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2016年11月10日 (木) 19:03時点における版
朝倉 理恵(あさくら りえ、1953年4月5日-)[1]は東京都出身で、1970年代に活動した日本の歌手、女優。
人物
東芝レコードが結成した少年合唱団シンギングエンジェルスの合唱団員として音楽活動を始め、後にソロとなり桜井 妙子名義で童謡やアニメソングやCMソングなどを歌っていた。
また俳優としても活動実績があり、特撮テレビ映画『スペクトルマン』(フジテレビジョン)などにも出演している。
1972年に当時のCBSソニー(現在のソニー・ミュージックエンタテインメント)のオーディションに合格[2]し、1973年「あの場所から」で朝倉理恵としてデビュー。その澄んだ透明感のある(特に高音部)天使のような歌声から、現在でも根強いファンが多い。
ディスコグラフィー
桜井妙子名義
- エンジェルちゃんの童謡アルバム
- 子供のふるさと
- ちっちゃなひみつ(『小さなスーパーマン ガンバロン』挿入歌)
- ミスターアンデルセン [昭和キッズ3、アニメ特撮主題歌全集4 ほか]
- 幸せをはこぶメルモ [昭和キッズ4、アニメ特撮主題歌全集5 ほか]
- ムーミン谷のうた [昭和キッズ5、テレビまんが懐かしのB面コレクション ほか]
- ララバイオブダイゴロウ(『怪獣大奮戦 ダイゴロウ対ゴリアス』挿入歌)
- 向こう3軒両隣り [コクミンHits少年探偵団-懐かしのラジオテレビテーマ]
- バス通り裏 [コクミンHits少年探偵団-懐かしのラジオテレビテーマ]
- 童謡、抒情歌(詳細不明) [てあそびうた、特撰抒情歌100 など数種類]
- 私の髪は糸車(CM) [伊藤アキラCM傑作選]
- おうま [親子で歌いつごう 日本の歌百選]
- 真琴のテーマ(『コートに賭ける青春』挿入歌)
[ ]は収録しているCD、昭和キッズ…昭和キッズTVシングルス
朝倉理恵名義 ソニー発売のシングル
- あの場所から/ひとりの部屋 (SOLB2 1973年2月21日) 5万7千枚(オリコン最高48位)
- 坂の上のアパート/眠れない夜 (SOLB54 1973年7月21日)
- さよなら、今日は/港の詩 (SOLB87 1973年11月21日) 4万9千枚 (オリコン最高57位)
- 誰のために愛するか/風の中の日々 (SOLB132 1974年5月1日)
- ダーちゃんどこへ行く/鐘を鳴らすのはだれ (SOLB167 1974年8月1日)
- ひとさし指/お見舞い (SOLB223 1975年2月21日)
- 春の雨はやさしいはずなのに/武蔵野にて (SOLB314 1975年9月21日)
- つる姫じゃ〜っ!/月になった恋人 (SOLB398 1976年3月21日)
- きみはねこじゃない/ヒッコリーのきのみ (06SH490 1979年4月1日)
- 8時だヨ!ふた子のモンチッチ/ふた子のモンチッチ天使 (06SH538 1979年6月21日)
1980年12月にソニーから出たアニソンのオムニバスアルバムに「ドラえもんのうた」「花の子ルンルン」のカバー2曲で参加している。これが「朝倉理恵」名義では最後の仕事。
朝倉理恵名義 ソニー発売のアルバム
- あの場所から (LP:SOLJ74 1973年7月21日)[3]
- あの場所から/おとうと/港の詩/ひとりの部屋/眠れない夜/絵はがき
- 学生街の喫茶店/君の誕生日/たんぽぽ/若草の髪かざり/私は忘れない/避暑地の恋
- 誰のために愛するか (LP:SOLL71 1974年6月21日)
- 風の中の日々/誰のために愛するか/目覚めた時には晴れていた/ちいさな贅沢/あなた/さよなら、今日は
- 武蔵野にて/月になった恋人/風のマドリガル/あのひとは飛んでった/風の中の日々/愛の伝説
- ひとさし指 (LP:SOLL137 1975年4月21日 CD:SRCL2877 1994年5月21日)[4]
- ひとさし指/さよなら、今日は/ダーちゃんどこへ行く/お見舞い/誰のために愛するか/めぐりあい
- 春の雨はやさしいはずなのに/雨だれ/あの場所から/愛の国から幸福へ/結婚するって本当ですか/灰色の瞳
- ゴールデン☆ベスト limited (CD:DYCL246 2010年8月25日)(ソニーミュージックのオーダーメイドファクトリーのファン投票による復刻版)[5]
- あの場所から/ひとりの部屋/坂の上のアパート/眠れない夜/さよなら、今日は/港の詩
- 誰のために愛するか/風の中の日々/ダーちゃんどこへ行く/鐘を鳴らすのはだれ
- ひとさし指/お見舞い/春の雨はやさしいはずなのに/武蔵野にて
- つる姫じゃ〜っ!/月になった恋人/きみはねこじゃない/ヒッコリーのきのみ
- 8時だヨ!ふた子のモンチッチ/ふた子のモンチッチ天使/イアラ
桜井たえこ名義 コロムビア発売のシングル(EP)
- あの子(B面は石川進の「綿菓子旅行」)1977年3月
この頃はまだCBS・ソニーとの契約がまだ残っていたため、コロムビアやビクターでの仕事では朝倉理恵という名前が使えなかった。
出演
映画
- おくさまは18才 新婚教室 - 女子高生役で、主演の岡崎友紀の隣りの席に座っていた。
テレビドラマ
テレビアニメ
バラエティ
エピソード
月刊平凡1973年7月号のインタビューで、尊敬する歌手はキャロル・キングと述べている[1]。
引退後
1984年5月に発行された音楽雑誌『季刊リメンバー』Vol6の本人へのインタビューによると、しばらくしてタバタ音楽事務所を辞めている。おそらく同時期にCBS・ソニーとの契約も切れたと思われる。レコード店勤務を経て79年に童謡/アニメ歌手として復帰した際は事務所に所属せず、フリーで仕事をしていた。童謡/アニメ歌手→アイドル歌手→再び童謡/アニメ歌手、という道をたどった人というのはあまり多くはなく、他には『君スタ』出身の三純和子(小野木久美子→三純和子→かおりくみこ)がいる。その後、CBSソニーに入社し、酒井政利プロデューサー(歌手時代の担当プロデューサー)の秘書として働いていた[7]。
脚注
- ^ a b 月刊平凡1973年7月号183ページ
- ^ 朝倉理恵ゴールデン☆ベスト limitedの冊子2ページ 朝倉理恵との再会に寄せて(直筆メッセージ)
- ^ Sony Music Distribution>Order Made Factory>あの場所から
- ^ Sony Music Distribution>Music Shop>ひとさし指
- ^ Sony Music Distribution>Order Made Factory>朝倉理恵GOLDEN☆BEST limited
- ^ “アパッチ野球軍”. 東映アニメーション. 2016年6月12日閲覧。
- ^ 『季刊リメンバー』誌Vol6 1984年5月発行