「大沼瑞穂」の版間の差分
m cewbot: 修正ウィキ文法 69: ISBNの構文違反 |
|||
60行目: | 60行目: | ||
== 著書 == |
== 著書 == |
||
* 『日本未来図2030』([http://www.amazon.co.jp/gp/product/4822225194 ISBN |
* 『日本未来図2030』([http://www.amazon.co.jp/gp/product/4822225194 ISBN 4822225194])(寄稿)、[[日経BP社]]・刊、2014年12月。 |
||
== 脚注 == |
== 脚注 == |
2016年11月15日 (火) 18:25時点における版
参議院議員 大沼 瑞穂 | |
---|---|
生年月日 | 1979年1月8日(45歳) |
出身地 | 日本 東京都 |
出身校 |
慶應義塾大学法学部 慶應義塾大学大学院法学研究科 |
学位・資格 | 修士(法学) |
前職 | 東京財団研究員 |
所属委員会 |
総務委員会(理事) 議院運営委員会 政府開発援助等に関する特別委員会(理事) 憲法審査会 |
世襲 |
無 曽祖父・大沼保吉(山形市長) |
選出選挙区 | 山形県選挙区 |
当選回数 | 1回 |
所属党派 | 自由民主党(無派閥→岸田派) |
党役職 |
青年局次長 女性局長代理 総務副部会 |
会館部屋番号 | 参議院議員会館312号室 |
ウェブサイト | 大沼みずほOfficialSite |
大沼 瑞穂(おおぬま みずほ、1979年1月8日 - )は、日本の政治家。自由民主党所属の参議院議員(1期)。既婚者であり、本名は亀 瑞穂(かめ みずほ)[1]。
来歴
東京都私立白百合学園小学校、白百合学園中学校・高等学校、慶應義塾大学法学部卒[2]。同大学大学院法学研究科修士課程修了後、NHKに報道記者として入社し、仙台放送局へ赴任[2]。その後、外務省専門調査員として香港総領事館に2年間赴任[3]。赴任中は尖閣諸島に出航する中国船の確認や情報提供者との接触を担当していた[4]。2008年7月より政策シンクタンク・東京財団にて研究員兼政策プロデューサーとして、政策提言及びその実現に向けての活動に携わる。2009年10月より行政刷新会議事務局に上席政策調査員として出向し、「事業仕分け」に参加。民主党政権の失政を見て「このままでは日本が壊れてしまう」と感じ、政治家を志すようになる[5]。2010年1月に自由民主党山形県連が実施する参議院選挙の公募に応募するが、党員投票で岸宏一に敗れる[6]。4月に東京財団に復帰し、地方自治体・地方議会改革、税と社会保障改革、外交・安全保障政策のプロジェクトに携わる。
2012年に実施された自民党山形県連の公募に再び応募し、2013年2月4日に行われた党員投票に勝利し公認候補に内定[7]。7月21日、第23回参議院議員通常選挙に自民党公認で出馬し、初当選した[8]。2015年2月26日に岸田文雄の宏池会に加わり[9]、5月7日には武井俊輔、石崎徹、國場幸之助が立ち上げた勉強会「過去を学び、分厚い保守政治を目指す若手議員の会」に参加した[10]。
政策・主張
女性活躍推進
2013年12月3日、厚生労働委員会でギャンブル依存症について質疑。薬物依存症やアルコール依存症に比べ対策が遅れている点を指摘し、取り組みを強化するべきと主張した。また、非正規労働に従事する若者への正規雇用対策の充実と、リッツの増加が晩婚化の要因の一つになっていると指摘し、結婚に向けた取り組みについて質疑した[11]。
2014年3月25日、厚生労働委員会で介護休業・育児休業について質疑。家族の介護を理由に女性が離職するケースが多いとして、介護と仕事の両立を可能とする制度を整備して女性の就労継続を支援するべきと主張した。また、内閣府・厚生労働省の「男性の家事・育児時間が長いほど第一子出産前後の妻の継続就業割合が高く、また第二子以降の出生割合が高い」という調査結果を基に、男性の育児休業取得を促進するべきと主張した[12]。
2015年7月31日、参議院本会議で女性活躍推進法案について質疑。山形県の男女賃金比率が100:74.1であることを挙げ、地方への女性活躍推進の浸透について問い質し、有村治子女性活躍担当大臣から「地域の実情に応じた取り組みを支援することが重要」と答弁を得た[13]。
歴史認識
2015年3月31日、厚生労働委員会で千鳥ケ淵戦没者墓苑について質疑。太平洋戦争の風化を防ぐため、パネル展や語り部の会を開き来苑者を増やすべきと主張した。また、拝礼式や遺骨引渡式の周知のため、国会議員や周辺学校の学生に参加を呼びかける取り組みを行うべきと主張した[14]。
安全保障
2015年8月26日、我が国及び国際社会の平和安全法制に関する特別委員会で平和安全法制について質疑。「日本周辺で有事が発生した場合、個別的自衛権の行使で自衛隊をどんどん派遣すれば戦前に回帰してしまうのではないか」と日本の集団的自衛権の限定行使の必要性について問い質した[15]。9月17日、山形新聞による平和安全法制の憲法適合性についての取材に対して「法案成立後に最高裁判所が判断する」と回答し、慎重姿勢を示した[16]。同月19日の参議院本会議での可決を受け、「国連の中で、また同盟国との協力の下で、自衛隊がさらに積極的な役割を果たすことになる」と法案成立を評価した[17]。
2016年4月18日、決算委員会で外務省の情報集能力について質疑。香港総領事館での勤務経験から、在外公館の縦割り体制が情報収集に支障をきたしている点を指摘し、警察庁・公安調査庁からの出向組や公館間での連携強化を進めるように主張した[18]。
山形県内
2014年7月9日、山形県産サクランボ「紅秀峰」の台湾への輸出促進を行うため林芳正農林水産大臣に面会した寒河江市長・村山市長・東根市副市長の仲介役を務めた[19]。同月15日、南陽市の平成26年台風第8号による浸水被害を受け、鈴木憲和らと共に激甚災害指定と復旧費用の交付を求める要望書を太田昭宏国土交通大臣に提出した[20]。
安保法制委員会での騒動
2015年9月17日、我が国及び国際社会の平和安全法制に関する特別委員会での採決の際、民主党の津田弥太郎参院議員から暴行被害を受け負傷した。大沼は採決時、「与野党間の揉み合いで怪我をしないように」という自民党国会対策委員会の配慮で委員を退いており委員ではなかったが、混乱が起きた委員長席から離れた委員席の間の通路に立っていたところを、津田に背後から羽交い絞めにされ引き倒された後、床に投げ飛ばされたことが撮影されている[17][21][22]。津田は産経新聞の取材に対し「関係ない」と繰り返し、暴行行為についての明言を避けている[23]。
一連の騒動に関し、自民党幹事長の谷垣禎一は「節度を欠いている」と批判し、懲罰動議の提出や告訴を検討する考えを示した[21][24]。また、自民党政調会長の稲田朋美、次世代の党幹事長の和田政宗も津田の行為を批判している[25][26]。
9月24日、津田は民主党参院国対委員長の榛葉賀津也と共に暴行行為を謝罪した[27]。しかし、津田が「遺憾だ」などと述べるだけで正面からは謝罪せず[28]に、「自分が前に行こうとしたところ、大沼氏が妨害していたので、それをよけようと思ったら、大沼氏が倒れた」と主張したことに対し、大沼は「極めて不誠実な対応」と批判し、翌25日の山形新聞の取材で「徹底抗戦を理由に野党が暴力を振るうことは許されず、国民理解は得られない」と述べている[29][30]。
所属団体・議員連盟
- 神道政治連盟国会議員懇談会[31]
- 家族の絆特命委員会
- 日米国会議員連盟
- 日中友好議員連盟
- 日韓議員連盟
親族
著書
- 『日本未来図2030』(ISBN 4822225194)(寄稿)、日経BP社・刊、2014年12月。
脚注
- ^ “大沼 みずほ”. 参議院 2015年5月29日閲覧。
- ^ a b c d e “プロフィール”. 大沼みずほOfficialSite 2015年5月29日閲覧。
- ^ “第189回国会 参議院厚生労働委員会会議録 第24号” (PDF). 参議院. 2016年6月26日閲覧。
- ^ “第186回 参議院 議院運営委員会 平成26年6月20日 第35号”. 参議院 2015年6月7日閲覧。
- ^ “【直撃!新人美女議員】自民党・大沼瑞穂参院議員「まずは経済の成長」”. ZAKZAK (夕刊フジ). (2013年8月18日) 2015年5月29日閲覧。
- ^ “2013参院選・山形:主な候補者の横顔/上 大沼瑞穂氏 34 自新 /山形”. 毎日jp (毎日新聞). (2013年7月10日) 2015年5月29日閲覧。
- ^ “参院選に大沼氏擁立 自民県連 山形”. MSN産経ニュース (産経新聞). (2013年2月5日) 2015年6月9日閲覧。
- ^ “自民・大沼氏、現職破る”. 産経ニュース (産経新聞). (2013年7月22日) 2015年5月29日閲覧。
- ^ “自民・大沼氏が宏池会入り”. 山形新聞. (2015年2月27日) 2015年5月28日閲覧。
- ^ “自民若手、戦後を学ぶ会 27人で発足「幅広い保守へ」”. 東京新聞. (2015年5月8日) 2015年5月28日閲覧。
- ^ “第185回 参議院 厚生労働委員会 平成25年12月3日 第10号” (PDF). 参議院 2015年6月7日閲覧。
- ^ “第186回 参議院 厚生労働委員会 平成26年3月25日 第4号” (PDF). 参議院 2015年6月9日閲覧。
- ^ “大沼氏、本会議場演壇で初の代表質問 女性の活躍推進法案”. 山形新聞. (2015年8月1日) 2015年8月28日閲覧。
- ^ “第189回 参議院 厚生労働委員会 平成27年3月31日 第4号” (PDF). 参議院 2015年6月9日閲覧。
- ^ “大沼瑞穂氏、安保法制で初の質疑”. 山形新聞. (2015年8月26日) 2015年8月28日閲覧。
- ^ “安保法案審議大詰め、県関係国会議員見解 自民2氏は「合憲」明確に”. 山形新聞. (2015年9月18日) 2015年9月19日閲覧。
- ^ a b “県選出2氏「安保法、国民の理解不十分」 重要性今後も説明”. 山形新聞. (2015年9月20日) 2015年9月19日閲覧。
- ^ “第190回国会 参議院決算委員会会議録 第6号” (PDF). 参議院 (2016年4月18日). 2016年6月26日閲覧。
- ^ “県産サクランボの輸出支援などを農相に要請 寒河江、村山、東根の市長ら”. 山形新聞. (2014年7月10日) 2015年6月7日閲覧。
- ^ “南陽豪雨で自公が激甚指定要望 県選出の国会議員ら、国交相に”. 山形新聞. (2014年7月16日) 2015年6月7日閲覧。
- ^ a b “「私を羽交い締めにして引き倒し…」 自民女性議員が民主議員の“セクハラ暴行”を激白! (1/2)”. 産経ニュース (産経新聞). (2015年9月18日) 2015年9月19日閲覧。
- ^ “安保採決時に民主党議員による暴力疑惑 自民女性議員が手に包帯”. FNN. (2015年9月21日) 2015年9月21日閲覧。
- ^ ““セクハラ暴行”疑惑の民主議員、本紙直撃に「関係ない」繰り返す”. 産経ニュース (産経新聞). (2015年9月19日) 2015年9月19日閲覧。
- ^ “自民・谷垣氏が民主のセクハラ暴行に激怒、懲罰動議に言及 「節度を欠いている」”. 産経ニュース (産経新聞). (2015年9月18日) 2015年9月19日閲覧。
- ^ “自民・稲田氏「犯罪行為だ」 民主・蓮舫氏「その話は泥沼になる」”. 産経ニュース (産経新聞). (2015年9月20日) 2015年9月20日閲覧。
- ^ “辻元氏「しっかり調査して対応したい」 次世代・和田氏、民主議員の“セクハラ暴行”糾弾”. 産経ニュース (産経新聞). (2015年9月20日) 2015年9月20日閲覧。
- ^ “民主・津田氏、自民・佐藤氏が謝罪…安保の混乱”. 読売新聞. (2015年9月24日) 2015年9月27日閲覧。
- ^ “【大沼議員セクハラ暴行疑惑】なぜ不問なのか? あまりに弱腰な参院自民党の対応を嘆く(1/3ページ)”. 産経新聞. (2015年9月28日)
- ^ “民主・津田議員の「いいかげん謝罪」 暴行被害者大沼議員「極めて不誠実な対応」と怒る”. J-CASTニュース. (2015年9月25日) 2015年9月27日閲覧。
- ^ “安保国会事実上の閉幕、大沼瑞穂議員に聞く 平和主義守り改憲、認識示す”. 山形新聞. (2015年9月25日) 2015年9月27日閲覧。
- ^ 俵義文、日本会議の全貌、花伝社、2016年
関連項目
外部リンク
- 大沼みずほオフィシャルホームページ
- 大沼瑞穂 (onuma.mizuho) - Facebook