「ジョニー・ラモーン」の版間の差分
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2016年11月18日 (金) 08:23時点における版
ジョニー・ラモーン Johnny Ramone | |
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基本情報 | |
出生名 | John William Cummings |
生誕 |
1948年10月8日 アメリカ合衆国 ニューヨーク州・ロングアイランド |
死没 |
2004年9月15日(55歳没) アメリカ合衆国 カリフォルニア州ロサンゼルス |
ジャンル | パンク・ロック |
職業 | ギタリスト |
活動期間 | 1974年~1996年 |
共同作業者 | ラモーンズ |
ジョニー・ラモーン(Johnny Ramone, 1948年10月8日 - 2004年9月15日)は、アメリカ人のミュージシャン。パンク・ロックバンドラモーンズのギタリストとして、結成時から解散までメンバーとして活動した。本名はジョン・ウィリアム・カミングス(John William Cummings)。 身長は6フィート(約183cm)これはジョニー直筆のインタビューによるものである。
バンド解散後はほとんど活動しないまま、2004年に前立腺癌のため没した。遺体は荼毘に付され、ハリウッドのハリウッド・フォーエバー墓地のディーディー・ラモーン(2002年にヘロインのオーバードーズで死去)の墓の近くに建てられ、銅像の付いた記念碑に埋葬された。記念碑には、ヴィンセント・ギャロら友人のメッセージが刻まれている[1]。
2003年、ローリング・ストーン誌選定の『歴史上最も偉大な100人のギタリスト』で第16位にランクされ[1]、 2009年にはタイム誌選定の『10人の偉大のエレキギター奏者』の中の一人として取り上げられた[2]。2011年、ローリング・ストーン誌選定の『歴史上最も偉大な100人のギタリスト』改訂版では第28位にランクされた。
スタイル・使用機材
後のUKパンクやスラッシュメタルに多大な影響を与えた高速ダウン・ストローク一辺倒のコード引きが特徴であり、後期はオルタネイトピッキングを交えて更に高速化していった。この高速さは自身のテクニックの荒隠しだったとも言われ初期のギグは約10分で10曲以上を演奏していたと言われる(曰くやることをやってさっさと帰りたかったらしい) またソロらしいソロを一切弾かない(特に初期3部作)など技術に走ることなく(ステージ上では裏で待機する影武者に難所を弾かせていた事、更に4作目以降のレコーディングでは十分ギターが弾けるスタッフにソロ・パートを任せていたという話も)シンプル極まりない唯一無二のギター・スタイルを貫き通した。このようなお世辞にも技巧派とはいえないスタイルながら、今現在も評価を受けているのは、当時プログレ系、ハード・ロックの流行により高度な技術を必要としていたロックを簡素で明快な若者の音楽として取り戻し、世界中のロックキッズが音楽を始めるきっかけを作った功績が大きい。
- ギターはモズライトのギターを長年に渡り愛用していた。使用し続けた理由は初めて買ったギターがモズライトで安価だったためという単純なものである。1966年頃にごく少数生産された「The Ventures ModelⅡ」という、モズライトの中では廉価モデルに位置づけられるモデルで、トレモロ・ユニットを取り外してストップテールピースに交換、さらにフロントピックアップをセイモア・ダンカン製のミニハムバッカー「結線されておらずダミーだった説がある」に、リアピックアップをディマジオ製シングルコイルFS‐1に交換(同時にピックガードも作り直された模様)、ペグもGROVER製ロトマチック式に交換されている。ギターソロを一切演奏せず、コードをひたすらかき鳴らすスタイルの為、フレットが溝状に極端に磨滅しており、チョーキングが出来なくなっていたと言われる。没後このギターはラモーンズの熱烈なファンで、以前より親交があったパール・ジャムのヴォーカリスト、エディ・ヴェダーが譲り受け、現在も大切に保管されている。他にも水色の同モデルをほぼ無改造で使用していたが、スタッフの証言ではステージで破壊してしまったという。
- このモズライトの他にも、フェンダー・ストラトキャスターやリッケンバッカー(写真参照)ヘイマー等を時折使用していた。
- アンプはマーシャルを一貫して使用。基本的にアンプ直結で使用していた。
逸話
- 影響を受けたギタリストは1人もいないと豪語していたが、好きなギタリストに関してはジミー・ペイジ、レスリー・ウエストの名を挙げていた
- あるインタビューで「どうしてギターソロを弾かないのか」という質問に対して激怒し「ギターソロだぁ?そんなの弾いてる暇はねェよ!!」と物凄い剣幕で言い放ったという。
- ジョニーは生前、「日本は大好きな国なんだよ」とコメントしていた。またラモーンズで来日していた時は必ず麺類を好んで食べていたエピソードがある
外部リンク
脚注
- ^ “The 100 Greatest Guitarists of All Time”. Rolling Stone. Wenner Media (18 September 2003). 2012年1月23日閲覧。
- ^ Tyrangiel, Josh (24 August 2009). “The 10 Greatest Electric-Guitar Players”. Time 2012年1月23日閲覧。