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2017年4月20日 (木) 08:26時点における版
SI-DRIVE(エスアイ・ドライブ、Subaru Intelligent-DRIVE)とは、富士重工業(スバル)が開発したドライブ・アシストシステムである。
概要
2006年5月24日、4代目レガシィがD型(後期型)になった際に初搭載。それ以降の新型車にも搭載車種が増えている。センターコンソール上にあるSI-DRIVEセレクタ-をドライバーが操作することによりエンジンの出力特性が変化し、なお搭載車種によって出力特性が変更されておりその車のイメージに合った出力特性となっている。ステアリングまたはセンターコンソールに設置されたボタンやダイヤルを回す事で3つのモードを使い分けることが出来る。その結果、異なるエンジンキャラクターが1台で楽しめるようになった。以下に、各モードの特性を記す。
インテリジェント・モード(Iモード)
最高出力が下がり(ターボ車の場合は過給圧の抑制)、燃費を意識した走りが可能になるモードである。燃費は従来と比べ約10%上昇している。渋滞や市街地走行など、要求される力が少ない場面に適している。なお「インテリジェントモードにしている限りレギュラーガソリンを使用しても問題ない」という情報は誤報なので注意が必要である。
スポーツ・モード(Sモード)
従来のセッティングをベースに更にセッティングを見直したモードであり、燃費は従来と比べ約5%上昇している。高速走行などに適している。
スポーツ・シャープ・モード(S♯モード)
スポーツ・モードに対してアクセル・レスポンスが増したモードである。ワインディングロードや追い越しなどに適している。 ステアリングのスイッチでも操作が可能である。 なお、エンジン始動直後の水温が低い状態では選択できない。 一部搭載されていない車種が存在する。
搭載車種
- 4代目レガシィ 2.0GT・3.0R(D型以降)、2.5i(F型以降)
- 5代目レガシィ (全グレード)
- 6代目レガシィ (全グレード)
- 初代レガシィアウトバック 3.0R(D型以降)、2.5i(F型以降)
- 2代目レガシィアウトバック (全グレード)
- 3代目レガシィアウトバック (全グレード)
- 初代レヴォーグ (全グレード)
- 1.6GTはスポーツシャープモード非搭載。搭載位置はステアリング内となる。
- 3代目インプレッサ WRX STI
- WRX S4/WRX STI
- WRX S4の搭載位置はステアリング内となる。
- 4代目インプレッサ 2.0i・2.0i-S系
- スポーツはGP6/GP7型、G4はGJ6/GJ7型。共にスポーツシャープモード非搭載。搭載位置はステアリング内となる。
- 2代目XV (全グレード)
- ハイブリッド車はGPE型。ガソリン車はGP7型。共にスポーツシャープモード非搭載。搭載位置はステアリング内となる。
- 3代目フォレスター 2.0XT
- 4代目フォレスター 2.0iを除く全グレード
- NA車はスポーツシャープモード非搭載、搭載位置はステアリング内となる。
- 初代エクシーガ 2.0GT、2.5i系
- 搭載位置はシフトレバーの前となる。