コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

「ペッカ・リネ」の版間の差分

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
削除された内容 追加された内容
編集の要約なし
Cewbot (会話 | 投稿記録)
m Bot作業依頼:英語版ウィキペディアへのウィキリンク書式の修正依頼 - log
33行目: 33行目:
2007年-2008年シーズンにおいてプレデターズでダン・エリスが成績を残したため、スターターであったクリス・メイソンは[[セントルイス・ブルース]]にトレードに出され、2008年-2009年シーズンではリネがエリスのバックアップに昇格した。
2007年-2008年シーズンにおいてプレデターズでダン・エリスが成績を残したため、スターターであったクリス・メイソンは[[セントルイス・ブルース]]にトレードに出され、2008年-2009年シーズンではリネがエリスのバックアップに昇格した。


2008年12月1日、リネは完封の記録で、プレデターズのゴールテンダーとして2人目のルーキーとなった。2009年2月、リネは12試合中9勝し、防御率0.944、GAA1.72を記録した。彼はNHL月間ルーキーに選ばれた<ref>{{cite web | title=Predators' Rinne named NHL Rookie of the Month | work=NHL.com | url=http://www.nhl.com/ice/news.htm?id=411982 | accessdate=19 March 2009}}</ref>。3月14日、シーズン7回目の完封でプレデターズの記録に残った<ref>{{cite web | title=Rinne sets shutout record as Predators win in Phoenix | work=[[::en:The City Paper|The City Paper]] | url=http://www.nashvillecitypaper.com/news.php?viewStory=66813 | accessdate=19 March 2009}}</ref>。2009年、リネは[[アイスホッケー世界選手権]]に[[アイスホッケーフィンランド代表]]としてカリ・ラモと共にゴールテンダーとして出場した。リネはフィンランド代表としての初試合で完封し、30球防御した。
2008年12月1日、リネは完封の記録で、プレデターズのゴールテンダーとして2人目のルーキーとなった。2009年2月、リネは12試合中9勝し、防御率0.944、GAA1.72を記録した。彼はNHL月間ルーキーに選ばれた<ref>{{cite web | title=Predators' Rinne named NHL Rookie of the Month | work=NHL.com | url=http://www.nhl.com/ice/news.htm?id=411982 | accessdate=19 March 2009}}</ref>。3月14日、シーズン7回目の完封でプレデターズの記録に残った<ref>{{cite web | title=Rinne sets shutout record as Predators win in Phoenix | work=[[:en:The City Paper|The City Paper]] | url=http://www.nashvillecitypaper.com/news.php?viewStory=66813 | accessdate=19 March 2009}}</ref>。2009年、リネは[[アイスホッケー世界選手権]]に[[アイスホッケーフィンランド代表]]としてカリ・ラモと共にゴールテンダーとして出場した。リネはフィンランド代表としての初試合で完封し、30球防御した。


2010年-2011年シーズン開幕戦でリネは[[アナハイム・ダックス]]のフォワードのトロイ・ボディと衝突し、下半身を怪我した。アンダーズ・リンドバックがその後3試合を引き継ぎ、リネは復帰したが、12月に再度怪我をした。12月23日に完全復帰し、1月の1ヶ月間で彼にとって史上最高の防御率0.946、GAA1.71を記録した。このシーズンの記録から、リネは、リーグ所属のチームのゼネラル・マネージャーたちの審査による、NHLの最も優秀なゴールテンダーに与えられる[[ヴェジーナ賞]]の最終3名に残った。またNHLの[[最優秀選手]]に投票される[[ハート記念賞]]で第4位となり、NHLセカンド・チーム・オールスターに選ばれた。2011年、プレデターズは[[スタンレー・カップ]]・プレイオフでアナハイム・ダックス相手に4勝2敗で勝ち抜け、リネはプレデターズをチーム史上初の2回戦に導いた。
2010年-2011年シーズン開幕戦でリネは[[アナハイム・ダックス]]のフォワードのトロイ・ボディと衝突し、下半身を怪我した。アンダーズ・リンドバックがその後3試合を引き継ぎ、リネは復帰したが、12月に再度怪我をした。12月23日に完全復帰し、1月の1ヶ月間で彼にとって史上最高の防御率0.946、GAA1.71を記録した。このシーズンの記録から、リネは、リーグ所属のチームのゼネラル・マネージャーたちの審査による、NHLの最も優秀なゴールテンダーに与えられる[[ヴェジーナ賞]]の最終3名に残った。またNHLの[[最優秀選手]]に投票される[[ハート記念賞]]で第4位となり、NHLセカンド・チーム・オールスターに選ばれた。2011年、プレデターズは[[スタンレー・カップ]]・プレイオフでアナハイム・ダックス相手に4勝2敗で勝ち抜け、リネはプレデターズをチーム史上初の2回戦に導いた。

2017年8月28日 (月) 13:35時点における版

ペッカ・リネ
生誕
出生地
(1982-11-03) 1982年11月3日(42歳)
フィンランドケンペル
身長
体重
6 ft 5 in (1.96 m)
196 lb (89 kg; 14 st 0 lb)
ポジション ゴールテンダー
キャッチ 左手
所属チーム ナッシュビル・プレデターズ
過去所属 オウルン・カルパト
HCディナモ・ミンスク
代表 フィンランド
NHLドラフト 全体258位(2004年
ナッシュビル・プレデターズ
プロ選手期間 2001年 – 現在

ペッカ・リネ (Pekka Rinne 1982年11月3日-) は、フィンランド出身のアイスホッケーゴールテンダー。現在NHLナッシュビル・プレデターズに所属している。

経歴

2010年、プレデターズ所属のリネ

2000年から2003年、リネはフィンランドのホッケー・チームであるオウルン・カルパトのジュニア・チームでホッケーを学び、2005年に優勝したカルパトに2004年から2005年まで所属し、主にニクラス・バックストロムのバックアップを務めた。

2004年のNHLエントリー・ドラフトで8巡目258位でナッシュビル・プレデターズに指名された。2005年8月23日、プレデターズと契約し、プレデターズのトップ・マイナー・リーグであるアメリカン・ホッケー・リーグミルウォーキー・アドミナルズに所属し、北アメリカでの活動を始めた。当初リネはブライアン・フィンリーのバックアップ候補であったが、フィンリーの不調によりリネがスターターとなった。2006年夏、リネは面識のないカップルに暴行され[1]、その最中に肩を脱臼した。そのため手術を受けねばならず、シーズン最初の4ヶ月間出場できなかった。

2005年-2006年シーズンにプレデターズの2試合に出場した。1勝1敗で防御率0.900、1試合平均失点数(GAA)3.80の記録を残した。

2007年-2008年シーズンにおいてプレデターズでダン・エリスが成績を残したため、スターターであったクリス・メイソンはセントルイス・ブルースにトレードに出され、2008年-2009年シーズンではリネがエリスのバックアップに昇格した。

2008年12月1日、リネは完封の記録で、プレデターズのゴールテンダーとして2人目のルーキーとなった。2009年2月、リネは12試合中9勝し、防御率0.944、GAA1.72を記録した。彼はNHL月間ルーキーに選ばれた[2]。3月14日、シーズン7回目の完封でプレデターズの記録に残った[3]。2009年、リネはアイスホッケー世界選手権アイスホッケーフィンランド代表としてカリ・ラモと共にゴールテンダーとして出場した。リネはフィンランド代表としての初試合で完封し、30球防御した。

2010年-2011年シーズン開幕戦でリネはアナハイム・ダックスのフォワードのトロイ・ボディと衝突し、下半身を怪我した。アンダーズ・リンドバックがその後3試合を引き継ぎ、リネは復帰したが、12月に再度怪我をした。12月23日に完全復帰し、1月の1ヶ月間で彼にとって史上最高の防御率0.946、GAA1.71を記録した。このシーズンの記録から、リネは、リーグ所属のチームのゼネラル・マネージャーたちの審査による、NHLの最も優秀なゴールテンダーに与えられるヴェジーナ賞の最終3名に残った。またNHLの最優秀選手に投票されるハート記念賞で第4位となり、NHLセカンド・チーム・オールスターに選ばれた。2011年、プレデターズはスタンレー・カップ・プレイオフでアナハイム・ダックス相手に4勝2敗で勝ち抜け、リネはプレデターズをチーム史上初の2回戦に導いた。

2011年10月29日にダックスを下し、リネは完封22でプレデターズの記録を作った。11月3日、リネは7年間4,900万ドルの契約をし、当時プレデターズ史上最大の契約となった。

2011年-2012年シーズンの間、リネはトーマス・ヴォコアンの8連勝を抜いて11連勝の記録を作った。2012年4月25日、2年連続ヴェジーナ賞最終候補となった。前年に続きリネは好調で、2012年プレイオフでデトロイト・レッドウィングスと対戦し、4勝1敗で2回戦進出への一翼を担った。しかし2回戦ではフェニックス・コヨーテズと5試合対戦したが敗退した。

2012年9月25日、2012年から2013年のNHLロックアウトに伴いリネはベラルーシにあるKHLHCディナモ・ミンスクに参加した。12月にディナモを離れ、2013年1月ロックアウト終了と同時にプレデターズに復帰したが、2012年-2013年シーズンは48試合しか行われなかった。

2013年5月、腰の関節鏡を受けた。当時腰が感染症を起こ しており、2013年10月24日、リネは活動を休止し、綿密なリハビリを開始した[4]。2014年3月5日、復帰したがピッツバーグ・ペンギンズと対戦し3対1で敗退した。

2015年、再度ヴェジーナ賞最終候補に残った。

国際試合

2014年5月、リネはフィンランドのオールスター・チームに選ばれ、チームはアイスホッケー世界選手権で銀メダルを獲得し、リネはMVPを獲得した[5]

プレイスタイル

ゴールテンダーとしてバタフライ・スタイルを取り入れており、早めに膝を床につき、低いパッドを足でブロックする。6フィート5インチ(1.96m)の長身のリネは、タンパベイ・ライトニングのベン・ビショップの6フィート7インチ(2.01m)、バッファロー・セイバーズのアンダーズ・リンドバック、シカゴ・ブラックホークスのスコット・ダーリング、ミネソタ・ワイルドのデヴァン・ダブニックの6フィート6インチ(1.96m)に続き5番目に高く、ミネソタ・ワイルドのダーシー・クーンパーと同じ高さである。この身長の高さがスティックや足をパッドに届きやすくしている。

私生活

2013年5月、長年交際していたクリシー・レートサーリと婚約した[6]

統計

レギュラー・シーズン

GP = 試合数、W = 勝, L = 敗, T = 引き分け(2005-2006年以降廃止), OTL = 延長敗, GA = 失点, SO = シャットアウト、GAA = 平均失点数、SV% = 防御率

シーズン チーム リーグ GP W L T OTL MIN GA SO GAA SV%
2002–03 オウルン・カルパト SMリーガ 1 0 1 0 60 3 0 3.00 .893
2003–04 オウルン・カルパト SMリーガ 14 5 4 4 824 41 0 2.99 .897
2004–05 オウルン・カルパト SMリーガ 10 8 0 1 572 16 0 1.68 .927
2005–06 ミルウォーキー・アドミナルズ AHL 51 30 18 2 2960 139 2 2.82 .904
2005–06 ナッシュビル・プレデターズ NHL 2 1 1 0 63 4 0 3.80 .900
2006–07 ミルウォーキー・アドミナルズ AHL 29 15 7 6 1670 65 3 2.34 .920
2007–08 ミルウォーキー・アドミナルズ AHL 65 36 24 3 3840 158 5 2.47 .908
2007–08 ナッシュビル・プレデターズ NHL 1 0 0 0 29 0 0 0.00 1.000
2008–09 ナッシュビル・プレデターズ NHL 52 29 15 4 2999 119 7 2.38 .917
2009–10 ナッシュビル・プレデターズ NHL 58 32 16 5 3246 137 7 2.53 .911
2010–11 ナッシュビル・プレデターズ NHL 64 33 22 9 3789 134 6 2.12 .930
2011–12 ナッシュビル・プレデターズ NHL 73 43 18 8 4169 166 5 2.39 .923
2012–13 HCディナモ・ミンスク KHL 22 9 11 1327 68 1 3.08 .897
2012–13 ナッシュビル・プレデターズ NHL 43 15 16 8 2444 99 5 2.43 .910
2013–14 ナッシュビル・プレデターズ NHL 24 10 10 3 1367 63 2 2.77 .902
2013–14 ミルウォーキー・アドミナルズ AHL 2 2 0 0 121 2 0 0.99 .943
2014–15 ナッシュビル・プレデターズ NHL 64 41 17 6 3851 140 4 2.18 .923
NHLトータル 381 204 115 43 21,957 862 36 2.36 .919

プレイオフ

シーズン チーム リーグ GP W L MIN GA SO GAA SV%
2003–04 オウルン・カルパト SMリーガ 2 1 0 22 0 0 0.00 1.000
2005–06 ミルウォーキー・アドミナルズ AHL 14 10 4 734 35 3 2.86 .905
2006–07 ミルウォーキー・アドミナルズ AHL 4 0 4 247 12 0 2.91
2007–08 ミルウォーキー・アドミナルズ AHL 6 2 4 15 1 2.51 .923
2009–10 ナッシュビル・プレデターズ NHL 6 2 4 358 16 0 2.68 .911
2010–11 ナッシュビル・プレデターズ NHL 12 6 6 748 32 0 2.57 .907
2011–12 ナッシュビル・プレデターズ NHL 10 5 5 609 21 1 2.07 .929
2014–15 ナッシュビル・プレデターズ NHL 6 2 4 425 19 0 2.68 .909
NHLトータル 34 15 19 2,140 88 1 2.47 .914

受賞歴

NHL

セカンド・オールスター・チーム 2011
ヴェジーナ賞最終候補 2011、2012、2015

インターナショナル

世界選手権最優秀ゴールテンダー 2015
世界選手権オールスター・チーム 2014
世界選手権MVP 2014

脚注

外部リンク