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「新大久保駅乗客転落事故」の版間の差分

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m [鉄道事故]] 2006年7月1日 (土) 21:07 より分割
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2006年7月1日 (土) 13:35時点における版

新大久保駅乗客転落事故(しんおおくぼえきじょうきゃくてんらくじこ)では、2001年(平成13年)1月26日の19時14分頃に、東日本旅客鉄道(JR東日本)山手線新大久保駅で発生した、鉄道人身障害事故について述べる。

事故概要

山手線新大久保駅で線路に泥酔した男性が転落し、助けようとして2名がホームから線路に飛び降りたが、3名とも折から進入してきた電車にひかれ死亡した。

救助を試みて死亡したうちの1人が韓国人留学生であったことから、この事故は日本国内のマスメディアはもとより、韓国国内でも「美談」として大々的に報じられた。また、事故の犠牲者を追悼するプレートが新大久保駅のホームと改札の間の階段に設置された。

通常JRでは人身事故を起こした人間に対し、損害賠償を請求しているが、この事故では最初に転落した者に加えて救出しようとした2人にも請求しようとしたところ、JRに非難の抗議が殺到し、結局2人には請求せず、最初の転落者の家族にのみ請求した。

対策

これを契機としてホームにある非常列車停止ボタンの扱いを積極的に車内広告やテレビCMで促したり、非常列車停止ボタンの位置表示を明確にするなどがこの事故により行われた。また、全国で多くの駅に落下物検知装置やホームの側面に非常用ステップが取り付け、および非常列車停止ボタンや通報ボタンの増設などの対策がとられ、ホームドアの普及を促す声が高まった。