「アンディ・パートリッジ」の版間の差分
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2016年10月19日 (水) 12:17時点における版
アンディ・パートリッジ Andy Partridge | |
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1980年 トロントでのXTCのライヴ | |
基本情報 | |
出生名 | Andrew John Partridge |
生誕 | 1953年11月11日(71歳) |
出身地 | イングランド, スウィンドン |
ジャンル | ニュー・ウェーヴ、ポップ・ロック |
職業 | ミュージシャン、シンガーソングライター、音楽プロデューサー |
担当楽器 | ギター、ボーカル、シンセサイザー、キーボード |
活動期間 | 1972年 - |
レーベル | ヴァージン、アイディア・レコーズ |
共同作業者 | XTC、デュークス・オブ・ストラトスフィア、モンストランス |
公式サイト | http://ape.uk.net |
著名使用楽器 | |
アイバニーズ アーティスト スクワイア・テレキャスター マーティン D-35 |
アンディ・パートリッジ(Andy Partridge 1953年11月11日 - )は、イギリスのバンドXTCの創立からのメンバーで、ボーカル、ギターを主に担当。バンドのメインソングライターでもある。マルタ生まれ。離婚歴1回。前妻マリアンヌとの間にホリー、ハリーの2人の子供がいる。紆余曲折を経て、現在はエリカ・ウェクスラーと婚約中。
人物
1953年マルタ島ヴァレッタにてアンドリュー・ジョン・パートリッジ/ヴェラ・パートリッジ夫妻の間に生まれる。ちなみに誕生前、母ヴェラは生まれてくる子は女の子と信じ、ゲイルという名前まで考えていた。
1957年、両親の故郷であるイングランドのスウィンドンに移住。以後現在までスウィンドンで暮らし、それを誇りにしている。
XTCは1977年にヴァージン・レコードからデビュー。1982年までの5年間の大半をライブツアーに費やしたが、アンディのストレス性疾患(舞台恐怖症とされている。彼の前妻が彼の服用していたヴァリウムを捨ててしまった事が引き金になったとの説もある)により、ツアーの中止を余儀なくされる。以後現在まで観客を前にしたライブは行われていないが、メディアでの収録などでは演奏を行っている。
アンディは、XTCの実質上のアート・ディレクターでもあり、XTCのレコード・CDのジャケットデザインはアンディのイメージを基に作られている。XTCのベストアルバム『Fossil Fuel the XTC Singles Collection 1977-1992』(1996年)の初回限定版の「アンモナイトの化石のレリーフ」ジャケットは、イングランドでデザイン賞を取っている。
また、アンディは極度のコミックマニア・おもちゃのコレクターとしても知られ、たびたびメディアで取り上げられることがある。
ソロ活動
彼はXTCの活動に並行してソロ活動も行っている。1980年、Mr.Partridge名義で「Take Away/The Lure of Salvage」を発表。XTCの既存の楽曲をダブ処理しつつポップスとして再構築した、当時としては先鋭的な作品だった(評論家の市川哲史はこの活動をのちのトーキング・ヘッズと対比し、「単純に本物を輸入したのとはわけが違う」「悪戦苦闘」と評価した)。ソロ活動では実験音楽・あるいは前衛音楽にアプローチすることが多く、ハロルド・バッド、ピーター・ブレグヴァド(元スラップ・ハッピー~ヘンリー・カウのギタリスト)と組み、数枚のアルバムを発表している。また、アンディはカナダを始め北米のファンジンにデモ音源を提供している(※)が、この結果、数多くのXTCのデモ音源がブートレグとして出回ることになってしまった。またバンドと所属レーベルの間の紛争の原因ともなった。
その後、アンディはXTCの独自レーベル「Idea Record」を設立し、2枚のアルバムを発表し、落ち着きを取り戻すと、アンディは自らのレーベル「Ape House」を設立し、そのデモ音源をリマスターし、『Fuzzy Warbles』シリーズ(全8作)としてアンディ・パートリッジ名義で発表した。タイトルは「時計仕掛けのオレンジ」中の主人公の台詞に由来している。
プロデュース業
アンディは今まで多くのアーティストに演奏、作曲やプロデュースで協力している。主な事例としてミッチ・フリードマン、ジョン・グリーヴス、ライラック・タイム、トーマス・ドルビー、スティーブン・ダフィ、ジョン・アーマトレイディング、マーティン・ニューウェル、デヴィッド・ヤズベック、ヴォイスオブビーハイヴ、坂本龍一、ムーンライダーズ、テリー・ホール、キャシー・デニスがある。
ムーンライダーズ鈴木慶一との親交は特に深く、アンディは彼らのアルバム『最後の晩餐』で、MCを務めている。また、当時慶一の妻であった鈴木さえ子の才能を高く評価し、彼女の曲のアレンジ/プロデュースを手掛けた。
数多くあるプロデュース活動の中で有名なエピソードは、英国のバンド ブラーにまつわる物で、XTCファンの彼らたっての願いでアルバム「モダン・ライフ・イズ・ラビッシュ」のプロデューサーを務めたものの、制作途中でその座を解任され、新たなプロデューサー、スティーブン・ストリートの元で、彼らはレコーディング最初からやり直してしまったという。 アンディ・プロデュース版は長らくお蔵入りだったが、2012年夏にリリースされたボックスセット「 BLUR 21」に7 Days、Coping、Sunday Sleep(モダン・ライフ・イズ・ラビッシュでのタイトルはSunday Sunday)の三曲が収録された。
ディスコグラフィー
Mr. Partridge
- 『Take Away / The Lure of Salvage』(1980年)
Andy Partridge
- 『Jules Verne's Sketchbook』(1987年)※
- 『Window Box』(1991年)※
- 『The Bull with the Golden Guts』(1992年)※
- 『A Hello Selection』(1994年)※
- 『Fuzzy Warbles』(2002年 - 2006年)
- 『I Wonder Why the Waterfall』(2004年)
Johnny Japes and His Jesticles(Andy Partridge、Dave Gregory、Nevill Farmer)
- 『Bags of Fun With Buster』(1987年)
Andy Partridge / Harold Budd
- 『Through The Hill』(1994年)
Peter Blegvad & Andy Partridge
- 『Orpheus - The Lowdown』(2003年)
Monstrance(Barry Andrews、Martyn Barker、Andy Partridge)
- 『Monstrance』(2007年)
外部リンク
- Idea Record XTCのレーベル
- Ape house アンディのレーベル
- XTC(xtcfans) アンディのツイッターアカウント