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{{by|2011年}}は初めて春季[[キャンプ (日本プロ野球)|キャンプ]]で一軍に抜擢された<ref name="nikkan20110727" />。開幕は二軍で迎えたものの、6月に二軍監督の[[吉竹春樹]]からの助言で変更した打撃フォームが功を奏して調子を上げ、7月から二軍戦で4番に座るようになった<ref name="nikkan20110727" />。その後4番でスタメン出場した10試合で打率.305と好調を続け、[[7月26日]]に初の一軍昇格を果たした。昇格当日の対中日戦([[阪神甲子園球場]])で5回に代打で初出場し、その打席で2点本塁打を放った。[[初打席本塁打|初打席で本塁打]]を放ったのは日本プロ野球史上51人目で、平成生まれ及び阪神タイガースの選手としては史上初の記録となった。また代打でのプロ初打席本塁打は史上13人目の記録であった。さらに、この本塁打で阪神タイガースの選手として300人目の本塁打達成者となった<ref name="sponichi20110727">[http://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2011/07/27/kiji/K20110727001290020.html 「小ブラゼル」森田 球団史上初のプロ初打席本塁打] [[スポーツニッポン]]、2011年7月27日。</ref>。その後、[[8月7日]]に[[鶴直人]]との入れ替えで2軍降格する<ref name="hanshintouroku">[http://hanshintigers.jp/game/regist/history.html 一軍登録抹消履歴] 阪神タイガース公式サイト 8月25日閲覧。</ref>も、[[8月23日]]の試合で負傷したクレイグ・ブラゼルに代わって[[8月24日]]に一軍に昇格する<ref name="hanshintouroku" /><ref>[http://www.sanspo.com/baseball/news/110825/bsb1108250502005-n1.htm 阪神・ブラゼルが抹消、右太もも裏肉離れ] SANSPO.COM 2011年8月25日閲覧。</ref>。[[8月25日]]の対[[読売ジャイアンツ|巨人]]戦 ([[東京ドーム]])で、7番・[[一塁手]]で一軍初スタメン出場した<ref>[http://baseball.yahoo.co.jp/npb/game/2011082501/stats Yahoo!プロ野球 - 2011年8月25日 巨人vs阪神 成績] Yahooスポーツ 2011年8月25日閲覧。</ref>。 |
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{{by|2013年}}には、ウエスタン・リーグで本塁打王(16本)・打点王(69打点)のタイトルを獲得。一軍定着までには至らなかったものの、シーズン終盤には[[一塁手]]として公式戦のスタメンに起用されている<ref>[http://www.nikkansports.com/baseball/news/f-bb-tp0-20131004-1199633.html 【阪神】森田先制打「結果出てよかった」]日刊スポーツ 2013年10月7日閲覧</ref>。 |
2016年11月15日 (火) 14:32時点における版
基本情報 | |
---|---|
国籍 | 日本 |
出身地 | 岡山県岡山市 |
生年月日 | 1989年8月4日(35歳) |
身長 体重 |
185 cm 88 kg |
選手情報 | |
投球・打席 | 右投左打 |
ポジション | 一塁手 |
プロ入り | 2007年 高校生ドラフト3巡目 |
初出場 | 2011年7月26日 |
最終出場 | 2013年10月8日 |
年俸 | 820万円(2014年) |
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) | |
この表について
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森田 一成(もりた いっせい、1989年8月4日 - )は、岡山県岡山市出身の元プロ野球選手(内野手)。
経歴
小1の時にソフトボールを始め、小3からは軟式野球を始める。関西高校に進み、1年秋からレギュラーに座ったものの、この年の岡山県大会決勝で右肩を脱臼し、手術。この影響で当初は代打での出場が多かった。2年春・2年夏・3年春と3度の甲子園出場。3年春の大会ではベスト8に進出した。高校通算本塁打は25本。
当時阪神のシニアディレクターで、森田の長打力を高く評価した星野仙一の推薦もあり[1]、2007年の高校生ドラフトで阪神より3巡目指名を受け入団。背番号は64となった。
2008年シーズン後、右肩の古傷の影響から保留選手名簿から外され[2]、2009年は育成選手としての契約になった。背番号は、122に変更。9月16日のウエスタン・リーグ対中日ドラゴンズ戦に6番・一塁でスタメン出場し、1点ビハインドの6回、菊地正法からバックスクリーンを超える推定飛距離140メートルの特大の同点ソロ本塁打を打ち、二軍でのプロ初本塁打を記録。当時左太もも肉離れで二軍でリハビリ中だったクレイグ・ブラゼルから前日に打撃指導を受け、即実践した一打となった[3]。
2010年7月20日、支配下選手に再登録。背番号は69に変更[4]。フレッシュオールスターゲームにも出場した。10月5日から26日までの期間、宮崎県で開催されたフェニックス・リーグに参加。4本の本塁打を打ち、本塁打数で全参加選手中3位タイの成績であった[5]。
2011年は初めて春季キャンプで一軍に抜擢された[2]。開幕は二軍で迎えたものの、6月に二軍監督の吉竹春樹からの助言で変更した打撃フォームが功を奏して調子を上げ、7月から二軍戦で4番に座るようになった[2]。その後4番でスタメン出場した10試合で打率.305と好調を続け、7月26日に初の一軍昇格を果たした。昇格当日の対中日戦(阪神甲子園球場)で5回に代打で初出場し、その打席で2点本塁打を放った。初打席で本塁打を放ったのは日本プロ野球史上51人目で、平成生まれ及び阪神タイガースの選手としては史上初の記録となった。また代打でのプロ初打席本塁打は史上13人目の記録であった。さらに、この本塁打で阪神タイガースの選手として300人目の本塁打達成者となった[6]。その後、8月7日に鶴直人との入れ替えで2軍降格する[7]も、8月23日の試合で負傷したクレイグ・ブラゼルに代わって8月24日に一軍に昇格する[7][8]。8月25日の対巨人戦 (東京ドーム)で、7番・一塁手で一軍初スタメン出場した[9]。
2012年は主に二軍での出場機会となった。二軍では89試合に出場し、打率.277、77安打、3本塁打、27打点をマークする[10]。そして9月17日に一軍初昇格を果たすと[11]、9月23日の対中日戦でシーズン初タイムリーを放ち、お立ち台に上がった[12]。
2013年には、ウエスタン・リーグで本塁打王(16本)・打点王(69打点)のタイトルを獲得。一軍定着までには至らなかったものの、シーズン終盤には一塁手として公式戦のスタメンに起用されている[13]。
2014年は一軍での出場機会はなく[14]、10月28日に戦力外通告を受けた[15]。ウエスタンでの成績は84試合に出場し、59安打に7本塁打をマークし、打率は.273だった[16]。11月9日に静岡・草薙球場で行われた12球団合同トライアウトに参加し、バックスクリーンへの本塁打を含む5打数3安打1四球と結果を出したが、オファーはなく引退。12月2日、自由契約公示された[17]。
2015年5月に渡米し、カリフォルニア州立大学付属の語学学校・フレズノ校で英語を学んでいる[18]。
プレースタイル
ドラフトでの指名を後押しした星野から「松井秀喜や中田翔よりも打球を飛ばす力がある」と太鼓判を押される[19]ほどの長打力が武器。二軍コーチの八木裕からは変化球に対応する器用なバットコントロールを評価されている[20][21]。チームメイトであったクレイグ・ブラゼルとは大柄で懐の深い左打者という共通点があり[22]、風貌も似ていることから「小ブラゼル(こぶらぜる)」と称された[6]。ちなみに、2013年の秋季キャンプから阪神の「ゼネラルマネジャー付育成&打撃コーディネーター(DC)」として指導者生活を始めた掛布雅之からは、自身の現役時代にクリーンアップを組んだランディ・バース(森田と同じく大柄で長打力の高い左打ちの一塁手)にちなんで「小バース(こばーす)」と呼ばれている[23]。
課題は守備面で、2011年に初めて一軍昇格した際にも、代打での出場にとどまった[24]。その後は、ウエスタン・リーグの公式戦や練習で三塁を守る機会はあるものの、一・二軍とも指名打者を採用しない公式戦でスタメンに起用される場合には一塁手として出場することが多かった。
詳細情報
年度別打撃成績
年 度 |
球 団 |
試 合 |
打 席 |
打 数 |
得 点 |
安 打 |
二 塁 打 |
三 塁 打 |
本 塁 打 |
塁 打 |
打 点 |
盗 塁 |
盗 塁 死 |
犠 打 |
犠 飛 |
四 球 |
敬 遠 |
死 球 |
三 振 |
併 殺 打 |
打 率 |
出 塁 率 |
長 打 率 |
O P S |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2011 | 阪神 | 20 | 34 | 32 | 2 | 8 | 3 | 1 | 1 | 16 | 5 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 | 8 | 0 | .250 | .265 | .500 | .765 |
2012 | 11 | 30 | 24 | 3 | 5 | 1 | 1 | 0 | 8 | 4 | 0 | 0 | 0 | 1 | 5 | 0 | 0 | 4 | 0 | .208 | .333 | .333 | .666 | |
2013 | 13 | 19 | 19 | 0 | 4 | 1 | 0 | 0 | 5 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 8 | 1 | .211 | .211 | .263 | .474 | |
通算:3年 | 44 | 83 | 75 | 5 | 17 | 5 | 2 | 1 | 29 | 11 | 0 | 0 | 0 | 2 | 6 | 0 | 0 | 20 | 1 | .227 | .277 | .387 | .664 |
年度別守備成績
年 度 |
一塁 | |||||
---|---|---|---|---|---|---|
試合 | 刺殺 | 補殺 | 失策 | 併殺 | 守備率 | |
2011 | 9 | 60 | 3 | 1 | 5 | .984 |
2012 | 9 | 50 | 4 | 0 | 4 | 1.000 |
2013 | 3 | 24 | 1 | 0 | 1 | 1.000 |
通算 | 21 | 134 | 8 | 1 | 10 | .993 |
記録
- 初出場:2011年7月26日、対中日ドラゴンズ10回戦(阪神甲子園球場)、5回裏に能見篤史の代打として出場
- 初打席・初安打・初本塁打・初打点:同上、5回裏にマキシモ・ネルソンから左越2ラン ※史上51人目の初打席本塁打
- 初先発出場:2011年8月25日、対読売ジャイアンツ18回戦(東京ドーム)、7番・一塁手として先発出場
背番号
- 64 (2008年)
- 122 (2009年 - 2010年途中)
- 69 (2010年途中 - 2014年)
登場曲
脚注
- ^ 仙さん、虎・森田を指名後押し「松井秀以上」 サンケイスポーツ、2011年7月27日。
- ^ a b c 4年目森田、阪神初の初打席初アーチ 日刊スポーツ、2007年7月27日。
- ^ 日刊スポーツ、2009年9月17日付。
- ^ 育成選手との支配下選手契約締結について
- ^ “トラ番担当記者コラム阪神タイガース公式サイト”
- ^ a b 「小ブラゼル」森田 球団史上初のプロ初打席本塁打 スポーツニッポン、2011年7月27日。
- ^ a b 一軍登録抹消履歴 阪神タイガース公式サイト 8月25日閲覧。
- ^ 阪神・ブラゼルが抹消、右太もも裏肉離れ SANSPO.COM 2011年8月25日閲覧。
- ^ Yahoo!プロ野球 - 2011年8月25日 巨人vs阪神 成績 Yahooスポーツ 2011年8月25日閲覧。
- ^ NPB 二軍成績2012年 日本プロ野球機構 2013年7月26日閲覧
- ^ 阪神・秋山が抹消、代わって森田が初昇格サンケイスポーツ 2013年7月26日閲覧
- ^ 虎・森田、今季初タイムリー!一塁争い名乗り サンケイスポーツ 2013年7月26日閲覧
- ^ 【阪神】森田先制打「結果出てよかった」日刊スポーツ 2013年10月7日閲覧
- ^ “森田一成”. 日本プロ野球機構オフィシャルサイト. 2014年10月29日閲覧。
- ^ “来季の選手契約について”. 阪神タイガース公式サイト. 2014年10月29日閲覧。
- ^ “2014年度 阪神タイガース個人打撃成績(ウエスタン・リーグ)”. 日本プロ野球機構オフィシャルサイト. 2014年10月29日閲覧。
- ^ 2014年度 自由契約選手 日本野球機構オフィシャルサイト 2014年12月2日閲覧。
- ^ もと阪神タイガースの森田一成さんが渡米!次の一歩は“学生”から
- ^ 虎首位呼んだァ!森田が満塁一掃二塁打 サンケイスポーツ、2011年3月6日。
- ^ 本間勝 魅力の長打力(フレッシュオールスター出場)~阪神・森田一成内野手~ 日刊スポーツ、2010年6月2日。
- ^ 阪神・八木C「もっている運命」森田を祝福 サンケイスポーツ、2011年7月27日。
- ^ 阪神・森田がびっくり弾!“師匠”ブラゼルの祝福に涙? 夕刊フジ、2011年7月27日。
- ^ 掛布DC命名 新井良は「小ミスター」(「日刊スポーツ」2013年11月7日付記事)
- ^ 森田、抹消後初試合で再昇格アピール弾 デイリースポーツ、2011年8月10日。
関連項目
外部リンク
- 個人年度別成績 森田一成 - NPB.jp 日本野球機構