コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

「モザンビークにおけるLGBTの権利」の版間の差分

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
削除された内容 追加された内容
MomijiRoBot (会話 | 投稿記録)
m Bot: {{Template:Portal_LGBT → {{Portal_LGBT, Removed namespace in template ∵Check Wikipedia #1
Cewbot (会話 | 投稿記録)
m cewbot: 修正ウィキ文法 69: ISBNの構文違反
14行目: 14行目:
'''モザンビークにおけるLGBTの権利'''(モザンビークにおけるLGBTのけんり)では、[[モザンビーク|モザンビーク共和国]]における[[LGBT]]の法的状況について扱う。
'''モザンビークにおけるLGBTの権利'''(モザンビークにおけるLGBTのけんり)では、[[モザンビーク|モザンビーク共和国]]における[[LGBT]]の法的状況について扱う。


モザンビークでは、LGBTの法的地位は曖昧である。[[同性愛]]行為を違法であると明示する[[法律]]はなく、2011年3月に同国法務省が[[国際連合人権理事会]]の[[:en:Universal Periodic Review|普遍的定期審査]]へ同性愛が違法ではないとの報告を行っている<ref name="care2" /><ref>[http://allafrica.com/stories/201103020024.html Mozambique:Praise_for_Recognition_That_Gay_Sex_Not_Illegal-Allafrica]{{en icon}},2011-04-03閲覧。</ref>。しかし、[[ポルトガル]]植民地時代に制定された刑法70条及び71条にて「自然な慣習に反する行動」について[[強制労働]]を課すことが規定されている<ref name="gmoz">[http://www.globalgayz.com/country/Mozambique/view/MOZ/gay-mozambique-news-and-reports Gay Mozambique News & Reports]{{en icon}},2010-11-03閲覧</ref><ref name="ILGA">[http://old.ilga.org/Statehomophobia/ILGA_State_Sponsored_Homophobia_2010.pdf State-sponsored Homophobia A world survey of laws prohibiting same sex activity between consenting adults]{{PDF}}{{en icon}}、2010-11-03閲覧。</ref>。[[国際レズビアン・ゲイ協会|ILGA]]はこの条文を[[拡大解釈]]し、男性または女性の同性愛行為について適用される可能性は潜在的に存在するとしている<ref name="ILGA" />。しかし、この条項がLGBTである個人に適用されることは、ほとんどないかあるいは全くない<ref>Mary Fitzpatrick,''Lonely Planet Mozambique'', 2010, ISBN978-1741048889 , p.174</ref> 。
モザンビークでは、LGBTの法的地位は曖昧である。[[同性愛]]行為を違法であると明示する[[法律]]はなく、2011年3月に同国法務省が[[国際連合人権理事会]]の[[:en:Universal Periodic Review|普遍的定期審査]]へ同性愛が違法ではないとの報告を行っている<ref name="care2" /><ref>[http://allafrica.com/stories/201103020024.html Mozambique:Praise_for_Recognition_That_Gay_Sex_Not_Illegal-Allafrica]{{en icon}},2011-04-03閲覧。</ref>。しかし、[[ポルトガル]]植民地時代に制定された刑法70条及び71条にて「自然な慣習に反する行動」について[[強制労働]]を課すことが規定されている<ref name="gmoz">[http://www.globalgayz.com/country/Mozambique/view/MOZ/gay-mozambique-news-and-reports Gay Mozambique News & Reports]{{en icon}},2010-11-03閲覧</ref><ref name="ILGA">[http://old.ilga.org/Statehomophobia/ILGA_State_Sponsored_Homophobia_2010.pdf State-sponsored Homophobia A world survey of laws prohibiting same sex activity between consenting adults]{{PDF}}{{en icon}}、2010-11-03閲覧。</ref>。[[国際レズビアン・ゲイ協会|ILGA]]はこの条文を[[拡大解釈]]し、男性または女性の同性愛行為について適用される可能性は潜在的に存在するとしている<ref name="ILGA" />。しかし、この条項がLGBTである個人に適用されることは、ほとんどないかあるいは全くない<ref>Mary Fitzpatrick,''Lonely Planet Mozambique'', 2010, ISBN 978-1741048889 , p.174</ref> 。


モザンビークは、[[アフリカ]]ではLGBTに対して最も寛容な国の一つと看做されている<ref>[http://www.newstimeafrica.com/archives/11763 Biggest Ever Studies on Attitudes to Religion and Morality in Africa Released-(NEWSTIME AFRICA)]{{en icon}},2010-11-03閲覧。</ref><ref>[http://www.afrol.com/articles/22926 Mozambique discovers its gay minority-(Afrol news)]{{en icon}},2010-11-03閲覧。</ref>。政府は公式にLGBTの権利に言及することはほとんどない一方、ごくわずかな言及ではLGBTの権利に対して肯定的に捉えている<ref>[http://www.afrol.com/articles/22926 Homosexuality now debated all over Africa(Afrol news)]{{en icon}},2010-11-03閲覧。</ref>。また、[[2007年]]以降のアフリカでは3か国しかないLGBTに対する[[差別]]からの何らかの保護を行っている国のひとつである<ref name="ILGA" /><ref name="Norway" />。[[同性婚]]や[[事実婚]]については[[2006年]]以降主張がなされているが、現在のところモザンビーク政府は何の意思表示も行っていない<ref name="gmoz" />。
モザンビークは、[[アフリカ]]ではLGBTに対して最も寛容な国の一つと看做されている<ref>[http://www.newstimeafrica.com/archives/11763 Biggest Ever Studies on Attitudes to Religion and Morality in Africa Released-(NEWSTIME AFRICA)]{{en icon}},2010-11-03閲覧。</ref><ref>[http://www.afrol.com/articles/22926 Mozambique discovers its gay minority-(Afrol news)]{{en icon}},2010-11-03閲覧。</ref>。政府は公式にLGBTの権利に言及することはほとんどない一方、ごくわずかな言及ではLGBTの権利に対して肯定的に捉えている<ref>[http://www.afrol.com/articles/22926 Homosexuality now debated all over Africa(Afrol news)]{{en icon}},2010-11-03閲覧。</ref>。また、[[2007年]]以降のアフリカでは3か国しかないLGBTに対する[[差別]]からの何らかの保護を行っている国のひとつである<ref name="ILGA" /><ref name="Norway" />。[[同性婚]]や[[事実婚]]については[[2006年]]以降主張がなされているが、現在のところモザンビーク政府は何の意思表示も行っていない<ref name="gmoz" />。

2016年11月15日 (火) 17:36時点における版

モザンビークにおけるLGBTの権利
モザンビーク共和国
同性間の
性交渉
合法[1]
刑罰:
-
性自認/性表現 -
同性間の
関係性の承認
考慮されていない
同性カップルによる
養子縁組の引受
考慮されていない
同性愛者を
公表しての
軍隊勤務
-
差別保護 就職関連についてのみ保護されている[2]

モザンビークにおけるLGBTの権利(モザンビークにおけるLGBTのけんり)では、モザンビーク共和国におけるLGBTの法的状況について扱う。

モザンビークでは、LGBTの法的地位は曖昧である。同性愛行為を違法であると明示する法律はなく、2011年3月に同国法務省が国際連合人権理事会普遍的定期審査へ同性愛が違法ではないとの報告を行っている[1][3]。しかし、ポルトガル植民地時代に制定された刑法70条及び71条にて「自然な慣習に反する行動」について強制労働を課すことが規定されている[4][5]ILGAはこの条文を拡大解釈し、男性または女性の同性愛行為について適用される可能性は潜在的に存在するとしている[5]。しかし、この条項がLGBTである個人に適用されることは、ほとんどないかあるいは全くない[6]

モザンビークは、アフリカではLGBTに対して最も寛容な国の一つと看做されている[7][8]。政府は公式にLGBTの権利に言及することはほとんどない一方、ごくわずかな言及ではLGBTの権利に対して肯定的に捉えている[9]。また、2007年以降のアフリカでは3か国しかないLGBTに対する差別からの何らかの保護を行っている国のひとつである[5][2]同性婚事実婚については2006年以降主張がなされているが、現在のところモザンビーク政府は何の意思表示も行っていない[4]

脚注

関連項目