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2016年11月6日 (日) 09:40時点における版

リタ・クーリッジ
基本情報
生誕 1945年5月1日 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 テネシー州
ジャンル ポップスロック民族音楽ジャズ
職業 歌手
活動期間 1969年-
レーベル A&Mレコード
コンコード・レコード
共同作業者 ジョー・コッカークリス・クリストファーソンロビー・ロバートソン、WALELA
公式サイト ritacoolidge.com

リタ・クーリッジ(Rita Coolidge、1945年5月1日 - )は、アメリカ合衆国テネシー州出身の女性歌手アメリカ・インディアンチェロキー族の血を引く。

来歴

幼い頃からゴスペルに親しみ、1960年代末期から本格的にプロの歌手として活動。1969年の暮れには、デラニー&ボニーのツアーに帯同。このツアーには、エリック・クラプトンも参加していた。

1970年にはジョー・コッカーのアメリカ・ツアーでバック・コーラスを担当。この時、リタにスポットを当てたコーナーで、レオン・ラッセル作の楽曲「スーパースター」を歌っており[1]、その様子はコッカーのライヴ・アルバム『マッド・ドッグス&イングリッシュメン』(1970年)にも収録された。この曲は後に、カーペンターズがヒットさせてスタンダード・ナンバーとなる。

1971年、アルバム『リタ・クーリッジ』でデビュー。このアルバムには、ブッカー・T・ジョーンズライ・クーダーなどのゲスト・プレイヤーが参加している。1973年には、シングル「マイ・クルー」が日本でもスマッシュ・ヒットした。同年、カントリーのシンガー・ソングライター、クリス・クリストファーソンと結婚、その後クリスと連名のアルバムを何枚か発表。1977年、アルバム『Anytime...Anywhere』が全米6位のヒットとなり[2]ボズ・スキャッグスのカバー「ウィ・アー・オール・アローン」もシングル・ヒットした。1980年頃、クリストファーソンと離婚した。

1983年、映画『007 オクトパシー』の主題歌「All Time High」を歌う。1984年沢田研二作曲の「美しき女 LOVE FROM TOKYO」を来日記念シングルとしてリリース。一部歌詞が日本語で歌われている。1991年のアルバム『Dancing With An Angel』は、日本のヒット曲のカバーも含む内容で、森高千里」や徳永英明「Rainy Blue」などが英語詞で歌われた。また、アーロン・ネヴィルのアルバム『ウォーム・ユア・ハート』(1991年)や中島みゆきのアルバム『歌でしか言えない』(1991年)にゲスト参加。また1990年代初頭、日本、特に首都圏日刊アルバイトニュースanCMに『nice to meet you an』が使われ有名に。CMオリジナルだった故、2014年現在、未発売。

1994年ロビー・ロバートソン(元ザ・バンド)が、アメリカ・インディアンをテーマとしたアルバム『ネイティヴ・アメリカン』制作。リタは姉のプリシラ、姪のローラ・サッターフィールドと共に同作に参加[3]。リタ、プリシラ、ローラの3人は、チェロキー族の伝統を前面に出したグループWALELAを結成し、スタジオ・アルバム2枚とライヴ・アルバムを発表。2002年にはソルトレイクシティオリンピックの開会式にWALELAとして出演し、ロビー・ロバートソンと共演している[4]

2004年カリフォルニア大学教授の須田達也と再婚。2005年のソロ・アルバム『And So Is Love』では、ジャズに挑戦した。

ディスコグラフィー

ソロ・アルバム

  • Rita Coolidge(1971年)
  • Nice Feelin'(1971年)
  • The Lady’s Not For Sale(1972年)
  • Full Moon(1973年) - クリス・クリストファーソンとの連名
  • Fall Into Spring(1974年)
  • Breakaway(1974年) - クリス・クリストファーソンとの連名
  • It's Only Love(1975年)
  • Anytime...Anywhere(1977年)
  • Love Me Again(1978年)
  • Natural Act(1978年) - クリス・クリストファーソンとの連名
  • Satisfied(1979年)
  • Heartbreak Radio(1981年)
  • Never Let You Go(1983年)
  • Inside The Fire(1984年)
  • Fire Me Back(1990年)
  • Dancing With An Angel(1991年)
  • Love Lessons(1992年)
  • For You(1993年)
  • Behind The Memories(1995年)
  • Out Of The Blues(1996年)
  • Thinkin' About You(1998年)
  • And So Is Love(2005年)

WALELA

  • Walela(1997年)
  • Unbearable Love(2000年)
  • Live In Concert(2004年)

脚注

  1. ^ 元はデラニー&ボニーの「グルーピー」という曲だったが、リタが歌ったヴァージョンが、ジョー・コッカーのライヴ・アルバム『マッド・ドッグス&イングリッシュメン』で発表される頃には「スーパースター」と改名されていた
  2. ^ Rita Coolidge | AllMusic - Awards - Billboard Albums
  3. ^ Music for the Native Americans - Robbie Robertson & the Red Road Ensemble | AllMusic - Credits
  4. ^ Feature: Rita Coolidge, cabaret singer - UPI.com - 2014年8月19日閲覧

外部リンク