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*マイケル・シーゲル/ 諸岡敏行 訳 『サキソフォン物語 悪魔の角笛からジャズの花形へ』青土社、2010年5月。 <nowiki>ISBN |
*マイケル・シーゲル/ 諸岡敏行 訳 『サキソフォン物語 悪魔の角笛からジャズの花形へ』青土社、2010年5月。 <nowiki>ISBN 978-4-7917-6540-9</nowiki>. |
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*[http://www.contrabass.com/pages/sarrus.html Sarrusophones] |
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*[http://www.wfg.woodwind.org/sarrus/ Sarrusophone fingering guide] |
*[http://www.wfg.woodwind.org/sarrus/ Sarrusophone fingering guide] |
2016年12月11日 (日) 01:21時点における版
サリュソフォーン(sarrusophone)は、木管楽器の一種。金属製で、ダブルリードを用いる。
概要
ピエール=ルイ・ゴトロ(Pierre-Louis Gautrot)によって1856年に特許が取得された。この楽器の名は、フランス陸軍の軍楽隊長を務めていたピエール=オギュスト・サリュス(Pierre-Auguste Sarrus、1813年 - 1876年)によって命名された。
ルイ・ゴトロが作ったサリュソフォーンは当時アドルフ・サックスとルイ・ゴトロがライバル関係にあったため、ルイ・ゴトロはサクソフォンを意識して開発した。
この楽器は、屋外でのバンドの演奏に必要なパワーを欠いていた、吹奏楽団におけるオーボエおよびファゴットを置き換えることを目指していた。そのため、ソプラニーノから3種のコントラバスまで、9種類の音域の管が作られた。しかし、現在サリュソフォーンを製造しているのはイタリアのオルジー社とドイツのエッペルスハイム社であり、実際に使用されるのはコントラバスの管がほとんどである。
フランスではオーケストラにおいてもしばしば用いられたが、現在ではコントラファゴットで演奏される。かつては逆に、フランスの地方のオーケストラなどにおいて、コントラファゴットのパートをサリュソフォーンで代用することも行われていた。
サリュソフォーンを使用する楽曲
吹奏楽
管弦楽
- ジュール・マスネ:オペラ『エスクラルモンド』
- モーリス・ラヴェル:『シェエラザード』序曲、『スペイン狂詩曲』、オペラ『スペインの時計』
- ポール・デュカス:交響詩『魔法使いの弟子』
- クロード・ドビュッシー:バレエ音楽『遊戯』
- フレデリック・ディーリアス:『レクイエム』
- アッリーゴ・ボーイト:オペラ『ネローネ』
- イーゴリ・ストラヴィンスキー『トレニ』
- フローラン・シュミット『バレエ音楽《サロメの悲劇 La tragédie de Salomé》』
参考文献
- マイケル・シーゲル/ 諸岡敏行 訳 『サキソフォン物語 悪魔の角笛からジャズの花形へ』青土社、2010年5月。 ISBN 978-4-7917-6540-9.
- Sarrusophones
- Sarrusophone fingering guide