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== 参考文献 == |
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*『上質工具入門』P88 山海堂 |
*『上質工具入門』P88 山海堂 ISBN 978-4-381-02337-7 C2053 |
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*『工具の本』 [[学研パブリッシング]] 2010年3月5日発行 |
*『工具の本』 [[学研パブリッシング]] 2010年3月5日発行 |
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*『TOOLS NOW 道具大全』 株式会社 [[美術出版社]] 1997年発行 |
*『TOOLS NOW 道具大全』 株式会社 [[美術出版社]] 1997年発行 |
2016年11月15日 (火) 17:20時点における版
種類 | 株式会社 |
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略称 | ケイバ |
本社所在地 |
日本 〒955-0831 新潟県三条市土場16番1号 |
設立 | 1924年 |
業種 | 金属製品 |
法人番号 | 1110001014722 |
事業内容 | 作業工具の開発、生産・販売 |
代表者 | 長谷川直哉(代表取締役) |
資本金 | 1000万円 |
売上高 | 12億円(2014年12月実績)[1] |
従業員数 | 129名(2015年現在) |
外部リンク | http://www.keiba-tool.com/ |
マルト長谷川工作所(マルトはせがわこうさくじょ、Maruto Hasegawa Kosakujo INC. )は日本の新潟県三条市にあるKEIBAブランドの手動工具メーカーであり、世界に通じる高品質とデザイン力を持っている。
会社概要
ニッパー、ペンチ、プライヤなどはさみもの工具の専業で、多くの国内外有名総合メーカーにOEM供給し、その高品質から多くの外国メーカーで研究対象とされている。プライヤの品質においては、レース界の「チーム・ルマン」にラジエター修正工具「メタペン」が採用され、ドイツのクニペックス社と比較されるほどである。
1924年に創業者の長谷川藤三郎が東大阪でペンチに出会い、初めて新潟に鍛造マシンのスプリングハンマーを持ち込んだ。当時、国内市場は先行する関西工具メーカーが強く、その為海外に販売市場を求めていった。現在も50%以上が輸出であり、国内外の有名ブランドプライヤのOEMを手がけている。素材から仕上げ梱包までを自社工場で一貫生産をしている。
生産設備は独自に工夫がされており、通常半日かかる鍛造金型の交換もカートリッジ方式により6分40秒で可能である。鍛造ハンマーは、焼く・打つ・抜くの3工程を一人で行なう。機械加工設備もニッパーの12工程の加工を一人で全て行なえる。刃物の熱処理は工程ごとに何度も行なわれ、刃先の仕上刃付けは全数手仕上げで行なわれる。これらの技術が高品質のカッターを生み、今では高価格のプロ用ネイルカッターの分野に進出している[2]。
KEIBAは、同業他社に比べ1945年頃と早くから工業デザインを取り入れた事でも有名である。東京美術学校図案科(現在の東京芸術大学)小杉二郎 [3](マツダのR360クーペのデザインで知られる)とは、1982年グッドデザイン賞(Gマーク)「ワイヤーストリッパー・WS-006,008,005」と1982年グッドデザイン賞及び1996年ロングライフデザイン賞受賞の「スナップリングプライヤS-026」を開発。デザイナーの羽生道雄[4]とは、1986年グッドデザイン賞「パワーアップニッパPU-266」1988年「パワーアップペンチPU-166」を開発している。自社デザインによる商品「ニューセラミックチップ付ピンセットTC-S01」で1986年グッドデザイン中小企業商品賞を、1994年「光ファイバーケーブルカッター」で中小企業庁長官特別賞を受賞している。他に1991年「エルゴニッパープラスチック用」1996年「ハイレベレージペンチ ケイバアルファ」なども自社デザインである。
KEIBAのデザインは、『工具本来の機能を最優先した機能美』がデザインコンセプトである事が特徴である。デザインへのこだわりは商品だけにとどまらずカタログ・パッケージ・ポスターにも見て取る事が出来る[5]。
沿革
- 1924年 5月 初代長谷川藤三郎個人経営にて締ハタ及び小農具、大工道具等の製造を開始する。
- 1936年 5月 三条市島田177番地に移転。大工道具類の他、作業工具ペンチ・スパナ・レンチ類各種の生産を開始する。
- 1943年 5月 株式会社マルト長谷川工作所と改め陸海軍のペンチ納入を主とする等、軍需用品の製造に従事する。
- 1951年 10月 日本工業規格表示制度の実施と同時にペンチ類の表示許可を取得。
- 1970年 8月 強力ニッパーのJIS表示許可を取得。
- 1980年 10月 全日本中小企業総合見本市にて「同軸ケーブル用ワイヤーストリッパー」が中小企業庁長官賞を受賞する。
- 1995年 4月 長谷川直が3代目代表取締役社長に就任する。
- 2003年 8月 理容・美容業界用工具への進出を開始する。
- 2011年 5月 長谷川直哉が4代目代表取締役社長に就任する。
主な商品
ペンチ・ラジオペンチ・ニッパー・爪切り ・理・美容はさみ・ピンセット・締めハタ
産業財産権
- 第1784115号(KEIBAデザインロゴ)
- 第4131271号(図形)
- 第4131285号(KEIBA)
- astamuse特許検索
- 特許[6]4312731 配管カバー用切断具
- 特許3504534 作業工具
- 特許2534887 金属製ピンセットの製造法
- 特許1505588 組立前のニツパ-素材の型鍛造法
- 特許1311080 型鍛造によるニッパ-の製造法
- 実登1687956 簡易締付具
- 実登1687927 挾着工具のバネ装置
- 実登1667534 被覆電線の剥離器における開閉装置
- 実登1607203 折曲工具
- 実登1579530 模型用屈曲ペンチ
- 実登1553101 被覆線ストリツパ-
脚注
- ^ マルト長谷川工作所 採用情報
- ^ 『工具の本』72頁から77頁
- ^ kotobank
- ^ Japan Design Net
- ^ 『TOOLS NOW 道具大全』107頁から109頁
- ^ ULTRA Patentにて検索
- ^ ULTRA Patentにて検索
参考文献
- 『上質工具入門』P88 山海堂 ISBN 978-4-381-02337-7 C2053
- 『工具の本』 学研パブリッシング 2010年3月5日発行
- 『TOOLS NOW 道具大全』 株式会社 美術出版社 1997年発行