「ボビー・ブランド」の版間の差分
→外部リンク: {{Normdaten}} |
|||
91行目: | 91行目: | ||
{{DEFAULTSORT:ふらんとほひい}} |
{{DEFAULTSORT:ふらんとほひい}} |
||
[[Category:アフリカ系アメリカ人のミュージシャン]] |
[[Category:アフリカ系アメリカ人のミュージシャン]] |
||
[[Category:アメリカ合衆国の歌手]] |
[[Category:アメリカ合衆国の男性歌手]] |
||
[[Category:グラミー賞受賞者]] |
[[Category:グラミー賞受賞者]] |
||
[[Category:テネシー州の人物]] |
[[Category:テネシー州の人物]] |
2016年11月12日 (土) 01:53時点における版
ボビー・ブランド | |
---|---|
ボビー・ブランド (1996年) | |
基本情報 | |
出生名 | Robert Calvin Bland |
生誕 |
1930年1月27日 米国テネシー州ローズマーク |
死没 |
2013年6月23日(83歳没) 米国テネシー州メンフィス |
ジャンル | ブルース |
職業 | シンガー |
活動期間 | 1951年 - 2013年 |
レーベル |
モダン・レコード チェス・レコード デューク・レコード ABCレコード MCAレコード マラコ・レコード |
公式サイト | Bobbybluebland.com |
ボビー"ブルー"ブランド (Bobby "Blue" Bland, 1930年1月27日 - 2013年6月23日) は、アメリカ合衆国のブルース歌手。ゴスペルの影響を強く受けた深みのある歌声を聴かせる。楽器を弾くシンガーが多いブルースの世界において、歌一本で1950年代初頭から晩年の2010年代まで活躍した。黄金期を築いたデューク・レーベルでは、エリック・クラプトンのレパートリーにもなった「Farther on up the Road」を始め、数多くの作品をリリース。80年代以降もマラコ・レーベルへ移籍して活躍を続け、「Members Only」が代表曲のひとつとして知られるようになった。
まるで痰を吐くようにのどを鳴らす唱法は独特で、彼のトレードマークとなっている。
「ローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100人のシンガー」に於いて第44位[1]。
来歴
1930年1月27日、メンフィス郊外のローズマークに生まれる。1948年にメンフィスに移住すると、ゴスペル・グループ、ミニチュアーズで音楽活動を開始した。続いてB・B・キングらがメンバーだったビール・ストリーターズに参加。
1951年、モダン・レコードに初のレコーディングを行う。翌1952年には、チェスにてシングルを1枚リリース後、デューク・レコードと契約。同レーベルには20年以上に渡って在籍し続け、その間R&Bチャートのトップを飾った"Farther on up the Road" (1957年)を始め、"I'll Take Care of You" (1959年)、"I Pity the Fool" (1961年)、"Yield Not To Temptation" (1962年)などのヒットを世に送り出した。
1973年にデュークがABCレコードに買収されるとブランドもABC所属となった。この時期にもブランドは、スティーブ・バリの制作による曲「エイント・ノー・ラブ・イン・ザ・ハート・オブ・ザ・シティ」のような傑作を発表している。1978年、クラレンス・"ゲイトマウス"・ブラウンとのカップリングで初の日本ツアーを行った。1988年、1998年にも来日している[2]。1979年にABCがMCAレコードに買収され、MCA所属となるが、引き続き作品はリリースを続けた。
1985年には、ミシシッピ州のブルース/ソウル系インディー・レーベル、「マラコ・レコード」に移籍し、同レーベル一作目となるメンバーズ・オンリーをリリースした。ブランドは、南部のアフリカ系アメリカ人に根強い人気を保っており、彼ら向けの作品を多くリリースしているマラコへの移籍は、ブランドの方向性と合致した動きだったと言えるだろう。同作を皮切りにマラコでは多くの名作をリリースしており、マラコ時代はデュークに続く第二の黄金期と言われている。
1992年、ロックの殿堂入りを果たした。1997年には、グラミー賞のLifetime Achievement賞を受賞している[3]。
2013年3月、肺炎などによりメンフィスの病院に入院[4]。病気療養中の2013年6月23日、メンフィスの自宅にて死去した[5]。83歳だった。
ディスコグラフィー
- 1961年 Two Steps from the Blues (Duke)
- 1962年 Here's the Man (Duke)
- 1963年 Call on Me (Duke)
- 1964年 Ain't Nothing You Can Do (Duke)
- 1966年 Soul of the Man (Duke)
- 1967年 Touch of the Blues (Duke)
- 1973年 His California Album (ABC)
- 1974年 Dreamer (ABC)
- 1974年 Together For The First Time (with B.B. King) (MCA)
- 1975年 Get on Down with Bobby Bland (ABC)
- 1977年 Together Again (with B.B. King) (MCA)
- 1977年 Reflections in Blue (ABC)
- 1978年 Come Fly With Me (ABC)
- 1979年 I Feel Good, I Feel Fine (MCA)
- 1980年 Sweet Vibrations (MCA)
- 1983年 Tell Mr. Bland (MCA)
- 1984年 You've Got Me Loving You (MCA)
- 1985年 Members Only (Malaco)
- 1986年 After All (Malaco)
- 1987年 Blues You Can Use (Malaco)
- 1987年 First Class Blues (Malaco)
- 1991年 Portrait of the Blues (Malaco)
- 1993年 Years of Tears (Malaco)
- 1995年 Sad Street (Malaco)
- 1998年 Live on Beale Street (Malaco)
- 1998年 Memphis Monday Morning (Malaco)
- 2003年 Blues at Midnight (Malaco)
編集盤
- 1991年 The Voice: Duke Recordings 1959-69 (Ace)
- 1992年 I Pity The Fool: Duke Recordings, Vol. 1 (MCA)
- 1994年 Turn On Your Love Light: Duke Recordings, Vol. 2 (MCA)
- 1994年 That Did It!: The Duke Recordings, Vol. 3 (MCA)
- 1998年 Greatest Hits, Vol. 1: The Duke Recordings (MCA)
- 1998年 Greatest Hits, Vol. 2: The ABC-Dunhill/MCA Recordings (MCA)
- 2001年 The Anthology (MCA)
出典
- ^ Rolling Stone. “100 Greatest Singers: Bobby "Blue" Bland”. 2013年5月26日閲覧。
- ^ 「来日ブルースマン全記録1971-2002」(ブルース・インターアクションズ)
- ^ Grammy Lifetime Achievement Award
- ^ Is bobby blue bland in the hospital?(Wiki Answers)
- ^ Bobby ‘Blue’ Bland, known for ‘Further On Up the Road’ and ‘Turn on Your Love Light,’ dies (AP)