「キャロル・ロンバード」の版間の差分
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== 関連書籍 == |
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* サイレント・コメディ全史(新野敏也著、1992年、喜劇映画研究会 ISBN |
* サイレント・コメディ全史(新野敏也著、1992年、喜劇映画研究会 ISBN 978-4906409013) |
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*〈喜劇映画〉を発明した男 帝王マック・セネット、自らを語る(マック・セネット著、石野たき子訳/新野敏也監訳、2014年、作品社 ISBN |
*〈喜劇映画〉を発明した男 帝王マック・セネット、自らを語る(マック・セネット著、石野たき子訳/新野敏也監訳、2014年、作品社 ISBN 4861824729) |
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==脚注== |
==脚注== |
2016年11月15日 (火) 15:32時点における版
キャロル・ロンバード Carole Lombard | |
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『無責任時代』(1937)より | |
本名 | Jane Alice Peters |
生年月日 | 1908年10月6日 |
没年月日 | 1942年1月16日(33歳没) |
出生地 | インディアナ州 |
国籍 | アメリカ合衆国 |
配偶者 |
ウィリアム・パウエル (1931-1933) クラーク・ゲーブル (1939-1942) |
キャロル・ロンバード(Carole Lombard、1908年10月6日 – 1942年1月16日)は、アメリカ合衆国インディアナ州出身の女優である。1930年代、40年代にコメディ映画で活躍し、"スクリューボール・コメディの女王"と呼ばれた。
本名はジェーン・アリス・ピーターズ (Jane Alice Peters)。
生涯
キャロル・ロンバードはロサンゼルスに住んでいた頃、近所に住んでいた映画監督の目に留まって12歳で映画デビューしたが、その後しばらくは普通の生活を送った。
15歳で学校を辞め、劇団に入りいくつかの舞台に立つ。1925年にフォックス社から再びデビューするが、翌年に自動車事故にあい、頬下に傷が残ったために契約をキャンセルされてしまう。しばらくの間、マック・セネットのコメディ映画に多数の新進女優と共に水着美人などとして顔を出していたが、1930年にその美貌が認められパラマウント社と契約。折りしもサイレントからトーキーへの過渡期であり、その波に乗り切れずに人気が落ちた俳優がいる一方、セクシーな声と、知性的でなおかつコケティッシュな魅力を持った彼女は徐々に頭角を現してゆく。
1934年、ハワード・ホークスのコメディ『特急二十世紀』に出演、同作品のヒットによりコメディエンヌとしてスターの座を掴んだ。その後もジョン・クロムウェル、アルフレッド・ヒッチコック、エルンスト・ルビッチなどの作品に出演、コメディでもドラマでも活躍した。
プライベートでは1931年に年上の俳優のウィリアム・パウエルと結婚するが後に離婚。1939年にはクラーク・ゲーブルと再婚した。過去二回の結婚に失敗していたゲーブルは天真爛漫な性格のロンバードを愛し、その短い結婚生活は彼の生涯の中で最も幸せなひと時であったという。
第二次世界大戦中は戦争に関連した銃後の支援活動や慈善活動に力を注いだ。1942年1月16日、戦時国債キャンペーンのためインディアナにいた彼女は、ロサンゼルスに戻る途中で飛行機がラスベガス近郊で墜落、33歳にして母親と共に死去した。同機へ搭乗する直前にファンに向かって言った「みなさんにさようならを言う前に一言。私と一緒に支援活動に参加してください! V for Victory!」が最後の言葉だった。
彼女の死に落胆したゲーブルは映画界を一時引退し第二次世界大戦に従軍したほど。また戦後ゲーブルはもう二度結婚をしているが、1960年に死去した際には、その遺体は遺言により「キャロル・ロンバード・ゲーブル」と刻まれていたロンバードの墓の隣に埋葬された。
一連の戦争に関連した活動を彰し、ルーズベルト大統領はロンバードに大統領自由勲章を死後授与している。また1944年にはリバティ船の一隻が「SS Lombard」と命名され、進水式はゲーブルが行った。
主な出演作品
公開年 | 邦題 原題 |
役名 | 備考 |
---|---|---|---|
1921 | 陰陽の人 A Perfect Crime |
グレッグの姉妹 | |
1925 | 勇猛果敢 Hearts and Spurs |
シビル・エスタブルック | |
雷名轟く Durand of the Bad Lands |
エレン・ボイド | ||
1928 | 浮かれ街道 Power |
別の夫人 | |
無頼漢 Me, Gangster |
ブロンドロージー | ||
1930 | アリゾナ怪盗異聞 The Arizona Kid |
ヴァージニア・ホイト | |
令嬢暴力団 Safety in Numbers |
ポーリン | ||
1931 | 街の紳士 Man of the World |
メアリー・ケンドール | |
成金ボーイ ニューヨークへ行く Ladies' Man |
レイチェル | ||
悪魔が跳び出す Up Pops the Devil |
アン・メリック | ||
失はれし抱擁 I Take This Woman |
ケイ・ダウリング | ||
1932 | 恋を喰べる女 No One Man |
ペネロープ | |
明日は晴れ Sinners in the Sun |
ドリス・ブレイク | ||
紅蘭 No More Orchids |
アニー・ホルト | ||
心の青空 No Man of Her Own |
コニー・ランドール | ||
1933 | 競馬天国 From Hell to Heaven |
コリー | |
殺人魔の魂 Supernatural |
ローマ・コートニー | ||
鷲と鷹 The Eagle and the Hawk |
美しい女 | ||
白い肉体 White Woman |
ジュディス・デニング | ||
1934 | ボレロ Bolero |
ヘレン・ハサウェイ | |
恋と胃袋 We're Not Dressing |
ドリス | ||
特急二十世紀 Twentieth Century |
リリー・ガーランド(ミルドレッド・プロトカ) | ||
久遠の誓ひ Now and Forever |
トニ | ||
街で拾った女 Lady by Choice |
アラバマ・リー | ||
ギャングの花嫁 The Gay Bride |
メアリー | ||
1935 | ルムバ Rumba |
ダイアナ・ハリソン | |
春を手さぐる Hands Across the Table |
レジー・アレン | ||
1936 | 処女散歩 Love Before Breakfast |
ケイ・コルビー | |
姫君海を渡る The Princess Comes Across |
ワンダ・ナッシュ | ||
襤褸と宝石 My Man Godfrey |
アイリーン | ||
1937 | スイング Swing High, Swing Low |
マギー・キング | |
無責任時代 Nothing Sacred |
ヘイゼル・フラッグ | ||
真実の告白 True Confession |
ヘレン・バートレット | ||
1938 | 婚約リレー Fools for Scandal |
ケイ・ウィンターズ | |
1939 | 貴方なしでは Made for Each Other |
ジェーン・メイソン | |
1940 | 病院の一夜 Vigil in the Night |
アンヌ・リー | |
1941 | スミス夫妻 Mr. and Mrs. Smith |
アン | |
1942 | 生きるべきか死ぬべきか To Be or Not to Be |
マリア |
関連書籍
- サイレント・コメディ全史(新野敏也著、1992年、喜劇映画研究会 ISBN 978-4906409013)
- 〈喜劇映画〉を発明した男 帝王マック・セネット、自らを語る(マック・セネット著、石野たき子訳/新野敏也監訳、2014年、作品社 ISBN 4861824729)