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2016年11月11日 (金) 01:13時点における版

佳山 明生
出生名 長谷 茂浩
生誕 (1951-09-19) 1951年9月19日(73歳)
出身地 日本の旗 日本北海道函館市
ジャンル 演歌歌謡曲
担当楽器 ボーカル
活動期間 1977年 - 現在
共同作業者 古賀政男美輪明宏
公式サイト 佳山明生オフィシャルホームページ

佳山 明生かやま あきお1951年9月19日 - )は、日本の演歌歌手。本名:長谷 茂浩(はせ しげひろ)。1983年の大ヒット曲『氷雨』で知られている。函館観光大使。既婚。

経歴

北海道函館市出身。1970年に作曲家の古賀政男最後の門下生として師事する。1973年3月に那須高原でセミプロとして歌うときに、美輪明宏(当時の芸名は丸山明宏)から芸名の佳山 明生を名づけてもらい、1977年12月1日に『氷雨』でデビューを果たす。デビュー時のキャッチフレーズは「キャンペーンの星」。ごはん党で、毎朝必ず何があっても、妻が土鍋で炊いたごはんを1合食べる。紅鮭天然しか食べない、養殖は食べない。甘えん坊で、布団に入ると赤ちゃんに返ってしまう。金魚が大好きで、子供の頃から絶えず飼っている。

1973年3月に美輪明宏の自宅を訪れ、「あら、名前をつけてあげるわ」と言われ、翌日電話がかかってきた。当時、栃木の御用邸があるところのホテルで歌うことがあったので、いい山で明るく生まれると書いて「佳山明生」という名前をつけてもらった。当時の美輪は丸山明宏という名前で、真ん中の山と明をもらった。「この名前はふたつある。女難の相がある。30まではこの名前は売れないから、大器晩成だから焦らないでやって」と美輪に言われた。両方ぴったりあたった。女性関係では人生いろいろあった。「氷雨」が売れ始めたのも30歳を過ぎてからだった。美輪との間にそういった関係はなく、佳山の友人が美輪の知人を知っていて、紹介された。美輪がやっていた「巴里」という店(美輪がピアノ1台でシャンソンを歌っていた)には、近くだったので毎日聴きに行っていた。

『氷雨』は発売当初はヒットの兆しが見えず、以降に発売する曲もヒット曲と呼べるまでにはいかなかった。しかし、1983年に『氷雨』が大ヒットし、オリコンチャートTOP10や当時の人気歌番組「ザ・ベストテン」(TBS)にランクイン。そして、同年の「全日本有線放送大賞」ではグランプリ、「第25回日本レコード大賞」ではロングセラー賞を受賞した。

2004年に函館観光大使に就任した。

2014年3月6日放映の「木曜8時のコンサート〜名曲!にっぽんの歌〜」(テレビ東京)に出演。

ディスコグラフィー

シングル

  1. 氷雨 (1977.12)
    作詞:とまりれん/作曲:とまりれん/編曲:竜崎孝路
    (c/w よりを戻して)
  2. 思い出の記 (1978.12)
    作詞:古賀政男/作曲:古賀政男/編曲:
    (c/w 春はまだ浅く)
  3. ナイトラブ仙台 (1979.6)
    作詞:永沢清司/作曲:永沢清司/編曲:小杉仁三
    (c/w 初恋の街仙台)
  4. 青春譜 (1980.3)
    作詞:いではく/作曲:遠藤実/編曲:西崎進
    (c/w 氷雨)
  5. 氷雨 (1981.12)
    作詞:とまりれん/作曲:とまりれん/編曲:竜崎孝路
  6. 氷雨 (1982.7)
    作詞:とまりれん/作曲:とまりれん/編曲:竜崎孝路
    (c/w わたしは愛人)
  7. 男の水割り (1983.8)
    作詞:たかたかし/作曲:徳久広司/編曲:竜崎孝路
    (c/w 夢もよう)
  8. 弾きがたり (1984.10)
    作詞:たかたかし/作曲:岡千秋/編曲:竜崎孝路
    (c/w 男の水割り)
  9. 待ちわびて神戸 (1985.7)
    作詞:三浦徳子/作曲:平尾昌晃/編曲:森岡賢一郎
    (c/w 悲愁)
  10. わがまま (1986.6)
    作詞:とまりれん/作曲:とまりれん/編曲:竜崎孝路
    (c/w 予感)
  11. 愛終(あいしゅう) (1987.5)
    作詞:初信之助/作曲:徳久広司/編曲:竜崎孝路
    (c/w 三人芝居)
  12. 泣きながら夢を見て ※デュエット 貴美(1987.12)
    作詞:ちあきてつや/作曲:杉本真人/編曲:前田俊明
    (c/w 男嫌いじゃないけれど)
  13. 通り雨 (1991.12)
    作詞:結城忍/作曲:伴謙介/編曲:栗本修
    (c/w 駅の灯)
  14. ミスタージャイアンツ (1993.2)
    作詞:山田孝雄/作曲:水森英夫/編曲:伊戸のりお
    (c/w この道)
  15. こころの翼 (1999.1)
    作詞:結城忍/作曲:伴謙介/編曲:栗本修
    (c/w 泣きながら夢を見て)
  16. 泣きながら夢を見て ※デュエット 美川憲一(1999.11)
    作詞:ちあきてつや/作曲:杉本真人/編曲:栗本修
    (c/w ひざかけ)
  17. 北の恋岬 (2001.3)
    作詞:高橋つよし/作曲:はせゆうすけ/編曲:伊戸のりお
    (c/w ひとり旅)
  18. 男のつぶやき (2003.1)
    作詞:麻こよみ/作曲:はせゆうすけ/編曲:伊戸のりお
    (c/w 男のつぶやき -歌謡劇場版-)
  19. 想い出だずね人 (2004.4)
    作詞:麻こよみ/作曲:はせゆうすけ/編曲:竜崎孝路
    (c/w すすきのネオン酒)
  20. 思惑(おもわく) (2005.5)
    作詞:とまりれん/作曲:市川昭介/編曲:竜崎孝路
    (c/w わがまま)
  21. わすれ傘 (2006.9)
    作詞:有美子/作曲:藤田たかし/編曲:南郷達也
    (c/w それが女と言うものよ)
  22. ともだち (2007.9.5)
    作詞:川内康範/作曲:川内康範/編曲:竜崎孝路
    (c/w 月光のメッセージ)
  23. 片割れ月 (2010.7.7)
    作詞:鈴木紀代/作曲:宮下健治/編曲:南郷達也
    (c/w はぐれ泣き)
  24. 歌一生 (2012.4.4)
    作詞:清水秀夫/作曲:南郷孝/編曲:周防泰臣
    (c/w あなたに逢えて)
  25. こんな女のブルース (2013.10.9)
    作詞:みずの稔/作曲:桧原さとし/編曲:佐野博美
    (c/w テキエロムーチョ)

主な出演

テレビ

他、数々の歌番組に出演。

ラジオ

宮城県全域でオンエアされていた、ワイドの冠番組。タイトルは佳山のシングル「わがまま」にちなんでいる。

ほか

その他

  • ゴルフが趣味。
  • 1983年12月1日の『森田一義アワー 笑っていいとも!』(フジテレビ)の看板コーナー「テレフォンショッキング」で観客席にいた男が突然スタジオに乱入するという放送事故が起きたときのゲストとして知られている。騒動が収まってから登場した後で、タモリにお土産を渡しているときにも、冗談交じりに「あなたホントにそうでしょうね?(佳山明生さんですよね)」と言われた。ちなみに登場の際には、タモリに「“かやま よしお”さん」と名前を間違えて紹介されてしまった。なお、これに関してタモリは登場後すぐに謝罪している。
  • 弟子に水月星司がいる。

関連書籍

外部リンク