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== 著書 ==
== 著書 ==
* 危ない薬 データハウス (2001/10) ISBN:978-4887186392
* 危ない薬 データハウス (2001/10) ISBN 978-4887186392
* 危ない1号第4巻「青山正明全仕事」(1999/9)ISBN:978-4887185401
* 危ない1号第4巻「青山正明全仕事」(1999/9)ISBN 978-4887185401


== 雑誌編集 ==
== 雑誌編集 ==

2016年11月15日 (火) 19:52時点における版

青山 正明(あおやま まさあき、1960年6月7日2001年6月17日)は、日本の著作家編集者

アンダーグラウンドサブカルチャーに精通しており、ドラッグロリコンスカトロフリークスに関する文章を得意とした。ドラッグに関する文章を書いた日本人ライターの中では、実践に基づいた記述と薬学的記述において特異であり快楽主義者を標榜していた。本名は大塚 雅美(おおつか まさみ)。

略歴

神奈川県横須賀市生まれ。1981年1月、慶應義塾大学法学部在学中に変態ミニコミ突然変異』(突然変異社)を創刊。世のロリコンブームと相まって、それなりに人気を集めたものの、わずか4号で休刊。

大学卒業後ははスーパー変態マガジン『Billy』(白夜書房)やロリコン雑誌『Hey! Buddy』(白夜書房)、『にんふらばあ』(麻布書店)などに原稿を書きながら、『サバト』(三和出版)、『PHILIAC』(求龍社)、『bitch』といったスカトロ系変態エロ雑誌の編集を行う。

コミック雑誌や株式投資関連の情報誌などの編集に関わった後、『クラッシュ』(白夜書房)、『バチェラー』(ダイアプレス)などで鬼畜変態コラム「フレッシュ・ペーパー」連載。また海外旅行カルチャー誌『excentrique』(全英出版)に関わった経験が別冊宝島の『タイ読本』『裏ハワイ読本』(宝島社)などに活かされる。このころデーターハウス内に編集プロダクション「東京公司」を設立、『アダルトグッズ完全使用マニュアル』(データハウス)などの編集を行う。

1992年にドラッグのノウハウをつめた処女単行本『危ない薬』(データハウス)を上梓した後、1995年より鬼畜系ムック危ない1号』(データハウス)を創刊する。

鬼畜・妄想・電波・猟奇・ドラッグ・フリークスなど悪趣味がつめこまれた『危ない1号』が大ヒットしたことにより、一躍“鬼畜ブーム”の立役者となるが、1997年の『危ない1号』3巻の編集途中にドロップアウトし編集長を降板。

麻薬不法所持で逮捕されたあとは精神世界への傾倒が強まったとされている。また、多発性後極部網膜色素上皮症(MPPE)という日本全国で症例50名という極めて希少な眼病を患ったことも影響しているとされる。

2001年6月17日、自宅で首つり自殺。享年41。

逸話

  • 『突然変異』に嫌悪感を抱いた椎名誠が1981年8月、朝日新聞紙上に批判文を発表。それに対し青山は、翌1982年に決闘を申込み、上野動物園にて待合わせをするも、椎名は現れずに終わった。
  • 数あるドラッグの中でも大麻が好きであった。
  • 晩年に、様々な欲望の中で、睡眠欲を思う存分に満たすことが最大の快楽であると書いている。
  • 1970年代からのプログレッシブ・ロックのファン。1990年代以降はテクノファンとしてあった。遺作となった『危ない1号 第4巻 青山正明全仕事』(データハウス)に、本人自選のレコード、CDのリストとして『音キチのあなたに捧ぐ…音源360選』と題する記事が収録された。

著書

雑誌編集

  • 『Billy』 白夜書房
  • 『Hey! Buddy』 白夜書房
  • 『阿修羅』 大正屋出版
  • 『カリスマ』 大正屋出版
  • 『サバト』 三和出版
  • 『PHILIAC』 求龍社
  • 『危ない1号』 データハウス(第4巻は青山正明全仕事と銘打ったもので、この一冊において大体の仕事・文章の特徴はわかる。)

参考文献

関連項目

外部リンク