「アンドレアス・イヴァンシッツ」の版間の差分
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*'''アンドレアス・イヴァンシッツ'''本人も[[オーボエ]]と[[ピアノ]]演奏の教育を受けている。 |
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*[[オーストリア人]]として初めて[[FIFA 08]]及び[[FIFA 10]]([[国際サッカー連盟|FIFA]]が唯一公認する[[FIFAシリーズ]])の[[サッカー]][[ゲーム]]のタイトルパッケージを飾った。ちなみに[[日本]]では[[ロナウジーニョ]] ([[FCバルセロナ|バルセロナ]])と[[ウェイン・ルーニー]] ([[マンチェスター・ユナイテッドFC|マンチェスター・ユナイテッド]]) 、[[フランス]]では[[フランク・リベリー]] ([[バイエルン・ミュンヘン]])、[[スペイン]]では[[セルヒオ・ラモス]] ([[レアル・マドリード]])がタイトルパッケージを飾っている。 |
*[[オーストリア人]]として初めて[[FIFA 08]]及び[[FIFA 10]]([[国際サッカー連盟|FIFA]]が唯一公認する[[FIFAシリーズ]])の[[サッカー]][[ゲーム]]のタイトルパッケージを飾った。ちなみに[[日本]]では[[ロナウジーニョ]] ([[FCバルセロナ|バルセロナ]])と[[ウェイン・ルーニー]] ([[マンチェスター・ユナイテッドFC|マンチェスター・ユナイテッド]]) 、[[フランス]]では[[フランク・リベリー]] ([[FCバイエルン・ミュンヘン|バイエルン・ミュンヘン]])、[[スペイン]]では[[セルヒオ・ラモス]] ([[レアル・マドリード]])がタイトルパッケージを飾っている。 |
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== タイトル == |
== タイトル == |
2017年8月29日 (火) 10:30時点における版
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名前 | ||||||
愛称 | アンディ、イヴ | |||||
ラテン文字 | Andreas IVANSCHITZ | |||||
基本情報 | ||||||
国籍 | オーストリア | |||||
生年月日 | 1983年10月15日(41歳) | |||||
出身地 | アイゼンシュタット | |||||
身長 | 183cm | |||||
体重 | 79kg | |||||
選手情報 | ||||||
在籍チーム | FCヴィクトリア・プルゼニ | |||||
ポジション | MF (OH, SH) | |||||
背番号 | 27 | |||||
利き足 | 左 | |||||
ユース | ||||||
1989-1998 | ASK Baumgarten | |||||
1998-2000 | SKラピード・ウィーン | |||||
クラブ1 | ||||||
年 | クラブ | 出場 | (得点) | |||
1999-2005 | SKラピード・ウィーン | 147 | (25) | |||
2005-2006 | レッドブル・ザルツブルク | 13 | (1) | |||
2006-2011 | パナシナイコス | 67 | (10) | |||
2009-2011 | → 1.FSVマインツ05 | 47 | (9) | |||
2011-2013 | 1.FSVマインツ05 | 57 | (13) | |||
2013-2015 | レバンテUD | 49 | (4) | |||
2015-2017 | シアトル・サウンダーズFC | 34 | (4) | |||
2017- | FCヴィクトリア・プルゼニ | |||||
代表歴2 | ||||||
オーストリア U-16 | 10 | (0) | ||||
オーストリア U-17 | 7 | (1) | ||||
オーストリア U-18 | 5 | (1) | ||||
2001-2003 | オーストリア U-21 | 10 | (1) | |||
2003- | オーストリア | 69 | (12) | |||
1. 国内リーグ戦に限る。2017年1月20日現在。 2. 2016年4月23日現在。 ■テンプレート(■ノート ■解説)■サッカー選手pj |
アンドレアス・イヴァンシッツ(Andreas Ivanschitz, 1983年10月15日 - )は、オーストリア・アイゼンシュタット出身の元同国代表サッカー選手(MF)。FCヴィクトリア・プルゼニ所属。
経歴
クラブ
14歳で地元クラブASKバウムガルテンの育成部門よりオーストリア・ブンデスリーガに所属する名門SKラピード・ウィーンの育成部門へ移籍。同クラブの歴史上最年少となる16歳でトップチームでのデビューを果たした(正式にはセカンドチームに所属)。17歳でトップチームに昇格。当時のトップチームには元ACミランのデヤン・サビチェビッチや元FCバイエルン・ミュンヘンのアンドレアス・ヘルツォークらが所属していたが、18歳の頃から攻撃の主力選手としてチームに定着する。当時のチームメートにはギョルギ・ガリッチ、ローマン・キーナスト、マーティン・ヒデン、ヘルゲ・パイヤー等がいた。
SKラピード・ウィーンではオーストリア・ブンデスリーガの公式戦で147試合に出場し25得点39アシストを記録、「10年に一人の才能」と評価される。2005年にはオーストリア・ブンデスリーガで優勝、オーストリア・カップで準優勝を果たし、翌年にはUEFAチャンピオンズリーグ本大会にも出場した。
2006年1月に同リーグのレッドブル・ザルツブルクへ移籍するものの8月にはギリシャ1部のパナシナイコスFCへ移籍。再びレギュラーに定着し、同リーグでの準優勝やUEFAチャンピオンズリーグやUEFAヨーロッパリーグへの出場等に貢献している。
2009年7月19日よりドイツ・ブンデスリーガに属する1.FSVマインツ05に在籍。トーマス・トゥヘル監督の下、トップ下、左右の中盤、ボランチなど様々なポジションでプレーした。UEFAヨーロッパリーグ予選を含む公式戦113試合に出場し24得点20アシストを記録した。1.FSVマインツ05での初得点はFCバイエルン・ミュンヘンを相手に決めた決勝点であった。
2013年6月10日、スペイン・プリメーラ・ディビシオンのレバンテUDに移籍した。主に左の中盤及びトップ下でプレーし、公式戦51試合に出場し5得点10アシストを記録した。
2015年8月4日、メジャーリーグサッカーのシアトル・サウンダーズFCに移籍した。「欧州以外でプレーを経験したかったし、特にアメリカでプレーすることはかなえたい夢の一つであった」とこの移籍について自ら語っている[1]。同チームでは主に左の中盤及びトップ下でプレーし、公式戦39試合に出場し5得点10アシストを記録。アメリカ・メジャーリーグでの優勝に貢献した。
代表
各アンダーカテゴリーでの代表歴があり、オーストリアA代表でデビューを果たしたのは19歳の時の2003年。数ヵ月後、当時のハンス・クランクル代表監督は19歳のイヴァンシッツをその将来性とインテリジェンスの高さを評価して代表チームの主将に任命、オーストリアA代表の歴史上最年少代表主将が誕生した。いかに当時のイヴァンシッツに対しての期待が大きかったが現れている。その後にオーストリアA代表を率いたヨーゼフ・ヒッケルスベルガー(UEFA EURO 2008に出場)及びカレル・ブリュックナー監督の下でも主力として常に招集され攻撃の核として活躍。
ディートマー・コンスタンティーニが代表監督在任中は招集されなかったが、マルセル・コラー現代表監督の下では2011年から2014年6月まで再び招集された。以降はミッドフィルダーのポジションでプレーするダヴィド・アラバ(FCバイエルン・ミュンヘン)やマルコ・アルナウトヴィッチ(ストーク・シティFC)、マルセル・ザビッツァー(RBライプツィヒ)等の台頭により招集されていない。代表での10番はズラトコ・ユヌゾヴィッチ(ヴェルダー・ブレーメン)に譲った形になった。
プレースタイル
「アンドレアス・ヘルツォークの再来」と称された攻撃的MF。正確なパスセンスに高い得点能力を持ち合わせる。当初はクラシカルなタイプのゲームメーカーであったが、1.FSVマインツ05所属時代に当時のトーマス・トゥヘル監督に中盤での守備や「ゲーゲンプレス」を指導され、中盤での守備力も身に着けた。ミドルシュートやフリーキックを直接決めたり、中盤の底からのスルーパスで数多くのアシストを記録するなど多彩な形でチームの攻撃に絡む選手である。
エピソード
- 音楽演奏家の父と高校教師の母の間に3人兄弟の末っ子として生まれる。典型的な音楽一家で父親のエーヴァルト(1953-2014)はクラリネット演奏者としてヨーゼフ・ハイドン室内管弦楽団、オーパンバルオーケストラ、ウィーン・トーンキュンストラー管弦楽団等に所属し、メルビッシュ湖上音楽祭などにも出演。多数の海外公演にも参加しており、日本や韓国、台湾、マレーシア等を訪れている。またポルカやワルツ、行進曲の作曲家として、そしてフランツ・ヨーゼフ・ハイドン音楽院の音楽教育者として知られていた。
- 兄のクレーメンスはサッカー選手としてオーストリア・ブンデスリーガに属するSVマッテルスブルクに所属したこともあったが、目立った活躍はなく現在では引退してMCや音楽プロデューサーとして活動している。
- オーストリア人として初めてFIFA 08及びFIFA 10(FIFAが唯一公認するFIFAシリーズ)のサッカーゲームのタイトルパッケージを飾った。ちなみに日本ではロナウジーニョ (バルセロナ)とウェイン・ルーニー (マンチェスター・ユナイテッド) 、フランスではフランク・リベリー (バイエルン・ミュンヘン)、スペインではセルヒオ・ラモス (レアル・マドリード)がタイトルパッケージを飾っている。
タイトル
- オーストリア・ブンデスリーガ優勝1回 (2005)
- オーストリア・カップ準優勝1回 (2005)
- ギリシャカップ準優勝1回 (2007)
- MLSカップ優勝1回 (2016)
所属クラブ
- SKラピード・ウィーン 2000-2005
- レッドブル・ザルツブルク 2005-2006
- パナシナイコス 2006-2011
- → 1.FSVマインツ05 2009-2011
- 1.FSVマインツ05 2011-2013
- レバンテUD 2013-2015
- シアトル・サウンダーズFC 2015-2017
- FCヴィクトリア・プルゼニ 2017-
個人成績
下記表のその他にはUEFAチャンピオンズリーグ、UEFAヨーロッパリーグ、CONCACAFチャンピオンズリーグ、メジャーリーグサッカーのプレーオフが含まれる
クラブ | シーズン | リーグ | カップ | リーグカップ | その他 | 期間通算 | |||||
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出場 | 得点 | 出場 | 得点 | 出場 | 得点 | 出場 | 得点 | 出場 | 得点 | ||
オーストリア | リーグ | カップ | リーグカップ | その他 | 期間通算 | ||||||
SKラピード・ウィーン | 1999-2000 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 |
2000-01 | 14 | 2 | 2 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 18 | 2 | |
2001-02 | 24 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 5 | 0 | 30 | 1 | |
2002-03 | 36 | 5 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 38 | 5 | |
2003-04 | 25 | 7 | 2 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 27 | 8 | |
2004-05 | 29 | 5 | 3 | 1 | 0 | 0 | 4 | 0 | 36 | 6 | |
2005-06 | 18 | 5 | 0 | 0 | 0 | 0 | 8 | 0 | 26 | 5 | |
通算 | 147 | 25 | 10 | 2 | 0 | 0 | 19 | 0 | 176 | 27 | |
レッドブル・ザルツブルク | 2005-06 | 12 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 12 | 1 |
2006-07 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | |
通算 | 13 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 13 | 1 | |
ギリジャ | リーグ | カップ | リーグカップ | その他 | 期間通算 | ||||||
パナシナイコス | 2006-07 | 26 | 4 | 6 | 1 | 0 | 0 | 7 | 0 | 39 | 5 |
2007-08 | 24 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 8 | 3 | 32 | 6 | |
2008-09 | 17 | 3 | 0 | 0 | 6 | 1 | 5 | 0 | 28 | 4 | |
通算 | 67 | 10 | 6 | 1 | 6 | 1 | 20 | 3 | 99 | 15 | |
ドイツ | リーグ | カップ | リーグカップ | その他 | 期間通算 | ||||||
マインツ05 | 2009-10 | 27 | 6 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 28 | 6 |
2010-11 | 20 | 3 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 22 | 3 | |
2011-12 | 26 | 6 | 1 | 1 | 0 | 0 | 2 | 0 | 29 | 7 | |
2012-13 | 31 | 7 | 3 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 34 | 8 | |
通算 | 104 | 22 | 7 | 2 | 0 | 0 | 2 | 0 | 113 | 24 | |
スペイン | リーグ | カップ | リーグカップ | その他 | 期間通算 | ||||||
レバンテ | 2013-14 | 29 | 3 | 2 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 31 | 4 |
2014-15 | 20 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 20 | 1 | |
通算 | 49 | 4 | 2 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 51 | 5 | |
アメリカ | リーグ | カップ | リーグカップ | その他 | 期間通算 | ||||||
シアトル・サウンダーズ | 2015 | 6 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 1 | 9 | 2 |
2016 | 28 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | 31 | 3 | |
通算 | 34 | 4 | 0 | 0 | 0 | 0 | 6 | 1 | 40 | 5 | |
オーストリア | 160 | 26 | 10 | 2 | 0 | 0 | 19 | 0 | 189 | 28 | |
ギリジャ | 67 | 10 | 6 | 1 | 6 | 1 | 20 | 3 | 99 | 15 | |
ドイツ | 104 | 22 | 7 | 2 | 0 | 0 | 2 | 0 | 113 | 24 | |
スペイン | 49 | 4 | 2 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 51 | 5 | |
アメリカ | 34 | 4 | 0 | 0 | 0 | 0 | 6 | 1 | 40 | 5 | |
総通算 | 414 | 65 | 25 | 5 | 6 | 1 | 47 | 6 | 492 | 77 |
脚注
外部リンク
- http://andreasivanschitz.com/#biografie (公式HP)
- https://twitter.com/andivan (公式ツィッター)