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ジャンバラヤの材料は主に米と野菜と肉がメインである。他に、燻製[[ソーセージ]]([[:en:andouille|andouille]])、鶏肉、[[タマネギ|玉ねぎ]]、ベルペッパー(緑色の[[パプリカ]])、[[セロリ]](ルイジアナ州の料理では玉ねぎ、パプリカ、セロリをあわせて[[聖なる三位一体 (料理)|聖なる三位一体]]と呼ぶ)といったものを入れる。[[豚肉]]や[[うさぎ]]の肉、[[魚介類]]([[エビ|海老]])を入れる場合もある。通常はトマトを入れないが、ニューオーリンズ風のジャンバラヤはトマトベースの味付けである。 |
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2017年8月28日 (月) 12:24時点における版
ジャンバラヤ(jambalaya)は、米を使ったケイジャン料理の一つである。また、カントリー・ソングのスタンダード・ナンバーの名前でもある。
概要
ジャンバラヤはスペイン料理のパエリアに起源があり、ルイジアナ買収でアメリカ領になった地域を一時期支配していたスペイン人によってもたらされたものではないかといわれる。労働者や漁師らが食べていた庶民的な料理で、唐辛子を使うことが多く、ガンボと並んで、ケイジャン料理と呼ばれるルイジアナの代表的な料理である。
大きな鍋で作って大人数で食べることが多く、現在ではバーベキューと並んで屋外パーティの主役になることが多い。ルイジアナ州においては、ハンバーガーやホットドッグと並んで、屋外スポーツ施設の売店の定番メニューである。
材料
ジャンバラヤの材料は主に米と野菜と肉がメインである。他に、燻製ソーセージ(andouille)、鶏肉、玉ねぎ、ベルペッパー(緑色のパプリカ)、セロリ(ルイジアナ州の料理では玉ねぎ、パプリカ、セロリをあわせて聖なる三位一体と呼ぶ)といったものを入れる。豚肉やうさぎの肉、魚介類(海老)を入れる場合もある。通常はトマトを入れないが、ニューオーリンズ風のジャンバラヤはトマトベースの味付けである。
作り方
ジャンバラヤの作り方は、大まかにいって以下の通りである。
- 米をざっと洗ってざるにあげ、水気を切っておく。
- 鍋に油を熱し、鶏肉とソーセージを炒めて取り出す。
- 同じ鍋にタマネギ、セロリ、ベルペッパーを入れ、塩、コショウ(または唐辛子)を加え、中火でかき混ぜながらタマネギが柔かくあめ色になるまで炒める。
- ニンニク(場合によってはトマト)、ケイジャンスパイス、タバスコ等を加え、さらに5分ほど炒める。鶏肉とソーセージを鍋に戻し、水を加え、ふたをして弱火で15分〜20分煮込む。
- 米を加えよく混ぜ、半透明になるまで炒める。
- スープストック(またはブイヨンをお湯で溶いたもの)を加えてよく混ぜる。
- 炊き上がったらふたをしたまま10分ほど蒸らす。
ケイジャンスパイスとは、パプリカ、ガーリックパウダー、黒コショウ、オニオンパウダー、カイエン(チリペパー)、オレガノ、タイム、塩等を混合したもの。アメリカでは混合済みの既製品が売られている。
カントリー・ソング
ジャンバラヤの名前は、この料理を歌ったハンク・ウィリアムズの楽曲(カーペンターズなどのカバーでも有名)としても知られる。「この料理を食べて友を送り出そう」といった内容のカントリー・ソングである。