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2016年11月12日 (土) 02:09時点における版

ジェラルド・リバート(Gerald Levert1966年7月13日2006年11月10日)は、アメリカ合衆国の音楽一家として名高いリバート一家出身のR&B歌手。父親は1970年代を先導したソウルグループThe O'Jaysでボーカルだったエディ・リバート。ジェラルドはマルク・ゴードンと弟シーンとの3人でトリオLeVertを組んだ。また、キース・スウェット、ジョニー・ギルとともにR&BグループのLSGを組みもした。

1980年代から1990年代初頭にかけて、LeVertはヒット曲を連発した。例を挙げれば「Baby Hold On to Me」「Pop, Pop, Pop, Pop (Goes My Mind) 」「Casanova」や「ABC-123」(ジャクソン5に同名の曲があるが、全く別の曲である)などがある。

他のミュージシャンに曲の提供もしており、バリー・ホワイトの久しぶりのヒットとなった「Practice What You Preach」(1994年)も手掛けた。

ソロ・アーチストとしても「I'd Give Anything (to Fall in Love) 」「You Got That Love」「Funny」「Mr. Too Damn Good to You」といったヒットを飛ばした。また、クリス・ロックのコメディ・ソング「No Sex (In the Champagne Room) 」ではコーラスを担当するなど活躍の幅も広かった。ジェラルドと父エディは時に一緒に活動をすることもあり、『Father and Son』では親子の共演も聴くことができる。 

一方で、新しい才能の発掘も行い、1990年代に活躍したMen at LargeとThe Rude Boyzという2つのR&Bグループを世に送り出した。

ジェラルドは4人の子供に恵まれた。2005年、娘のCarlysiaがMTVの企画My Super Sweet 16に出演[1] し歌を披露、一家の音楽の才能を見せた。

2006年ジェラルドは、オハイオ州クリーブランドの自宅で、心臓発作[2]で亡くなった。Sister 2 Sisterマガジン誌によると、それはネルソン・マンデラとも会った南アフリカ10日間の旅行から戻った直後のことだった。

ディスコグラフィ

ソロ

  • 1991年 Private Line
  • 1995年 Groove On
  • 1995年 Father and Son
  • 1998年 Love & Consequences
  • 1999年 G
  • 2001年 Gerald's World
  • 2002年 The G Spot
  • 2003年 A Stroke of Genius
  • 2004年 Do I Speak for the World
  • 2005年 Voices
  • 2007年 In My Songs

LeVert

  • 1985年 I Get Hot
  • 1986年 Bloodline
  • 1987年 The Big Throwdown
  • 1988年 Just Coolin'
  • 1990年 Rope A Dope Style
  • 1993年 For Real Tho'
  • 1997年 The Whole Scenario

LSG

  • 1997年 Levert.Sweat.Gill
  • 2003年 LSG2

R&B トップ・テン・シングル

  • 1986年 Pop, Pop, Pop,(PopGoes My Mind) /LeVert
  • 1987年 Casanova/LeVert
  • 1987年 My Forever Love/LeVert
  • 1988年 Sweet Sensation/LeVert
  • 1988年 That's What Love Is – ミキ・ハワードとの共作
  • 1988年 Addicted to You/LeVert
  • 1989年 Just Coolin'/LeVert with Heavy D
  • 1989年 Gotta Get The Money/LeVert
  • 1990年 Rope A Dope Style/LeVert
  • 1990年 All Season/LeVert
  • 1991年 Baby I'm Ready/LeVert
  • 1991年 Private Line
  • 1992年 Baby Hold On To Me – エディ・リバートとの共作
  • 1992年 School Me
  • 1992年 Can You Handle It
  • 1993年 abc-123/LeVert
  • 1994年 I'd Give Anything
  • 1995年 Already Missing You – エディ・リバートとの共作
  • 1997年 My Body/LSG
  • 1998年 Thinkin' Bout It
  • 1999年 Taking Everything

脚注

  1. ^ My Super Sweet 16 Episode:15”. MTV. 2008年5月22日閲覧。
  2. ^ R&B singer Gerald Levert dead at 40”. CNN. 2008年5月22日閲覧。

外部リンク