「ジミー・スター」の版間の差分
m ボット: 言語間リンク 2 件をウィキデータ上の (d:Q4442402 に転記) |
|||
111行目: | 111行目: | ||
[[Category:アメリカ合衆国のサクソフォーン奏者]] |
[[Category:アメリカ合衆国のサクソフォーン奏者]] |
||
[[Category:アメリカ合衆国のクラリネット奏者]] |
[[Category:アメリカ合衆国のクラリネット奏者]] |
||
[[Category:アメリカ合衆国の歌手]] |
[[Category:アメリカ合衆国の男性歌手]] |
2016年11月12日 (土) 02:28時点における版
ジミー・スター Jimmy Sturr | |
---|---|
ジミー・スター | |
基本情報 | |
出生名 | James William Sturr, Jr. |
生誕 | 1941年9月25日(83歳) |
出身地 |
アメリカ合衆国 ニューヨーク州オレンジ郡フロリダ |
ジャンル | ポルカ |
公式サイト |
www |
ジミー・スター(英語:Jimmy Sturr、1941年9月25日 - )は、ポルカのミュージシャンで、トランペット・クラリネット・サクソフォーン奏者であり、ジミー・スター&ヒズ・オーケストラ(英語:Jimmy Sturr & His Orchestra)のリーダーである。ジミー・スターはグラミー賞の最優秀ポルカ・アルバムを 18回受賞しており、この記録はポルカ部門では歴代最多である[1]。ジミー・スターはアメリカではおそらく最も人気のあるポルカ・バンドで、RFD-TV(アメリカのケーブルテレビ局)には彼らが主催するテレビ番組がある。
略歴
ジミー・スターは、ニューヨーク州オレンジ郡の村であるフロリダ出身である[2]。スターはアイルランド系アメリカ人だったが、村がポーランド系アメリカ人文化に溢れており、スター自身も若年期からポーランド文化に影響され、定期的にポルカ・ダンスに参加していた[2]。スターは、13歳からクラリネットを地元で演奏するようになった[2]。1960年代は地元でポルカを演奏することに専念し、1969年には自身のレーベル「スター・レコード」(Starr Records) を設立してポルカ・アーティストのマネジメントなどのビジネスをはじめた[2]。
1970年代には、ジミー・スター・アンド・ヒズ・オーケストラ (Jimmy Starr and His Orchestra) と宣伝され、アメリカ化されたポルカ(例えばボーカルが英語であることなど)を演奏して、人気を着実に上げていった。1979年には、リード・シンガー兼サクソフォーン奏者のジョニー・カラスをバンドに雇い、このことがバンドの後の成功につながった[2]。
1985年にグラミー賞がベスト・ポルカ・アルバム部門を設立すると、その第2回目となる1986年にスターはアルバム『I Remember Warsaw』で同賞を獲得した[3]。その後、『A Polka Just for Me』(1987年)、『Born to Polka』(1988年)、『All in My Love for You』(1989年)、『When It's Polka Time at Your House』(1990年)、『Live at Gilley's』(1991年)と6年連続で同賞を受賞し続けた[3]。スターは、そうしたアルバムを発表するのみではなく、アメリカ中のカジノやフェスティバルで演奏してまわった。
1995年にアルバム『I Love to Polka』で久しぶりにグラミー賞を受賞すると、ジミーのファンを自認するカントリー歌手のウィリー・ネルソンと競演した『Polka! All Night Long』(1996年)、アコーディオン奏者フラコ・ヒメネスとカントリー歌手ビル・アンダーソンと競演した『Living on Polka Time』(1997年)、オーク・リッジ・ボーイズと再びヒメネスと競演した『Dance with Me』(1998年)と4年連続で受賞した[3]。カントリー・ミュージックとの繋がりが深いジミー・スターは、グランド・オール・オプリに登場した史上初のポルカ・アーティストとなった[2]。
2000年代になっても、スターのグラミー賞での躍進は続いた。まずベテラン・カントリー歌手のメル・ティリスと競演した『Touched by a Polka』(2000年)でグラミー賞を獲得すると、ブレンダ・リーに加えて再度ウィリー・ネルソンと競演した『Gone Polka』(2001年)、フォークのアーロ・ガズリー とブルーグラス歌手のロンダ・ヴィンセントが参加した『Top of the World 』(2002年、タイトル曲はカーペンターズのカバー)、バンジョーのベラ・フレックらが参加した『Let's Polka 'Round』(2003年)と再度4年連続グラミー賞を獲得した[3]。
ロックンロールのオールディーズをポルカでカバーしたアルバム『Shake, Rattle and Polka!』(2005年)で再度グラミー賞を獲得すると、ベテラン歌手ボビー・ヴィントンと競演した『Polka in Paradise』(2006年)、さらに『Come Share the Wine』(2007年)、『Let the Whole World Sing』(2008年)と再度4年連続で受賞し続けた[3]。
ツアー
ツアーでは、バンド・メンバーはジミーが所有する45フィート(約13.7メートル)のツアー・バス(以前はビリー・レイ・サイラスが所有していた)に乗って移動する[1]。カーネギー・ホールで7回、ニューヨークのリンカーン・センターで4回、ワルシャワの文化科学宮殿など世界中の有名な会場でコンサートをしている。
ディスコグラフィ
- Polka Disco (1979年)
- I Remember Warsaw (1986年、グラミー賞受賞)
- A Polka Just for Me (1987年、グラミー賞受賞)
- Born to Polka (1988年、グラミー賞受賞)
- All in My Love for You (1989年、グラミー賞受賞)
- When It's Polka Time at Your House (1990年、グラミー賞受賞)
- Live at Gilley's! (1991年、グラミー賞受賞)
- A Jimmy Sturr Christmas (1992年)
- Sturr It Up (1993年)
- Polka Christmas (1993年)
- Polka Your Troubles Away (1994年)
- Polka Saturday Night (1994年)
- Saturday Night Polka [Ranwood] (1993年)
- Polka Favorites (1995年)
- I Love to Polka (1995年、グラミー賞受賞)
- Polka! All Night Long with ウィリー・ネルソン (1996年、グラミー賞受賞)
- Pure Polka (1997年)
- Living on Polka Time with ビル・アンダーソン and フラコ・ヒメネス (1997年、グラミー賞受賞)
- Dance with Me with オーク・リッジ・ボーイズ and フラコ・ヒメネス (1998年、グラミー賞受賞)
- Life's a Polka (1998年)
- Polkapalooza (1999年)
- Jimmy Sturr Polka (2000年)
- Touched by a Polka with メル・ティリス (2000年、グラミー賞受賞)
- Gone Polka with ウィリー・ネルソン and ブレンダ・リー (2001年、グラミー賞受賞)
- Top of the World with アーロ・ガズリー and ロンダ・ヴィンセント (2002年、グラミー賞受賞)
- Let's Polka 'Round (2003年、グラミー賞受賞)
- Rock 'N Polka (2004年)
- Hooked on Polkas (2004年)
- All American Polkafest (2004年)
- First Class Polkas (2004年)
- Shake, Rattle and Polka! (2005年、グラミー賞受賞)
- Best of Jimmy Sturr, Vol.2 (2006年)
- The Greatest Hits of Polka (2006年)
- Polka in Paradise with ボビー・ヴィントン (2006年、グラミー賞受賞)
- Come Share the Wine (2007年、グラミー賞受賞)
- Let the Whole World Sing (2008年、グラミー賞受賞)
- Polka Cola with ビル・アンダーソン (2009年)
バンド・メンバー
- Jimmy Sturr - ボーカル
- Steve Swiader - アコーディオン
- Dennis Coyman - ドラムス
- Eric Parks - トランペット
- Frank Urbanovitch - ボーカル、フィドル
- Johnny Karas - ボーカル、テナー・サクソフォーン
- Keith Slattery - ピアノ
- Kenny Harbus - トランペット
- Kevin Krauth - トランペット
- Nick DeVito - クラリネット、アルト・サクソフォーン
- Greg Dolecki - クラリネット、アルト・サクソフォーン
- Rich Pavasaris - ベース・ギター
- Gus Kosior - マネージャー