「山形美術館」の版間の差分
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[[1964年]]8月、開館した<ref name=shinnbann> 『新版山形県大百科事典』P 724</ref>。[[1971年]]4月に、[[山形県立博物館|県立博物館]]が[[霞城公園]]内に開館したため博物館機能を同館に移管し、その後は美術品の単独館となった。[[1979年]]に現館名に改称した<ref name=shinnbann />。 |
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[[1985年]]8月10日には、開館20周年記念事業として本館を取り壊し改築した地下1階、地上3階からなる新館がオープンした。また翌1986年10月には、別館改修工事も完了した<ref name=shinnbann /> |
[[1985年]]8月10日には、開館20周年記念事業として本館を取り壊し改築した地下1階、地上3階からなる新館がオープンした。また翌1986年10月には、別館改修工事も完了した<ref name=shinnbann />。 |
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山形美術館は、開館時には[[日本画]]主体の美術館であったが、[[1985年]]の新館オープンの際に[[荻須高徳]]の指導によって収集した服部コレクションや[[吉野石膏]]からの寄託作品などから、東北有数のフランス近代絵画美術館として広く知られることとなった<ref>{{cite news |title=モネ、ルノワールに会いに印象派の美術館へ 珠玉の名画が集まる全国の美術館6選 桜と印象派を見に山形へ 吉野石膏コレクションを堪能 山形美術館|author=|agency=|publisher=日経ウーマンオンライン|date=2013-9-6 |url=http://wol.nikkeibp.co.jp/article/column/20130829/160741/|accessdate=2014-5-6}}</ref>。 |
山形美術館は、開館時には[[日本画]]主体の美術館であったが、[[1985年]]の新館オープンの際に[[荻須高徳]]の指導によって収集した服部コレクションや[[吉野石膏]]からの寄託作品などから、東北有数のフランス近代絵画美術館として広く知られることとなった<ref>{{cite news |title=モネ、ルノワールに会いに印象派の美術館へ 珠玉の名画が集まる全国の美術館6選 桜と印象派を見に山形へ 吉野石膏コレクションを堪能 山形美術館|author=|agency=|publisher=日経ウーマンオンライン|date=2013-9-6 |url=http://wol.nikkeibp.co.jp/article/column/20130829/160741/|accessdate=2014-5-6}}</ref>。 |
2017年2月26日 (日) 09:42時点における版
山形美術館 Yamagata Museum of Art | |
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施設情報 | |
正式名称 | 山形美術館 |
専門分野 | 美術 |
館長 | 菅野滋 |
管理運営 | 公益財団法人山形美術館 |
延床面積 | 6,400m2 |
開館 | 1964年(昭和39年)8月20日 |
所在地 |
〒990-0046 山形県山形市大手町1-63 |
位置 | 北緯38度15分21.2秒 東経140度19分56.7秒 / 北緯38.255889度 東経140.332417度座標: 北緯38度15分21.2秒 東経140度19分56.7秒 / 北緯38.255889度 東経140.332417度 |
外部リンク | 山形美術館 |
プロジェクト:GLAM |
山形美術館(やまがたびじゅつかん)は、山形県山形市にある美術館。運営は、公益財団法人山形美術館。
概要
山形新聞グループの服部敬雄の提唱によって、民間主体で山形県と山形市が全面的に協力する財団法人による運営によって「公立美術館より一段と幅広い県民の美術館」という理念のもとに財団法人山形美術博物館を設立。 1964年8月、開館した[1]。1971年4月に、県立博物館が霞城公園内に開館したため博物館機能を同館に移管し、その後は美術品の単独館となった。1979年に現館名に改称した[1]。
1985年8月10日には、開館20周年記念事業として本館を取り壊し改築した地下1階、地上3階からなる新館がオープンした。また翌1986年10月には、別館改修工事も完了した[1]。
山形美術館は、開館時には日本画主体の美術館であったが、1985年の新館オープンの際に荻須高徳の指導によって収集した服部コレクションや吉野石膏からの寄託作品などから、東北有数のフランス近代絵画美術館として広く知られることとなった[2]。
沿革
- 1962年(昭和37年)- 財団法人山形美術博物館設立。
- 1964年(昭和39年)8月20日 - 山形新聞・山形放送グループと山形市が出資する財団法人として、市有地である現在地に開館。
- 1968年(昭和43年) - 別館開設。
- 1985年(昭和60年)8月10日 - 新館オープン。
- 2011年(平成23年)4月 - 公益財団法人に移行。
- 2014年(平成26年)- 開館50周年。
常設展示
長谷川コレクション室
山形銀行および殖産銀行(現:きらやか銀行)の経営に参画してきた長谷川家が、多年にわたって収集した美術品を係累らから寄贈を受け展示している[3]。江戸時代の狩野派、文人画、円山四条派を系統的にたどることのできる内容となっている。
新海竹太郎・新海竹蔵彫刻室
山形市出身の近代彫刻の先駆者の一人である新海竹太郎とその甥である新海竹蔵の作品を展示している。
服部コレクション-20世紀フランス絵画
1991年(平成3年)亡くなった服部敬雄の業績を讃え、フランス絵画60点とロダン、マイヨール、ブールデルの彫刻4点を服部コレクションと名づけ展示している[3]。
吉野石膏コレクション-珠玉のフランス近代絵画
1981年春、山形県南陽市において、かつて操業していた吉野鉱山が社名の由来である吉野石膏株式会社が収集した美術品の寄託を受け展示している[3]。バルビゾン派、印象主義、キュビスム、抽象絵画、エコール・ド・パリの作品を見ることができる。
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モネ『テムズ河のチャリング・クロス橋』(1903年)吉野石膏コレクション(寄託品)
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ルノワール『庭で犬を膝に抱いて読書する少女』(1874年)吉野石膏コレクション(寄託品)
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マネ『イザベル・ルモニエ嬢の肖像』(1879年頃)吉野石膏コレクション(寄託品)
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渡辺崋山『渓澗野雉図』(天保8年または12年・1837年または1841年)
指定文化財
脚注
- ^ a b c 『新版山形県大百科事典』P 724
- ^ “モネ、ルノワールに会いに印象派の美術館へ 珠玉の名画が集まる全国の美術館6選 桜と印象派を見に山形へ 吉野石膏コレクションを堪能 山形美術館”. 日経ウーマンオンライン. (2013年9月6日) 2014年5月6日閲覧。
- ^ a b c “世界の名作提供に感謝状 山形美術館・伝え続ける芸術の魅力”. 山形新聞. (2016年12月9日) 2017年2月17日閲覧。
参考文献
- 山形放送株式会社新版山形県大百科事典発行本部事務局編 『新版山形県大百科事典』 山形放送、1993年。
関連書籍
- 山形新聞社編 『山形美術館のあゆみ50周年記念誌』 山形美術館、2014年。