シルバーキセル→ゴールドキセル→プラチナキセル
- サブウェポン1:G-マグナム
- 小型の銃からエネルギー弾を発射する。エネルギーゲージの消費は少なめ。
- サブウェポン2:G-ブラスター
- 大型の銃から敵を貫通する巨大なエネルギー砲を発射する。エネルギーゲージの消費は多め。
- 特殊能力:電磁キセル
- 遠くへ伸ばして敵を攻撃できたり、卍マークのブロックに引っ掛けて移動できる性質は過去の作品のチェーンキセルとほぼ同じだが、その名が示す通りチェーンの部分が電磁波になっている。
- エビス
- 声 - 川澄綾子
- 能力 - 攻撃力:S 素早さ:C ジャンプ力:C
- 「ご組」の一員。ゴエモンに憧れを抱いている、少し照れ屋なメカマニアの少女。頭に命じられてゴエモンのパートナーになる。持ち前の技術力からチームのブレーン的な役割を持ち、ゴエモンインパクトの改造も彼女が行った。ユイとは犬猿の仲。
- 素早さ・ジャンプ力は最低で、移動には向いていないが、攻撃力は全キャラクター中最高。体力が高いボス敵との戦いなどで活躍する。
- エビス丸との関係は不明。
- 『ムゲンボーグ』にゲスト参戦している。使用するムゲンボーグ「インパクトMk2」はキセルなどの武器で攻撃する。
- メインウェポン:ピコピコハンマー→ビッグピコハンマー→メガトンハンマー→ねこにゃんハンマー
- サブウェポン1:花火爆弾
- 小さな爆弾を投げつけて攻撃する。エネルギーゲージの消費は少なめ。
- サブウェポン2:ワイドスターマイン
- 上空に大量の爆弾を打ち上げて攻撃する。エネルギーゲージの消費は多め。
- 特殊能力:爆発ピコハンマー
- ハンマーのマークが書かれた特殊なブロックを破壊できるハンマー。攻撃にも使えるが、威力は低い。書籍によっては「爆裂ピコハンマー」表記の場合もある。
- ユイ
- 声 - 高田由美
- 能力 - 攻撃力:B 素早さ:S ジャンプ力:A
- ゴエモンの幼馴染で、御公義のくノ一。将軍を探す隠密行動の最中だが、本人は任務そっちのけでいい男探しに夢中。エビスとは犬猿の仲。AREA2から使用可能となる。
- 攻撃力は低めだが、素早さに突出しており、ジャンプ力も2番目に高い。素早い敵との戦いで活躍できる。メインウェポンの段階によって連撃が可能。
- ゴエモンシリーズでのヤエとの関係は不明。
- 『ムゲンボーグ』ではフィールドに彼女らしきキャラがおり名前もユイ[1]。
- メインウェポン:名刀夜桜→名刀彼岸桜→名刀八重桜→名刀桜吹雪
- サブウェポン1:手裏剣
- 小さな手裏剣を投げつけて攻撃する。エネルギーゲージの消費は少なめ。
- サブウェポン2:誘導手裏剣
- 十字キーで方向を操作できる巨大な手裏剣を投げて攻撃する。ユイがダメージを受けるか、手裏剣が画面外に出るか、一定時間経つまで自由に操作できる。エネルギーゲージの消費は多め。
- 特殊能力:ドルフィンダイブ
- 水中にもぐれるようになる。人魚変化の術と性質は同じ(ただし操作性が大きく異なる)。使用中は超音波で攻撃できるが、敵の動きを短時間止めるだけで倒すことはできない。
- サスケMarkII
- 声 - 小桜エツ子
- 能力 攻撃力:C 素早さ:A ジャンプ力:S
- 名前の通り、サスケの後継機であるカラクリメカ。後継機の中でも高性能な改良型として知られている。元の主人の命により、ゴエモンたちと行動を共にする。AREA3から使用可能となる。
- 攻撃力は最低だが、ジャンプ力が最も高く素早さも2番目に高い。特殊能力もあって穴が多いステージなどで活躍する。
- MarkIである、がんばれゴエモンシリーズのサスケの所在や元の主人が誰なのかは不明。
- メインウェポン:クナイα→クナイβ→クナイγ→クナイΩ
- 上方向および伏せているときはちょんまげ攻撃になる。
- サブウェポン1:バズーカ
- バズーカからミサイルを発射して攻撃する。エネルギーゲージの消費は少なめ。
- サブウェポン2:ホーミングバズーカ
- 敵をある程度追尾するミサイルを大量に発射する。エネルギーゲージの消費は多め。
- 特殊能力:ホバリング
- 背中のバーニアで滑空できる。上昇は出来ず移動中は無防備になってしまうが、移動可能な距離は非常に長く、遠く離れた足場にも到達できる。
- メインウェポン:クナイα→クナイβ→クナイγ→クナイΩ
妖魔に操られたキャラクター
- ハンゾウ
- 声 - 千葉進歩
- 甲信越忍軍の頭で、最後に将軍の消息を伝えた。妖魔に取り憑かれてしまい、EDOタワーを占拠し、そこを本陣として町を荒らしている。戦闘では常に飛行移動を行い、素早い動きでこちらを翻弄する。AREA1のボスキャラクター。インパクト「不如帰」を操る。
- コジロウ
- 声 - 小西克幸(PS版)
- 青年剣士。ムサシとはライバル関係にある。現在は妖魔に取り憑かれている。女性のような口調で話し、屈強な男をはべらせて生活しているなど男色家の傾向があり、ベンケイを敬愛している。戦闘ではムカデのような特殊な刀を操る。AREA2のボスキャラクター。
- ベンケイ
- 声 - 谷口節
- ヨシツネに忠義を誓う武将。日本掌握の野望を持ちはじめたヨシツネに不信感を覚え、その心の隙間を妖魔に付け込まれてしまう。戦闘ではミサイルやガトリング砲などを装備し、高い火力で攻めてくる。AREA3のボスキャラクター。インパクト「大槌」を操る。
- ヨシツネ
- 声 - 斎賀みつき
- 青年武将。中性的な容姿の美少年で、ベンケイいわく行く先々で女性たちが寄ってくるらしい。妖魔に取り憑かれ、日本掌握の野望に目覚めてしまう。戦闘では刀と巨大な笛を武器として使い、姿を消したまま斬撃の残像で攻撃を行う。AREA4のボスキャラクター。倒しても妖魔の呪縛は解けず、後にAREA5にて再登場し、インパクト「鵺」を操る。AREA6では一時的にプレイヤーが操作できる。
- ムサシ
- 声 - 渡辺明乃(PS版)
- 剣豪の少女。コジロウとはライバル関係にある。他のキャラクターと違い、ひたすら強さを求めるあまりに自ら妖魔と融合する道を選んだ。戦闘では2本の愛刀を武器に炎と氷の技を繰り出してくる。AREA5のボスキャラクター。
インパクト
- ゴエモンインパクト
- これまでのシリーズにも登場するインパクト。本作では「『ご組』に伝わる伝説の巨大兵器」とされており、エビスの改良によって外見が変わっている。戦闘機のような形態に変形して飛行移動も可能。戦闘で使う必殺技は、名称や見た目こそ異なっているものの、性質は過去のインパクトの必殺技と似通ったものが多い。
- 不如帰 (HIDE IMPACT)
- ハンゾウが操るインパクト。AREA1で戦う。迷彩服を模したカラーリングが施されている。軽量・高速化を目標に製作されており、装甲(体力を表す)は他のインパクトに比べて薄いが、素早い動きに加えて分身などのトリッキーな行動が可能となっている。
- 大槌 (HEAVY IMPACT)
- ベンケイが操るインパクト。AREA3で戦う。重厚な外見をしており、それに比例して装甲も非常に厚く防御力が高い。ミサイル・爆弾・槌・バルカン砲を装備しており、搭乗者のベンケイ同様高い火力を有している。
- 鵺 (BLACK IMPACT)
- ヨシツネが操るインパクト。AREA5で戦う。漆黒の体に巨大な鎌を持ち、死神を思わせる風貌をしている。複数の光る鳥に分裂することが可能なほか、頭部には最終兵器として強力なキャノン砲が搭載されている。攻撃力・防御力・機動力の全てに優れた強力なインパクト。
その他
- お頭
- 声 - 松本保典(PS版)
- ご組の頭だが、現在は妖魔との戦いで負傷しており、腕にギプスを付けている。容姿や声優は初代ゴエモンと同じだが、目元が陰になって隠れており、正体は秘密とされている。
- キヨ姫
- 声 - 松井菜桜子
- 妖魔軍団を束ねる頭領。ランドセルを背負った幼い少女の容姿をしているが、凄まじい妖力を秘めている。本作のラストボス。戦闘では鬼と甲殻類が融合したような異形の姿へと変化する。ゴエモンたちに倒された後、将軍を攫ったのは鷹狩りに来た彼を見て一目惚れしたためであると明かす。その想いが将軍に届くことはなかったが、今度は自分が妖魔であろうと受け入れてくれたゴエモンに惚れてしまう。
- トキタダ
- GBA版オリジナルキャラクター。GBA版での事件の黒幕でラスボスはキヨ姫ではなく、彼に変更されている。
- 将軍
- 声 - 不明
- EDOを束ねる人物。キヨ姫率いる妖魔軍団に誘拐される。キヨ姫が妖魔であることが原因で交際には難色を示していたが、当のキヨ姫がゴエモンに惚れてしまったため「わしも応援しておるぞ」などと胸をなでおろしていた。
ゴエモン ニューエイジ出動!
2002年2月28日にゲームボーイアドバンス用のアクションゲームとして発売された。
PS版との相違点
- PS版にあった各ムービー、ボイスがカットされて、静止画のみが描かれている。
- AREA数が6から4に減っている。また、同じステージでも仕掛けが異なっている。
- デフォルトで使用できるキャラクターがゴエモン、エビスの2人になっており、ユイ、サスケmark2の2人はヨシツネと同じく一部のステージのみ使用できるキャラクターとなっている。
- 水中ステージでのユイの衝撃波は敵を倒すことができ、パワーアップアイテムをとることで衝撃波の威力が上がる。
- ボスキャラクターの中でコジロウ、ムサシの2人は登場せず、ムサシについてはステージ自体登場しない。そのためAREA2のボスがベンケイ、AREA3のボスがヨシツネ&鵺となっており、大槌は登場しない。
- GBA版ならではのオリジナルステージが用意されている。
- ストーリーに多少の変更がみられる。それに伴いラスボスもオリジナルキャラクターに変更されている。
漫画版
2001年に『コミックボンボン』で漫画化もされた。作者は津島直人。全4巻。
原作と比べて異なる設定がいくつか見られる。主な変更点は以下の通り。
- ゴエモンのGマグナムと思しき銃がエビスの武器になっている(後半はハンマーも使った)。
- エビスの性格がやや天然気味になっている。
- エビスとユイは仲が良い。
- ラストボスはアマクサというオリジナルキャラクターに変更されている。そのため、キヨ姫はGBA版同様に利用されていただけであり、いつも寂しい思いをしていた少女とされている。また、将軍とは遊び友達となっていた(エピローグでは江戸城で将軍と一緒にクラッシュギアで遊んでいた)。そのため、将軍やゴエモンに対する恋心はない。
- ヨシツネ、ベンケイは陰で暗躍するのみで実際に戦うことは無かった。
- ハンゾウ、コジロウ、ムサシは倒された後はゴエモン一向と行動を共にする。また、ハンゾウはレギュラーキャラクターとなっている。
- ハンゾウの部下たちが登場する。彼らもハンゾウと共にレギュラーとなる。
- ゴエモンは過去に妖魔に憑依されていた過去がある。またその頃から強靭な精神力で妖魔に支配されず、後に憑依していた妖魔は抜けたが、その頃の名残で妖魔の力が体に残っている。また、その力を戦闘で使うこともある。また、妖魔の力を使用すると瞳が対極図のような形に変化する。
- お頭は先代のゴエモンであることが確定となっている。終盤では初代ゴエモンインパクトのようなロボットを操って救援に現れた。また、復活後は顔が完全に描かれている。
- ヨシツネ、ベンケイの2人は名称不明の鬼率いる、「真・妖魔軍団」に参加したが、実際に戦うことは無く連載は終了した。
また、ゴエモンたちの少年時代を描いたエピソードも描かれた。
その他
- 2005年に発売されたニンテンドーDS用ソフト『がんばれゴエモン 東海道中 大江戸天狗り返しの巻』では、本作における新世代ゴエモンの姿をしたキャラクターが「ゴエモンの偽者」として登場する。また、隠し要素によりキャラクターチェンジ時に新世代ゴエモンの姿になることができる。
脚注
- ^ “キャラクター&ムゲンボーグ エビス”. 2016年10月8日閲覧。(2016年6月27日時点のアーカイブ)