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== 来歴 ==
== 来歴 ==
1957年静岡県生まれ。高校卒業後は[[京都大学]]経済学部に進学した。当時の京都大学経済学部にはミクロ経済学やマクロ経済学の基礎的な授業がなかったため、神谷は不動点計算法や微分位相幾何学といった高等数学を独学し、工学部への転学を希望したが、事務員の手違いにより転学ができず、経済学の道へと進むこととなった<ref name="suuri">{{Cite web |url=http://ethic.econ.osaka-u.ac.jp/A_Message_From_Kazuya_Kamiya150406.pdf |accessdate=2016-4|format=PDF|title=数理経済学会・会長挨拶|language=英語 }}</ref>。京都大学卒業後は[[大阪大学]]と[[イェール大学]]の大学院へ進学し、大学院では学部時代に独学した数学的手法を駆使して[[一般均衡理論]]、特に[[規模の経済|収穫逓増]]問題を研究した<ref name="suuri />。1986年にイェール大学大学院経済学部から博士号([[Ph.D]])を取得した後、[[東京大学]]助教授、同教授を経て、2016年4月より[[神戸大学]]大学院経済経営研究所教授<ref>[http://www.rieb.kobe-u.ac.jp/academic/ResearchStaff/kamiya-j.html 神戸大学経済経営研究所]。2016年4月閲覧。</ref>。一般均衡理論と数理計画法、特に非凸技術下における均衡の存在証明の業績は国際的にも高く評価されており、2000年には[[日本経済学会]]より[[中原賞]]を受賞している<ref>[http://www.jeaweb.org/jpn/AwardsNakahara2000.html 2000年度中原賞受賞者 日本経済学会]。2016年4月閲覧</ref>。
1957年静岡県生まれ。高校卒業後は[[京都大学]]経済学部に進学した。当時の京都大学経済学部にはミクロ経済学やマクロ経済学の基礎的な授業がなかったため、神谷は不動点計算法や微分位相幾何学といった高等数学を独学し、工学部への転学を希望したが、事務員の手違いにより転学ができず、経済学の道へと進むこととなった<ref name="suuri">{{Cite web |url=http://ethic.econ.osaka-u.ac.jp/A_Message_From_Kazuya_Kamiya150406.pdf |accessdate=2016-4|format=PDF|title=数理経済学会・会長挨拶|language=英語 }}</ref>。京都大学卒業後は[[大阪大学]]と[[イェール大学]]の大学院へ進学し、大学院では学部時代に独学した数学的手法を駆使して[[一般均衡理論]]、特に[[規模の経済|収穫逓増]]問題を研究した<ref name="suuri" />。1986年にイェール大学大学院経済学部から博士号([[Ph.D]])を取得した後、[[東京大学]]助教授、同教授を経て、2016年4月より[[神戸大学]]大学院経済経営研究所教授<ref>[http://www.rieb.kobe-u.ac.jp/academic/ResearchStaff/kamiya-j.html 神戸大学経済経営研究所]。2016年4月閲覧。</ref>。一般均衡理論と数理計画法、特に非凸技術下における均衡の存在証明の業績は国際的にも高く評価されており、2000年には[[日本経済学会]]より[[中原賞]]を受賞している<ref>[http://www.jeaweb.org/jpn/AwardsNakahara2000.html 2000年度中原賞受賞者 日本経済学会]。2016年4月閲覧</ref>。


=== 年譜 ===
=== 年譜 ===

2016年11月15日 (火) 16:01時点における版

神谷 和也
生誕 (1957-07-20) 1957年7月20日(67歳)
研究機関 東京大学
神戸大学
研究分野 ミクロ経済学
数理計画法
母校 京都大学学士
大阪大学修士
イェール大学Ph.D
受賞 中原賞2000年
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神谷 和也(かみや かずや、1957年7月20日 - )は経済学者東京大学教授。専門はミクロ経済学と数理計画法。とくに非凸技術下における一般均衡の存在証明は国際的にも高く評価されており2000年度には中原賞を受賞した。Ph.Dイェール大学、1986年)。

来歴

1957年静岡県生まれ。高校卒業後は京都大学経済学部に進学した。当時の京都大学経済学部にはミクロ経済学やマクロ経済学の基礎的な授業がなかったため、神谷は不動点計算法や微分位相幾何学といった高等数学を独学し、工学部への転学を希望したが、事務員の手違いにより転学ができず、経済学の道へと進むこととなった[1]。京都大学卒業後は大阪大学イェール大学の大学院へ進学し、大学院では学部時代に独学した数学的手法を駆使して一般均衡理論、特に収穫逓増問題を研究した[1]。1986年にイェール大学大学院経済学部から博士号(Ph.D)を取得した後、東京大学助教授、同教授を経て、2016年4月より神戸大学大学院経済経営研究所教授[2]。一般均衡理論と数理計画法、特に非凸技術下における均衡の存在証明の業績は国際的にも高く評価されており、2000年には日本経済学会より中原賞を受賞している[3]

年譜

主要業績

  • "Existence and Uniqueness of Equilibrium with Increasing Returns," Journal of Mathematical Economics, Vol. 17 (1988), pp. 149-178.
  • "A Globally Stable Price Adjustment Process," Econometrica, Vol. 58 (1990), pp. 1481-1485.
  • "Efficient Algorithms for Solving Systems of Nonlinear Equations with a Block Diagonal Structure," Mathematics of Operations Research, Vol. 16 (1991), pp. 566-579.
  • "Simplicial Algorithm to Find Zero Points of a Function with Special Structure on a Simplotope," with A. J. J. Talman, Mathematics of Operations Research, Vol. 16 (1991), pp. 609-626.
  • "Optimal Public Utility Pricing: A General Equilibrium Analysis," Journal of Economic Theory, Vol. 66 (1995), pp. 548-572.

脚注・出典

  1. ^ a b 数理経済学会・会長挨拶” (PDF) (英語). 2016年4月閲覧。
  2. ^ 神戸大学経済経営研究所。2016年4月閲覧。
  3. ^ 2000年度中原賞受賞者 日本経済学会。2016年4月閲覧
受賞
先代
岡田章
第5回:1999年
中原賞日本経済学会
第6回:2000年
次代
チャールズ・ユウジ・ホリオカ
第7回:2001年