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2016年11月10日 (木) 16:48時点における版
エト 邦枝(えと くにえだ、1916年(大正5年)1月1日 - 1987年(昭和62年)3月13日)は昭和期の女性歌手。
経歴
大蔵省に勤めながら、クラシックを勉強。帝国音楽学校を卒業後、原信子に師事。藤原歌劇団や東宝実演部を経て、1947年(昭和22年)、宇佐美エトとしてコロムビアからデビュー。その後、各レコード会社を転々としつつ、1954年(昭和29年)テイチク所属となる。
1955年(昭和30年)、『カスバの女』を発表。
当初はそれほどヒットしたとは言えなかったが、1967年(昭和42年)に緑川アコや沢たまきにカヴァーされ著名な作品となった。
歌手を引退した後は観光バスガイドの指導を10年間務め、晩年は自宅でカラオケ教室を開くなどしていた。
昭和40年代の懐メロブームの際は、東京12チャンネルの「なつかしの歌声」に度々出演し、「カスバの女」を披露している。亡くなる前年の1986年(昭和61年)には、日本歌手協会主催の歌謡祭にも出演している。