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'''総願偈'''とは、[[勤行 (浄土宗)]]で用いられる。[[源信 (僧侶)|源信]]の『[[往生要集]]』でも唱えることが推奨されている四弘[[誓願]]が本となっており、それに念仏の功徳によって仏道成就の願を加えた<ref>藤井正雄『お経 浄土宗』(講談社、1983 |
'''総願偈'''とは、[[勤行 (浄土宗)]]で用いられる。[[源信 (僧侶)|源信]]の『[[往生要集]]』でも唱えることが推奨されている四弘[[誓願]]が本となっており、それに念仏の功徳によって仏道成就の願を加えた<ref>藤井正雄『お経 浄土宗』(講談社、1983 ISBN 4-06-180475-8)177頁。</ref> |
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*衆生無辺誓願度(しゅじょうむへんせいがんど) - 地上にいるあらゆる生き物をすべて救済するという誓願 |
*衆生無辺誓願度(しゅじょうむへんせいがんど) - 地上にいるあらゆる生き物をすべて救済するという誓願 |
2016年11月15日 (火) 19:40時点における版
総願偈とは、勤行 (浄土宗)で用いられる。源信の『往生要集』でも唱えることが推奨されている四弘誓願が本となっており、それに念仏の功徳によって仏道成就の願を加えた[1]
- 衆生無辺誓願度(しゅじょうむへんせいがんど) - 地上にいるあらゆる生き物をすべて救済するという誓願
- 煩悩無辺誓願断(ぼんのうむりょうせいがんだん) - 煩悩は無量だが、すべて断つという誓願
- 法門無尽誓願知(ほうもんむじんせいがんち) - 法門は無尽だが、すべて知るという誓願
- 無上菩提誓願証(むじょうぼだいせいがんしょう) - 無上のさとりの道だが、かならず体得するという誓願
- 自他法界同利益(じたほうかいどうりやく) - 自分ひとりだけでなく他の人々と利益を分かちあって
- 共生極楽成仏道(ぐしょうごくらくじょうぶつどう) - 皆一緒に極楽に生まれて仏道を歩みましょう
脚注
- ^ 藤井正雄『お経 浄土宗』(講談社、1983 ISBN 4-06-180475-8)177頁。