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== 主な著書 ==
== 主な著書 ==
*『最高の医療をうけるための[[患者学]]』講談社+α新書、2006年: ISBN 4-06-272388-3
*『最高の医療をうけるための[[患者学]]』講談社+α新書、2006年: ISBN 4-06-272388-3
*『一流患者と三流患者』 医者から最高の医療を引き出す心得  朝日新書、2016年4月13日 ISBN-10: 4-02-273662-3
*『一流患者と三流患者』 医者から最高の医療を引き出す心得  朝日新書、2016年4月13日 ISBN 4-02-273662-3


== エピソード ==
== エピソード ==

2016年11月15日 (火) 17:55時点における版

上野 直人(うえの なおと、1964年3月29日 - )は、米国腫瘍内科専門医、腫瘍分子細胞学者(M.D., Ph.D., F.A.C.P.)。テキサス大学MDアンダーソンがんセンター・乳腺腫瘍内科部門教授(Professor of Medicine)、一般社団法人オンコロジー教育推進プロジェクト常務理事。医師免許は、米国テキサス州と日本。1993年に米国一般内科専門医、1996年に腫瘍内科専門医の資格を取得。乳がん骨髄移植、腫瘍分子細胞学、遺伝子治療を専門としている。本人自身もがん患者と公表している。

現在、がん治療効果を最大にするための患者中心のチーム医療の普及に力をいれ、ジャパン・チームオンコロジー・プログラム (J-TOP)の設立者および指導者としても活躍。また、患者・家族・一般生活者と医療者が一緒になって、がん医療の夢を語り、共有し、実現するための"マイ・オンコロジー・ドリーム"キャンペーンにも力を入れている。

経歴

  • 1964年 京都府京都市に生まれる
  • 1983年 滋賀県立膳所高等学校卒業
  • 1989年 和歌山県立医科大学卒業 (学士)
  • 89-90年 横須賀米海軍病院にてインターン研修
  • 90-93年 米国ピッツバーグ大学付属モンテフィオーレ、プレスビテリアン病院にて一般内科研修
  • 1993年 米国一般内科専門医取得
  • 93-96年 テキサス大学MDアンダーソンがんセンターにて、内科腫瘍学および幹細胞移植の研修
  • 1995年 米国内科腫瘍専門医取得
  • 96-98年 米国テキサス大学MDアンダーソンがんセンター講師に就任
  • 94-99年 米国テキサス大学生物医学系大学院にて、分子生物学・腫瘍分子細胞学を研究
  • 1999年 腫瘍分子細胞学博士号取得 (Ph.D.)
  • 1998年 米国テキサス大学MDアンダーソンがんセンター助教授に就任
  • 2001年 乳がん腎臓がん幹細胞移植プログラムリーダー
  • 2002年 乳がんTranslational Research Laboratoryディレクターに任命(2005年まで)
  • 2003年 米国テキサス大学MDアンダーソンがんセンター准教授に就任
  • 2004年 米国テキサス大学MDアンダーソンがんセンター永代准教授に就任
  • 2009年 米国テキサス大学MDアンダーソンがんセンター永代教授に九月就任
  • 2011年 米国テキサス大学MDアンダーソンがんセンター炎症性乳がんとTranslational Research Breast Caner Section Chiefに6月就任

研究テーマ

  • 炎症性乳癌の標的療法の開発
  • EGFR標的療法の感受性予測システムの開発
  • 乳がんにおける細胞伝達系標的療法の開発 (MAPK, EGFR, PEA-15)
  • 転移の標的療法の開発
  • Circulating Tumor CellsおよびcfDNA minimal residual diseaseに対する治療開発
  • 固形腫瘍乳がん)におけるadoptive immunotherapy
  • 乳がんにおけるhigh-dose chemotherapy (過去)

受賞歴

  • Clinical Fellow Research Award, M. D. Anderson Cancer Center, 1995, 1996
  • Houston Endowment, Jesse H. Jones Fellowship in Cancer Education, 1996
  • Pharmacia and Upjohn, Outstanding Achievement in Cancer Research Award, 1996
  • Cancer Research Achievement Award, M. D. Anderson Cancer Center, 1996
  • American Association Cancer Research-Glaxo Wellcome Oncology Clinical Research Scholar *Award for Promising Translation or Clinical Research, 1998
  • 6th Robert M. Chamberlain Distinguished Mentor Award Nomination (Finalist top 3), MD Anderson, 2008
  • Amgen Basic Research Award, 2nd Prize for Mentoring, MDACC, 2011
  • Regent’s Outstanding Teaching Award, University of Texas, 2013
  • Bradley Stuart Beller Special Merit ASCO Merit Award for Hiroko Masusda, MD, PhD (Mentee), 2013

主な著書

  • 『最高の医療をうけるための患者学』講談社+α新書、2006年: ISBN 4-06-272388-3
  • 『一流患者と三流患者』 医者から最高の医療を引き出す心得  朝日新書、2016年4月13日 ISBN 4-02-273662-3

エピソード

  • 人気テクノポップユニットPerfume の大ファンである。メンバー3人の中では、特に「あ~ちゃん」の熱烈なファン。ミニブログTwitter上の自身のアカウント(@teamoncology)では、がん医療の最新情報などを発信するほか、毎日のようにPerfume に対する熱きメッセージも発信し続けている。あ~ちゃんの夢を追い続けるパッションに共鳴している。もともとテクノが音楽で好きであるみたい。Perfumeのコンサートには、必ず参加するように努力している。
  • その熱が高じて、Perfumeを通して医学ヘルスケアを考える楽しい科学雑誌“Journal of Perfume Medicine (JPM)”(「Perfume医学誌」)を2010年5月より刊行。毎号、Perfumeを例にして免疫療法と音楽などについてユニークで楽しい考察が行われている。また、主なライブにほとんど出向いている。
  • コンピュータは、筋金入りのMacファン。1984年にアップルが発売した最初のMacintoshを購入。以来、現在(2013年)まで29年間、彼はMacのみを使っている。
  • 食べることを楽しみ、食べ物の写真を撮ることが趣味である。以前、アンドリュー・ジブーマンの料理ショーに出演しようとして申し込んだこともある。彼のTwitter(@teamoncology)では、食に関する写真、コメント、情報が英語と日本語でほぼ毎日発信されている。
  • 狂信的な車好きである。スピード狂。
  • ユナイテッド・ 旧コンチネンタル航空が好きである。
  • 2011年五月にTEDx Tokyoで患者が医療を変えること分かりやすく12分で説明して、大好評であった。その時の服装は、Perfumeあ〜ちゃんとおなじT-shirtを着用した。
  • 日本語は、かなり不得意である。おかしな表現で多くの人を魅了している。「頭がぐるぐる(困惑している)」「凸凹を記号と信じて、凸凹と読んでいる。」
  • AKB48がどのように組織が出来ているかに非常に興味をもっている。2013年、がん啓発運動として、恋するフォーチュンクッキー The University of Texas MD Anderson Cancer Center & JTOP Ver. 作成/ AKB48公式ビデオの認可を受けている。
  • 多数のMenteeをもっており、最後までMenteeのキャリア・デベロップメントの成功にかかわりたい義理堅い一面がある。
  • かなりの天然という噂もある。

外部リンク