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2011年8月13日、[[カタール航空]](QR)888便（[[ドーハ国際空港|ドーハ]]発[[上海浦東国際空港|上海/浦東]]行き）は、燃料不足による「[[メーデー (遭難信号)|メーデー]]」（航空機、船舶などが発するSOSに当たる緊急信号）を宣言し緊急着陸を要請した。それを受け[[管制塔]]は、QR888便の前方を飛行していた吉祥航空1112便に着陸を中止し順番を譲るよう指示を数回送ったが、1112便のパイロットは、自機も燃料不足であると主張してこの指示を拒否し、航路を譲らなかった<ref>{{Cite news|title=Pilot risks deadly air crash, saves on fuel|newspaper=GLOVAL TIMES|date=2011-08-25|url=http://www.globaltimes.cn/NEWS/tabid/99/articleType/ArticleView/articleId/672512/Pilot-risks-deadly-air-crash-saves-on-fuel.aspx|archiveurl=https://archive.is/Bf71#selection-1021.0-1021.44|archivedate=2012-07-31}}</ref><ref>{{Cite news|title=中国民用航空：吉祥航空機がカタール航空機に着陸順序を譲らなかった件について調査|newspaper=とれまがニュース（済龍ChinaPress）|date=2011-08-26|url=http://news.toremaga.com/economy/china/349822.html|archiveurl=https://archive.is/5s5B#selection-579.0-579.10|archivedate=2012-07-14}}</ref><ref>[http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=53816&type=1 燃料不足であわや大惨事、吉祥航空機がカタール航空機の着陸を妨害した疑い]</ref>。カタール航空機はその7分後着陸した。他機の緊急信号を無視して航路を譲らないというこれだけ悪質なケースは、{{要出典|date=2015年11月|範囲=航空機の歴史の中で過去に例がない}}。なお、後日の報道によると、着陸時には残り30分間分未満の燃料しか残っていないと通報したカタール航空機（B777-300ER）には30分相当の燃料（5.2トン）が残存しており、また、残り4分間分の燃料しか残っていないと主張していた吉祥航空機（A-320-200）には1時間以上分（2.9トン）の燃料が残存していた<ref name="Searchina01">{{Cite news|url=http://www.excite.co.jp/News/chn_soc/20110831/Searchina_20110831027.html|title=機長の「管制無視」事件…背景に「うそ多発」、「差別横行」|work=サーチナ|publisher=エキサイト|date=2011-08-30|accessdate=2012-11-22}}</ref>{{refnest|混雑の絶えない浦東空港では、優先的に着陸するためにこうした虚偽の通報がなされることが常態化している。その背景には、通常の順番待ちの際には[[中国国際航空]]、[[中国東方航空]]、[[中国南方航空]]の国有系三大航空会社の航空機が優先され、吉祥航空のような新興の民間航空会社は後回しにされることが多い点と、燃料消費を少なく抑えると各航空会社から機長らに支払われる報奨金を目当てにする者がいる点が指摘されている<ref name="Searchina01 />。}}。 |
2011年8月13日、[[カタール航空]](QR)888便（[[ドーハ国際空港|ドーハ]]発[[上海浦東国際空港|上海/浦東]]行き）は、燃料不足による「[[メーデー (遭難信号)|メーデー]]」（航空機、船舶などが発するSOSに当たる緊急信号）を宣言し緊急着陸を要請した。それを受け[[管制塔]]は、QR888便の前方を飛行していた吉祥航空1112便に着陸を中止し順番を譲るよう指示を数回送ったが、1112便のパイロットは、自機も燃料不足であると主張してこの指示を拒否し、航路を譲らなかった<ref>{{Cite news|title=Pilot risks deadly air crash, saves on fuel|newspaper=GLOVAL TIMES|date=2011-08-25|url=http://www.globaltimes.cn/NEWS/tabid/99/articleType/ArticleView/articleId/672512/Pilot-risks-deadly-air-crash-saves-on-fuel.aspx|archiveurl=https://archive.is/Bf71#selection-1021.0-1021.44|archivedate=2012-07-31}}</ref><ref>{{Cite news|title=中国民用航空：吉祥航空機がカタール航空機に着陸順序を譲らなかった件について調査|newspaper=とれまがニュース（済龍ChinaPress）|date=2011-08-26|url=http://news.toremaga.com/economy/china/349822.html|archiveurl=https://archive.is/5s5B#selection-579.0-579.10|archivedate=2012-07-14}}</ref><ref>[http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=53816&type=1 燃料不足であわや大惨事、吉祥航空機がカタール航空機の着陸を妨害した疑い]</ref>。カタール航空機はその7分後着陸した。他機の緊急信号を無視して航路を譲らないというこれだけ悪質なケースは、{{要出典|date=2015年11月|範囲=航空機の歴史の中で過去に例がない}}。なお、後日の報道によると、着陸時には残り30分間分未満の燃料しか残っていないと通報したカタール航空機（B777-300ER）には30分相当の燃料（5.2トン）が残存しており、また、残り4分間分の燃料しか残っていないと主張していた吉祥航空機（A-320-200）には1時間以上分（2.9トン）の燃料が残存していた<ref name="Searchina01">{{Cite news|url=http://www.excite.co.jp/News/chn_soc/20110831/Searchina_20110831027.html|title=機長の「管制無視」事件…背景に「うそ多発」、「差別横行」|work=サーチナ|publisher=エキサイト|date=2011-08-30|accessdate=2012-11-22}}</ref>{{refnest|混雑の絶えない浦東空港では、優先的に着陸するためにこうした虚偽の通報がなされることが常態化している。その背景には、通常の順番待ちの際には[[中国国際航空]]、[[中国東方航空]]、[[中国南方航空]]の国有系三大航空会社の航空機が優先され、吉祥航空のような新興の民間航空会社は後回しにされることが多い点と、燃料消費を少なく抑えると各航空会社から機長らに支払われる報奨金を目当てにする者がいる点が指摘されている<ref name="Searchina01" />。}}。 |
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2011年8月29日、中国民航華東地区管理局は、緊急着陸を妨害したとして吉祥航空機の韓国籍機長の国内パイロット免許を剥奪し、吉祥航空自身には3ヶ月間のペナルティ（経営拡大申請の受理を停止し、運航枠を10%削減する）を与える事を発表した。<ref>[http://www.chinapress.jp/pd/27435/ 吉祥航空機の着陸妨害事件：韓国籍機長の中国パイロット免許取り消し] |
2011年8月29日、中国民航華東地区管理局は、緊急着陸を妨害したとして吉祥航空機の韓国籍機長の国内パイロット免許を剥奪し、吉祥航空自身には3ヶ月間のペナルティ（経営拡大申請の受理を停止し、運航枠を10%削減する）を与える事を発表した。<ref>[http://www.chinapress.jp/pd/27435/ 吉祥航空機の着陸妨害事件：韓国籍機長の中国パイロット免許取り消し] |
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2016年11月15日 (火) 14:31時点における版
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| 設立 | 2005年6月 | |||
|---|---|---|---|---|
| ハブ空港 | 上海浦東国際空港 | |||
| 焦点空港 | 上海虹橋国際空港 | |||
| 保有機材数 | 50機 | |||
| 就航地 | 80都市 | |||
| 本拠地 | 中国・上海市 | |||
| 代表者 | 王 均金（取締役） | |||
| 吉祥航空 | |
|---|---|
| 各種表記 | |
| 繁体字： | 吉祥航空 |
| 簡体字： | 吉祥航空 |
| 拼音： | Jíxiáng Hángkōng |
| 発音： | ジーシャン ハンコン |
| 英文： | Juneyao Airlines |
吉祥航空（きっしょうこうくう）は、中華人民共和国・上海市に本社を置く会社である。正式名称は上海吉祥航空有限公司。 上海浦東国際空港をハブとしているが、当面の間は上海虹橋国際空港を使用している。
コードデーター
- IATA航空会社コード : HO
- ICAO航空会社コード : DKH
- コールサイン : Juneyao Airlines
- 中国語コールサイン : 吉航（Jihang）
沿革
- 2005年6月 : 民航総局と上海市の認可が下り、均瑶グループが出資した上海東部快線航空有限公司が設立。資本金は1億5,000万元。
- 2006年2月 : 鳳凰航空に名称を変更する。
- 2006年 : 上海吉祥航空有限公司と改称する。
- 2006年9月13日 : 最初の機体であるエアバスA319-100型機がドイツ・ハンブルク国際空港から上海虹橋国際空港に飛来し納入。
- 2006年9月25日 : 初運航となるHO1125便が上海/虹橋 → 長沙線を運航。
- 2010年11月8日 : 上海/浦東 - 札幌/新千歳線の路線開設申請を民航総局に提出[1]。
- 2012年9月 : 上海/浦東 - 沖縄/那覇線を就航開始予定だったが、当面延期[2]。
- 2012年11月 : 上海/浦東 - プーケット線が就航、初の国際線となる[3]。
- 2014年1月31日 : 上海/浦東 - 沖縄/那覇線を就航開始[4]。
- 2014年4月15日 : 上海/浦東 - 大阪/関西線を就航開始[5][6][7]。
- 2015年6月 : 上海/浦東 - 福岡線を就航開始[7]。
- 2015年8月6日 : 上海/浦東 - 東京/羽田線を就航開始。
- 2015年9月25日 : 福州 - 名古屋/中部（上海/浦東経由）線を就航開始[8]。
- 2015年8月11日 :株式会社 ENJOYJAPANと株式会社ツインプラネットと協業し、 「中国本土内」および「 中国と 日本」間を就航する吉祥航空機内のメディア開発における契約を締結
- 2015年10月1日 :開発メディア第1弾とし、機内設置フリーペーパー「逛逛日本（TRAVELTOJAPAN） ※訳：日本をぶらぶらしましょう！」を2015年10月1日に創刊
- 2016年6月23日 :上海/浦東 - 福岡線を運休[9]。
- 2016年7月1日 :南京 - 沖縄/那覇線を就航開始[10]。
- 2016年8月1日 : 南京 - 大阪/関西線を就航開始[11]。
- 2016年10月30日 :上海/浦東 - 福岡線を運航再開予定[12]。
就航路線
国内線
- 上海/虹橋 - 長沙、太原、成都、福州、厦門、昆明、連城、天津、長治、深圳、青島
- 上海/浦東 - ハルビン、成都、大連、天津、北海、長春、瀋陽、三亜、武漢、青島、温州、煙台
- 杭州 - 貴陽、青島、太原、ウルムチ、宜昌[13]
- 温州 - 長沙、貴陽
国際線
- 上海/浦東 -
- 銀川 - 大阪/関西（上海/浦東経由）
- 南京 - 大阪/関西、沖縄/那覇
- 福州 - 名古屋/中部（上海/浦東経由）
- 天津 - バンコク（上海/浦東経由）
- 長春 - プーケット（上海/浦東経由）
- 杭州 - プーケット
保有機材
- エアバスA320-200型機 : 38機
- エアバスA321-200型機 : 12機
緊急着陸妨害事件
2011年8月13日、カタール航空(QR)888便（ドーハ発上海/浦東行き）は、燃料不足による「メーデー」（航空機、船舶などが発するSOSに当たる緊急信号）を宣言し緊急着陸を要請した。それを受け管制塔は、QR888便の前方を飛行していた吉祥航空1112便に着陸を中止し順番を譲るよう指示を数回送ったが、1112便のパイロットは、自機も燃料不足であると主張してこの指示を拒否し、航路を譲らなかった[16][17][18]。カタール航空機はその7分後着陸した。他機の緊急信号を無視して航路を譲らないというこれだけ悪質なケースは、航空機の歴史の中で過去に例がない[要出典]。なお、後日の報道によると、着陸時には残り30分間分未満の燃料しか残っていないと通報したカタール航空機（B777-300ER）には30分相当の燃料（5.2トン）が残存しており、また、残り4分間分の燃料しか残っていないと主張していた吉祥航空機（A-320-200）には1時間以上分（2.9トン）の燃料が残存していた[19][20]。
2011年8月29日、中国民航華東地区管理局は、緊急着陸を妨害したとして吉祥航空機の韓国籍機長の国内パイロット免許を剥奪し、吉祥航空自身には3ヶ月間のペナルティ（経営拡大申請の受理を停止し、運航枠を10%削減する）を与える事を発表した。[21]
脚注
- ^ Juneyao Airlines applies Shanghai – Sapporo service
- ^ 鳥取チャーター便中止=那覇便は就航延期－中国航空2社
- ^ 吉祥航空11月将开通上海-普吉岛航线
- ^ 吉祥航空、1月末から那覇/上海線に就航へ FlyTeam 2013年12月18日付
- ^ 吉祥航空、福岡、関西/上海浦東線を開設へ 中国民用航空局に申請 FlyTeam 2013年12月12日付
- ^ 吉祥航空、大阪/関西〜上海/浦東線に就航! 2014年4月15日から毎日運航 Traicy 2014年3月7日付
- ^ a b 吉祥航空、大阪/関西〜上海/浦東線に就航! 年内に3〜4往復に拡大、名古屋/中部・福岡への就航や欧米便も Traicy 2014年4月17日付
- ^ 上海吉祥航空、中部－福州就航へ 上海経由で25日から Aviation Wire 2015年9月16日付
- ^ 吉祥航空、6月23日から福岡/上海線を運休 FlyTeam 2016年5月24日付
- ^ 吉祥航空、7月1日から那覇/南京線に新規就航 那覇の中国路線は5都市目 Fly Team 2016年5月21日付
- ^ 上海吉祥航空が関西＝南京線を新規就航 - 関西エアポート株式会社 2016年6月13日閲覧
- ^ a b 吉祥航空、10月30日から福岡/上海線の運航を再開 A320でデイリー運航 Fly Team 2016年10月27日付
- ^ 吉祥航空、杭州と温州から新規7路線を開設
- ^ 吉祥航空、上海/済州線に就航 週4便
- ^ 吉祥航空、上海/チェンマイ線に就航 4月26日から週4便に
- ^ “Pilot risks deadly air crash, saves on fuel”. GLOVAL TIMES. (2011年8月25日). オリジナルの2012年7月31日時点におけるアーカイブ。
- ^ “中国民用航空：吉祥航空機がカタール航空機に着陸順序を譲らなかった件について調査”. とれまがニュース（済龍ChinaPress）. (2011年8月26日). オリジナルの2012年7月14日時点におけるアーカイブ。
- ^ 燃料不足であわや大惨事、吉祥航空機がカタール航空機の着陸を妨害した疑い
- ^ a b “機長の「管制無視」事件…背景に「うそ多発」、「差別横行」”. サーチナ (エキサイト). (2011年8月30日) 2012年11月22日閲覧。
- ^ 混雑の絶えない浦東空港では、優先的に着陸するためにこうした虚偽の通報がなされることが常態化している。その背景には、通常の順番待ちの際には中国国際航空、中国東方航空、中国南方航空の国有系三大航空会社の航空機が優先され、吉祥航空のような新興の民間航空会社は後回しにされることが多い点と、燃料消費を少なく抑えると各航空会社から機長らに支払われる報奨金を目当てにする者がいる点が指摘されている[19]。
- ^ 吉祥航空機の着陸妨害事件：韓国籍機長の中国パイロット免許取り消し
関連項目
- ENJOYJAPAN
- 9エア - 子会社