「東経110度CS放送 (左旋円偏波)」の版間の差分
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*[[4320p|8K UHD]]は2Kの(横4倍×縦4倍)16倍である(7680×4320) |
*[[4320p|8K UHD]]は2Kの(横4倍×縦4倍)16倍である(7680×4320) |
2017年7月29日 (土) 00:25時点における版
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左旋円偏波による東経110度CS放送は、東経110度衛星から送信される左旋円偏波による放送。
BSとパラボラアンテナは共用できるが、現行の放送は右旋円偏波であるため、左旋円偏波も受信できるアンテナが必要である。2016年夏以降に、ISDB-S方式の4K・8K UHDテレビ放送で利用される予定となっている。物理チャンネルは、チャンネル番号がND1からND23の奇数である。帯域34.5MHzが12チャンネルであり、1チャンネルあたり48スロットである。1チャンネルあたりおよび1スロットあたりの伝送容量は右旋円偏波と同様であり、BSの約2/3である。既に左旋円偏波を受信するアンテナなどの受信機器が販売されている[1]現在、左旋円偏波はN-SAT-110から送信されており、通信用途に利用されているが、2016年(平成28年)12月22日にJCSAT-15が打ち上げられて2018年(平成30年)12月1日からの4K、8K放送に利用される。 [2] [3]。
偏波 | BS(11.7-12.2GHz) | CS(12.25-12.75GHz) |
---|---|---|
右旋円偏波 | 1,3,5,7,9,11,13,15,17,19,21,23 | 2,4,6,8,10,12,14,16,18,20,22,24 |
左旋円偏波 | 18,20,22,24 | 1,3,5,7,9,11,13,15,17,19,21,23 |
BS・CS右旋円偏波はBSデジタル放送局、スカパー!が現在利用している。
アンテナ
- 右旋円偏波専用
- 現在一般的に売られているBS・CSアンテナであり、左旋円偏波は受信できない。
- 偏波切替方式
- 偏波を切り替えて伝送する方式。コンバーターへの電源を15Vまたは11Vとすることで切り替える。どちらか一方のみの受信になるため、分配して同時に異なる偏波を受信することはできない。スカパー!プレミアムサービス(水平及び垂直の直線偏波のため円偏波ではない)のようにアンテナと受信機が原則1:1になるため、共同受信には利用されない。
- メーカーによってはどちらの偏波に切り替えてもBSに限り分配できる機種もある(前述の通り日本のBSは右旋円偏波のみのため)。
- マスプロBC60など
- 1条伝送方式
- 右旋円偏波は従来どおり、左旋円偏波を高い周波数に変換して伝送する方式。分配して同時に異なる偏波を受信することができるため、共同受信に利用される方式である。2602MHz対応の同軸ケーブルと対応チューナーが必要。2.5GHzを利用する携帯電話(TD-LTE、WiMAX)や2.5GHz Wi-Fiなどへの相互干渉が心配される。対応していないチューナーのためにダウンコンバーターを設置して、チューナごとに偏波を切り替えることも考えられている。
- マスプロBC-Kシリーズなど
2016年にISDB方式で左旋円偏波の110度CS放送を利用して「8K UHD」「4K UHD」試験放送が開始される予定である。UHD(Ultra High Definition)は現行の放送、1080i(2K)に比べ映像・動画の解像度が高い規格。
2018年12月より本放送が始まる予定。 [6]
脚注
- ^ BS・CS衛星の軌道と位置 東芝
- ^ [1]通信衛星JSAT -15の打ち上げ成功のお知らせ
- ^ N-SAT-110には右旋円偏波用のトランスポンダに加え左旋円偏波用もあり、通信用途に利用されているが、予備衛星のJCSAT-110Rには右旋円偏波用しかない。ちなみにBSの左旋円偏波(BS-2からBS-16の偶数チャンネル)は韓国に割り当てられているため利用できないが、BS-18からBS-24が日本には割り当てられている。
- ^ 東経110度CSの左旋円偏波の放送利用に関する関係者の意見について 総務省
- ^ 4K・8Kロードマップに関するフォローアップWGにおける検討状況 総務省
- ^ [2] 総務省4K・8K放送の推進