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2016年11月12日 (土) 01:42時点における版
ロバート・クレイ | |
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ロバート・クレイ (2007) | |
基本情報 | |
生誕 |
1953年8月1日(71歳) 米国ジョージア州コロンバス |
ジャンル |
ブルース ソウル |
職業 | ギタリスト、シンガー |
担当楽器 | ギター |
活動期間 | 1980年 〜 現在 |
レーベル |
トマト・レコード ハイトーン・レコード マーキュリー・レコード ライコ・ディスク サンクチュアリー・レコード ヴァンガード・レコード |
公式サイト | RobertCray.com |
ロバート・クレイ(Robert Cray、1953年8月1日 - )はアメリカ合衆国出身のブルース・ギタリスト、シンガー。
1980年代に新世代のブルースマンとして頭角を現し、"Smoking Gun"のヒットを生んだ。メンフィス・ソウルやテキサス・ブルースなどの影響を強く受けつつ、マイナー調を多用したコンテンポラリーな独自のサウンドを築き上げた。
来歴
1953年、ジョージア州コロンバスに生まれ、生後11ヶ月で軍人だった父親の転勤のためワシントン州タコマへ移住し、幼少期をこの地で過ごすこととなった[1]。
12歳のとき、ビートルズの影響でギターを始めた[2][1]。
10代の頃からロックやブルース、ソウルなど様々な音楽を嗜み、特にジミ・ヘンドリックスやアルバート・コリンズから影響を受けた[3]。1974年には、自己のバンドを結成。アルバート・コリンズのバックも務めている。
1978年、映画『アニマル・ハウス』にオーティス・デイ&ザ・ナイツのベーシストとして出演した[4]。
1980年、アルバムWho's Been Talkin'でレコード・デビューを果たす。しかし、彼のスタイルを確固たるものとしたのは続くセカンド・アルバムBad Influence (1983年)だった。特にこのアルバムのタイトル曲は、後にエリック・クラプトンがアルバム『オーガスト』で取り上げるなど、広く知られるようになった。また、冒頭を飾る「Phone Booth」も彼の代表曲の一つとして知られる。この曲は、彼のアイドルでもあるアルバート・キングが1984年のアルバムで取り上げ、アルバム・タイトルにもなっている(I'm in a Phone Booth, Baby)。
1984年、ジョン・リー・フッカーの来日公演の前座として、初来日。全国6都市で演奏した。クレイは後年、フッカーのアルバム『The Healer』(1989年)及び『Mr. Lucky』(1991年)にも参加している。
1985年、アルバムShowdown!でアルバート・コリンズ、ジョニー・コープランドと共演。このアルバムはグラミー賞も受賞し[5]、クレイも注目を集めることとなった。
1986年、大手レーベル、マーキュリーへの移籍第一弾、『Strong Persuader』を発表する。このアルバムからは、"Smoking Gun"がシングル・カットされ、ブルースとしては異例のビルボード・チャート22位に食い込む大ヒットを記録した[6]。
同年、セントルイスで行われたチャック・ベリーの生誕60年を記念するコンサートに、キース・リチャーズらオールスター・メンバーの一員として出演。この模様は、翌年テイラー・ハックフォード監督の『ヘイル!ヘイル!ロックンロール』として映画化された。
1987年には、エリック・クラプトンの前座として起用され、来日公演にも同行した。
1990年のアルバム『Midnight Stroll』では、自己のバンドに加えてホーン・セクションにメンフィス・ホーンズを起用。従来以上にソウルフルでファンキーなサウンドを展開する。一方、1993年の『Shame + A Sin』では、ハウリン・ウルフ、アルバート・キングなどの泥臭いブルースの世界を追求している。また、1993年にはB.B.キングのアルバム『Blues Summit』にゲスト参加した。
1997年の『Sweet Potato Pie』を最後にマーキュリーを離れたが、1999年にはライコディスクからTake Your Shoes Offをリリース。メンフィス・ソウル色を感じさせるサウンドで健在ぶりを示している。
2006年、初のライブ・アルバムとなる『Live from Across the Pond』をリリースする。
2009年5月、ジャパン・ブルース&ソウル・カーニバルへの出演のため、約13年ぶりに来日。同年8月、ヴァンガード・レコードよりアルバム『This Time』をリリースした。
ディスコグラフィー
- 1980年 Who's Been Talkin' (Tomato)
- 1983年 Bad Influence (Hightone)
- 1985年 False Accusations (Hightone)
- 1985年 Showdown! (Alligator) アルバート・コリンズ、ジョニー・コープランドとの共演盤
- 1986年 Strong Persuader (Mercury)
- 1988年 Don't Be Afraid of the Dark (Mercury)
- 1990年 Midnight Stroll (Mercury)
- 1992年 I Was Warned (Mercury)
- 1993年 Shame + A Sin (Mercury)
- 1995年 Some Rainy Morning (Mercury)
- 1997年 Sweet Potato Pie (Mercury)
- 1999年 Take Your Shoes Off (Rykodisc)
- 2001年 Shoulda Been Home (Rykodisc)
- 2003年 Time Will Tell (Sanctuary)
- 2005年 Twenty (Sanctuary)
- 2006年 Live from Across the Pond (Nozzle/Vanguard)
- 2008年 Live at the BBC (Universal/Mercury)
- 2009年 This Time (Vanguard/Nozzle)
- 2012年 Nothin But Love (Provogue)
- 2014年 In My Soul (MRI)
編集盤
- 1999年 Heavy Picks: The Robert Cray Collection (Mercury)
- 2000年 The Best of Robert Cray (Universal/Mercury)
- 2003年 Heritage of the Blues: Phone Booth" (Hightone)
- 2005年 Ultimate Collection" (Universal Nl)
- 2007年 Definitive Collection" (Hip-O Records)
参考文献
- ^ a b JamBase - Robert Cray: The Deep Blue Beyond
- ^ Guitar Messenger: Robert Cray Interview
- ^ Modern Guitars Magazine: Robert Cray Interview
- ^ Gordon, Keith A. “Profile & Discography for Blues Guitarist Robert Cray”. About.com. 2015年8月6日閲覧。
- ^ Allligator Records - Albert Collins
- ^ Robert Cray - Awards : AllMusic