コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

「不完全優性」の版間の差分

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
削除された内容 追加された内容
不完全優性の例: この副助詞「づつ」は旧かな遣い
ノートより
1行目: 1行目:
#REDIRECT [[優性#不完全優性]]
'''不完全優性'''(ふかんぜんゆうせい)とは、[[ヘテロ接合型|ヘテロ接合体]]において、個体が持つ2つの[[対立遺伝子]]のどちらの[[表現型]]でもない、中間的な表現型が現れる遺伝現象のこと。[[グレゴール・ヨハン・メンデル|メンデル]]の[[優性の法則]]の例外である。また、この中間的な表現型の個体を[[中間雑種]]という。

== 不完全優性の例 ==
* マルバ[[アサガオ]]の花色
赤花遺伝子Rと白花遺伝子rを両方持つ個体(遺伝子型Rr)は、両者の中間的な表現型である桃色になる。桃色どうしの交配では、子の遺伝子型の分離比は RR:Rr:rr=1:2:1 となり、表現型の分離比は 赤色:桃色:白色=1:2:1 となる(優性の法則が成立する場合には、赤色:白色=3:1 になるはずである)。
* [[ABO式血液型]]のAB型
A型の遺伝子とB型の遺伝子は[[複対立遺伝子]]となっており、双方の遺伝子を半分ずつ持つ場合はAB型となる。

== 関連項目 ==
* [[遺伝]]
* [[複対立遺伝子]]

[[Category:遺伝子|ふかんせんゆうせい]]

2017年2月8日 (水) 15:40時点における版