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2004年8月12日 (木) 10:36時点における版
ポンティウス・ピラトゥス(Pontios Pilatos 在位26-36)はローマの第5代ユダヤ総督。イエスの処刑に関係したことで有名。ポンテオ・ピラトとも。
ユダヤ人に対して常に強圧的・挑戦的な態度で臨み、ユダヤの反ローマ感情を悪化させた。最後には住民の直訴によって罷免されている。ローマ帝国では非支配住民にも総督のリコール権があった。
福音書ではピラトゥスは常にイエスに対して同情的な人物であったと描いているが、これは史実というより、初代教会と福音記者の親ローマ・反ユダヤ感情の反映であるといわれている。
関連事項
聖書の登場人物の一覧