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2016年11月10日 (木) 23:38時点における版
米良 美一 | |
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出生名 | 米良美一 |
生誕 | 1971年5月21日(53歳) |
出身地 | 日本・宮崎県西都市 |
学歴 |
洗足学園音楽大学卒業 アムステルダム音楽院オランダ政府給費留学 |
ジャンル | クラシック音楽 |
職業 | 声楽家 |
担当楽器 | 歌(カウンターテナー) |
活動期間 | 1995年 - |
レーベル | BIS (クラシック)キングレコード(クラシック・日本歌曲等)。他は、企画ごと |
事務所 | オフィスフォルテ(コンサート・イベント)、COCOJAPAN(テレビ・映画)、元気talk(講演) |
公式サイト | http://www.lamela.co.jp/ |
米良 美一(めら よしかず、1971年5月21日 - )は、日本の歌手。宮崎県西都市出身。身長142.7cm[1]。 洗足学園音楽大学卒業後、アムステルダム音楽院にオランダ政府給費留学している。世界的にも評価されているカウンターテナーとして知られている。
略歴
- 1971年
- 宮崎県西都市に生まれる。先天性骨形成不全症を患っていたため、幼いころから骨折を繰り返していた。
- 1978年 - 1984年
- 地元の西都市立三財小学校に通う。子供の頃から歌が好きであったが、身長が伸びず、両腕も伸ばせない症状のため、手を重ねて歌う姿に小学生時代には執拗ないじめを受けた。7歳からの数年間は宮崎市の宮崎県立赤江養護学校(現・赤江まつばら支援学校)に籍を置いて寄宿舎生活を送った。体調不良により床に臥す日々が続く時はカセットテープに録音されていた歌謡曲を聴いて過ごし、演歌、民謡に親しんだ。初めに聞いた曲がきっかけでアイドル歌手・松田聖子の大ファンになり、裏声でそのマネをしたことが米良のカウンターテナーの原点となった。
- 1984年 - 1987年
- 中学時代も養護学校で学んだ。寄宿舎での生活は「寂しさを紛らわす為か、風呂場で詩吟を吟じた事があって、とても上手かった。」と当時の寮母長に回顧されているが、寄宿舎内に現存するオルガンを弾く事を勧められたことが、後の米良自身の歌の表現力の基礎になった。故郷を夢想しながら、これまで聞く事がなかったジャンルの歌に接することで刺激を受けて数年間を過ごす。
- 1987年 - 1990年
- 将来の進路について、音楽を人生の支えとすることを決意し、音楽大学進学を志す。父親は反対したが母親は賛成し、経済的余裕のない中で私立大学に通う資金援助を受けることとなった。また、養護学校の音楽教諭も無謀と言われたプログラムに熱心に取り組む。
- 1990年
- 努力の甲斐あって神奈川県の洗足学園音楽大学へ進学。在学中に、テノールから女声の音域を歌うカウンターテナー(男声アルト)に転向する。
- 1994年
- 大学を首席で卒業。5月、第8回古楽コンクール最高位を獲得。
- 1995年
- 奏楽堂日本歌曲コンクール3位入賞。
- 1996年
- キングレコードから発売されたCD『母の唄』がベストセラーになり、アニメーション監督・宮崎駿がラジオで放送された米良の楽曲を聴いて感銘を受ける。
- 1997年
- 宮崎駿が監督するアニメーション映画『もののけ姫』(スタジオ・ジブリ、徳間書店)のテーマ曲歌唱に起用され、映画のヒットとともに米良の声種であるカウンターテナーが日本で一般に知られるきっかけとなった。10月5日に出張ゲイボーイに暴行を働き、警官が出動する騒ぎとなる。後に示談金302,000円で解決。刑事事件とはならなかったが、イメージダウンは避けられず、一時謹慎する[2]。
- 1998年
- 日本ゴールドディスク大賞のベスト・クラシック・アルバム・オブ・ザ・イヤー、第21回日本アカデミー協会特別賞として初の主題歌賞を受賞する。長野パラリンピック開会式でもジュリオ・カッチーニの『アヴェ・マリア』を歌う。この頃、映画主題歌のヒットで注目される反面、歌を正当に評価してもらいたいために小柄な体格を庇うためにヒールを履いたり、病気のことを伏せたりした。自身の容姿や生い立ちに対する過小評価から、精神的な重圧により次第に美声が出なくなった。
- 1999年
- ポピュラーソングとして初のオリジナルアルバム『I'll be there』を発表する。
- 2003年
- 精神的重圧から失いかけた美声は、5年の歳月をかけて取り戻すことになった。テレビ番組で美輪明宏が歌う「ヨイトマケの唄」は、米良の治療費を稼ぐために工事現場で働いていた母親に対する米良自身の幼い頃の心情そのものだと感じ、この歌を持ち歌にするようになる。後に宮崎のコンサートで歌い、母を喜ばせた。以降、日本、韓国、・ヨーロッパで活動を展開している。エディタ・グルベローヴァ(ハンガリー国立歌劇場でのデュオコンサートの他、スイス、ドイツ等で共演)、ヨッヘン・コヴァルスキーとの共演も行った。著名オーケストラとの共演も多い。テレビ・ラジオなどへの出演、各種イベントへの参加も精力的に行う。音楽作品は、CDとしてスウェーデンのBISレーベル(バッハ・コレギウム・ジャパンとの共演含む)、日本ではキングレコードより発売している。
- 2007年
- これまで語ることのなかった病や生い立ちをテレビなどのマス・メディアで語るようになり、7月10日に大和書房から自叙伝『天使の声〜生きながら生まれ変わる』を出版した。人生から得た経験をもとに、全国で講演会も積極的に行うようになった。
- 2010年
- 2月5日に九州地区で放送されたNHK『九州沖縄スペシャル (武田鉄矢の)ただいま!』において、米良が封印してきた過去から自身を解き放つ旅をした。振り返らない過去として、卒業後に一度も足を踏み入れることが無かった三財小学校や養護学校には、この番組でようやく訪れることができたという。しかし、武田との最初の顔合わせの際には古代人の格好をして現れ、三財小学校に通っていた頃の米良の明るい性格を覚えていた友人と再会するなど、得ることの多い機会となった。8月24日にTBS系音楽番組『ザ・ミュージックアワー』に出演し、松田聖子の「瞳はダイアモンド」を歌唱した。 大晦日の12月31日には日本テレビの『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!大晦日年越しSP絶対に笑ってはいけないスパイ24時』に出演した。
- 2012年
- フジテレビ系「とんねるずのみなさんのおかげでした」のコーナー、「新食わず嫌い王決定戦」に出演。対戦相手のローラにちなんで「メーラ」と呼ばれ、以降は「おネエキャラ」として、同番組にしばしば出演する。同番組では、従来の真面目なイメージを覆すひょうきんな面を見せている。
- 2015年
- 4月7日、前年末にクモ膜下出血で緊急入院し、1月に水頭症を発症し再手術を行ったことを公表した[3]。3月末に退院、実家でリハビリに取り組み、5月には歌のトレーニングを開始。9月6日に群馬県玉村町文化センターで作曲家宮川彬良と共演する「ふたりの歌謡ショウ」で仕事復帰[4]。
ディスコグラフィ
発売元について、特に記載のないもの以外はすべてキングレコード(BISの輸入含む)である。
アルバム
- 母の唄 日本歌曲集(1996年9月21日)
- うぐひす(1997年7月16日)- 1. さくら横ちょう(中田喜直) 2. AIYANの歌(山田耕筰) 3. 6つの子供の歌(團伊玖磨) 4. うぐいす(早坂文雄) 5. 日本の笛(深井史郎) 6. 4つの夕暮れの歌(林光) 7. さくら横ちょう(別宮貞雄)
- ロマンス(1997年9月21日)- ゴールドディスク大賞受賞。
- かれん(1998年5月22日)
- 天上の声(1998年5月22日)
- この道 日本歌曲集(1998年9月23日)
- PRECIOUS(1998年11月6日)
- エディタ・グルベローヴァ&米良美一 イン・コンサート(1999年7月23日)
- I'll be there(1999年10月8日)- 1st.オリジナルアルバム。
- Mera sings Bach (2000年5月24日)
- ベスト・オブ・米良美一 Bridge(2000年12月6日)- ベストアルバム。
- すべての人の心に花を(2002年11月16日)
- ノスタルジア〜ヨイトマケの唄(2005年9月7日)
- 名曲集VOL.1(2012年2月29日)Village Again Association
- 終戦のエンペラーサントラ版 主題歌『CAN YOU HEAR?』
- 手紙(2014年7月9日)宮川彬良共演 フォンテック
シングル
- もののけ姫(1997年6月22日) スタジオジブリレコード - アニメ映画『もののけ姫』主題歌。
- やしょめ(1998年3月27日)- アニメ映画『蓮如物語』主題歌。
- ウキウキパラダイス(1998年4月24日)- テレビアニメ『アニメ週刊DX!みいファぷー』オープニングテーマ。
- ぼくは雨となり星となる(1999年1月22日)- 映画『死国』主題歌。
- ごめんね(2006年7月5日)ピアにスターHOROSHI共演
- Truth (2015年1月21日) -映画『マンゴーと赤い車椅子』主題歌。
著書
- 日本のうた300、やすらぎの世界(1997年、講談社+α文庫)ISBN 4062562278
- 米良美一の美神讃歌 エッセイ and CD(1998年、講談社)ISBN 4062092956
- 天使の声〜生きながら生まれ変わる(2007年、大和書房)ISBN 9784479011972
- 母 米良美一・石牟礼道子(2011年藤原書店)
出演作品
舞台
- ポッペアの戴冠(1997年)愛の神役
- ヴェニスに死す(2001年)アポロ役
- 午後の曳航(2003年)一号役、演奏会形式で世界初演された。
- 三文オペラ(2009年)モリタート歌手役、女王役及び狂言回しの多彩な役柄
CM
参考資料
テレビ番組・中継内での各種情報(終了した番組・中継を含みます)は、DVDやBlu-rayなどでの販売や公式なネット配信、または信頼できる紙媒体またはウェブ媒体が紹介するまで、出典として用いないで下さい。 |
- 2006年12月3日、NHK総合『スタジオパークからこんにちは』
- 2007年2月16日、フジテレビ系『Dのゲキジョー』
- 2007年8月19日日本テレビ系24時間テレビ30『愛は地球を救う』
- 林真理子「マリコのゲストコレクション 米良美一」『週刊朝日』2007年10月26日号、朝日新聞社
- 2008年10月18日・2010年1月9日、フジテレビ系『めちゃ×2イケてるッ!』
- 2010年2月5日、NHK福岡放送局制作『九州沖縄スペシャル ただいま!』
- 2010年2月23日日本テレビ系『踊る!さんま御殿』
- 2010年4月11日TBS系『さんまのSUPERからくりTV』
- 2010年12月31日『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!』大晦日年越しSP『絶対に笑ってはいけないスパイ24時』
- 2011年2月10日読売テレビ系』『秘密のケンミンSHOW』
- 2015年11月8日日本テレビ系『誰だって波瀾爆笑』
出典
- ^ 米良美一さん(1/3)- インタビュー -
- ^ 『週刊現代』1998.03.28号「仰天スクープ!『もののけ姫』米良美一がオトコを買って暴行!」
- ^ “米良美一、くも膜下出血&水頭症で2度手術していた 今秋復帰目指しリハビリ中”. ORICON (2015年4月8日). 2015年4月8日閲覧。
- ^ “米良美一くも膜下出血から273日ぶり「奇跡」復帰 - 芸能 :”. 日刊スポーツ (2015年8月26日). 2015年8月26日閲覧。
友人
(2010年11月28日放送『誰だって波瀾爆笑』より)
(2012年9月27日放送『とんねるずのみなさんのおかげでした』より) 今谷
外部リンク
この節の加筆が望まれています。 |