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2016年10月17日 (月) 13:56時点における版
柴山 俊之 | |
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生誕 | 1947年6月9日(77歳) |
出身地 | 日本・福岡県福岡市 |
学歴 | 福岡大学卒業 |
ジャンル | ロック |
職業 |
バンドマン 作詞家 |
担当楽器 |
ボーカル ハーモニカ タンバリン マラカス |
活動期間 | 1968年~ |
公式サイト | http://boogiechillen.x0.com/ |
柴山 俊之(しばやま としゆき、1947年6月9日 - )は、日本のミュージシャン、作詞家。サンハウス、Zi:LiE-YA、BLUES LION、Rubyなどのバンドを率い、ブルースを下地にしたロックサウンドを展開。 ボーカル、ハーモニカ、タンバリン、マラカスを担当。ステージネームは菊。
経歴
福岡県福岡市出身。福岡大学卒。剣道三段、ボイラー技士免許。福岡県立筑紫丘高等学校を1年1学期で退学後、福岡大学附属大濠高等学校へ転入。ダンスホールに入り浸る。 ダンスホールのバンドでギターを弾いていた高校の同級生・笠原久義を偶然見かけたことからバンドに興味を持つ。 当初はドラムを担当していたが、あるダンスパーティーでボーカルを務め(パーティーに来ていた女の子に声をかけられるなどで気をよくし)た事などから、ボーカルにシフトする。
1968年、笠原らとバンド「KEITH」を結成。主に米軍キャンプ、ダンスホールで演奏。
1970年、大学在籍中に「サンハウス」結成。柴山俊之(Vo)、鮎川誠(Gu)、篠山哲雄(Gu)、浜田卓(Ba)、浦田賢一(Dr)。
1975年、アルバム『有頂天』でメジャー・デビューを果たす。柴山俊之(Vo)、鮎川誠(Gu)、篠山哲雄(Gu)、奈良敏博(Ba)、鬼平(Dr)。 同アルバムで「1975年テイチクレコードヒット賞」を受賞。
1976年、2ndアルバム『仁輪加』リリース。
1978年、3rdアルバム『ドライヴ・サンハウス』リリース。発売日の3月25日をもってサンハウス解散。 解散時のメンバーは、柴山俊之(Vo)、鮎川誠(Gu)、坂東嘉秀(Gu)、浅田孟(Ba)、川島一秀(Dr)。
その後上京し、作詞家としてルースターズ、シーナ&ザ・ロケッツ、陣内孝則、アクシデンツ、UP-BEATなど福岡、北九州のバンドや、アンルイス、松田優作、ハウンドドッグ、子供ばんど、デーモン小暮、高樹澪、本田恭章、松平健、三好鉄生など多数の歌手・バンド・アーティストに詞を提供。『仲よし親子波』という童謡まで手がけている。
1982年、12月31日、新宿ロフトでの企画ライブに出演。柴山俊之(Vo)、鮎川誠(Gu)、花田裕之(Gu)、川嶋一秀(Dr)のメンバーで、サンハウス時代のナンバーをプレイした。尚、この時の映像は、非公式ながら1990年代に『PREVIOUS LIVE/SONHOUSE』として発売された(10曲収録・VHS)。
1983年、サンハウス再結成。右記4ヶ所でライブを行う。東京(6月18日 渋谷LIVE INN、9月23日 日比谷野外音楽堂)、福岡(8月7日 福岡Super Live '83 小戸公園)、仙台(8月7日 仙台ロック・フェスティバル)。メンバー:柴山俊之(Vo)、鮎川誠(Gu)、奈良敏博(Ba)、浦田賢一(Dr)。
日比谷野外音楽堂でのプレイは、『CRAZY DIAMONDS~ABSOLUTELY LIVE』というタイトルで、ライブ・アルバム(LP)とカセット・テープが同年11月25日にリリースされた。しかし、カセット・テープこそ全20曲の完全版であったが、LPは12曲の収録でしかなかった。1990年8月21日にビクターエンタテインメントから同タイトルのCDがリリースされるも、尺の関係か18曲の収録に留まり(「ロックン・ロールの真最中」「ミルク飲み人形」が未収録)、長くファン泣かせの音源となっていた。2008年8月20日、紙ジャケ仕様の2枚組CDがリリースされ、ようやくカセット・テープと同じ20曲を収録した完全版となった。尚、カセット・テープ、LPでは「ステディ・ドライバー・マン」の歌詞が数カ所、断片的にテープ逆回しで処理されているが、CDではその処理は行われていない。
1986年、『Sentimental Fool/Toshiyuki Shibayama』リリース。参加ミュージシャン:鮎川誠、浦田賢一、奈良敏博、野島健太郎、Annie(ANN LEWIS)、石橋凌、うじきつよし、玉城宏志、花田裕之、下山淳、灘友正幸。日比谷野外音楽堂で、リリース記念ライブを行う。 この頃からライブイベント等への出演を重ね、ボーカリストとしての活動を再開する。
1987年、『汚れた顔の天使/柴山俊之+Sentimental Fool』リリース。参加ミュージシャン:下山淳、奈良敏博、野島健太郎、羽山伸也、川嶋一秀。
1988年、2月6日渋谷公会堂で行われたライブイベント『THE COVER SPECIAL』に出演。出演者としてだけでなく、発起人の一人としても名を連ねた。◆プロデュース:仲野茂、PANTA、柴山俊之、◆出演、【柴山俊之+Sentimental Fool Unit】柴山俊之、奈良敏博、川嶋一秀、野島健太郎、西田昌史、下山淳、岩永凡、【PANTA Unit】PANTA、石橋凌、ケラ、白浜久、鈴木慶一、菊池琢己、中谷宏道、西山嘉治、中山努、【Johnny Thunders Unit】Johnny Thunders、花田裕之、寺岡信芳、Keith(ARB)、【The Rock Band Unit】仲野茂、かまやつひろし、花田裕之、藤沼伸一、寺岡信芳、池畑潤二、小林高夫、忌野清志郎、ちわきまゆみ、ほか。
1990年、Ruby結成。柴山俊之(Vo)、藤沼伸一(Gu)、奈良敏博(Ba)、池畑潤二(Dr)、野島健太郎(Key)。
1991年、Ruby 1stアルバム『黒い地球儀』リリース。以後、本格的にボーカリストとしての活動を開始。
1993年、Mercy Killing(加部正義、鈴木亨明、富岡義広、篠原信彦)『Panic in the city』にゲストボーカル。
1994年、『春歌』リリース。 菊と古くからの友人であるストリッパー、二代目一条さゆり(萩尾なおみ)による企画アルバム。九州地方で歌い継がれていた春歌に、新しい詞の解釈も織りまぜて制作。同企画アルバムには関西バージョンもあり、こちらは河内家菊水丸が唄っている。
艶者(メンバー) 唄:夜叉の菊(柴山俊之)、六弦:猿の銀次(下山淳)、大砲:鋼鉄三郎(池畑潤二)、太弦:十勝の亀丸(奈良敏博)、鍵盤:天王寺馬好(Dr.KyOn) 現在も太弦の十勝の亀丸を除いたメンバーで、不定期にライブ活動を続けている。
1995年、Ruby 2ndアルバム『無頼ノ華』リリース。柴山俊之(Vo)、藤沼伸一(Gu)、寺岡信芳(Ba)、池畑潤二(Dr)、KYON(Key)。
1997年、Ruby 3rdアルバム『VOILLER』リリース。柴山俊之(Vo)、藤沼伸一(Gu)、寺岡信芳(Ba)、大島治彦(Dr)、KYON(Key)。
1997年、BULUES LION結成。12月30日、新宿ロフトで初ライブを行う。柴山俊之(Vo)、下山淳(Gu)、奈良敏博(Ba)、大島治彦(Dr)。以後、Ruby、BULUES LION、の2バンドを並行して活動。
2001年、BULUES LION 1stアルバム『X-01』リリース。※CD/LP
2002年、ロバート・ジョンソントリビュートアルバム『悪魔に魂を売り渡す13の方法~TRIBUTE TO ROBERT JOHNSON』にBLUES LION『最後の勝負は勝目なし』で参加。
2002年、7月2日渋谷ラ・ママで「柴山俊之+La Planete Sauvage」名義でのLIVEを敢行。Vo.柴山俊之、Gu.澄田健(VooDoo Hawaiians)、Gu.山下タツヤ、Ba.穴井仁吉(元ザ・ロッカーズ、ザ・ルースターズ)、Dr.大島治彦(THE WILLARD)
2002年、ヘビー・ロック・バンドZi:LiE-YA結成。2009年までに7枚のアルバムを発表(自主制作盤1枚を含む)。Ruby時代からの拠点でもある下北沢のライブハウスCLUB251では、毎月1度のライブを実施(主に第3土曜日)。全国ライブツアー、TV出演、ラジオ出演など精力的に活動を続けている。
- 第1期メンバー(2002年11月~2004年6月19日)Vo.柴山俊之、Gu.澄田健、Gu.山下タツヤ、Ba.穴井仁吉、Dr.大島治彦
- 第2期メンバー(2004年7月17日~2005年1月15日) Vo.柴山俊之、Gu.澄田健、Gu.山下タツヤ、Ba.寺岡信芳、Dr.大島治彦
- 第3期メンバー(2005年2月12日~2007年12月28日) Vo.柴山俊之、Gu.内藤幸也、Gu.山下竜也、Ba.寺岡信芳、Dr.大島治彦
- 第4期メンバー(2008年1月13日~2008年10月5日) Vo.柴山俊之、Gu.内藤幸也、Gu.山下竜也、Ba.鈴木享明、Dr.富岡“Grico”義広
- 第5期メンバー(2008年10月18日~2008年12月20日) Vo.柴山俊之、Gu.内藤幸也、Gu.山下竜也、Ba.山本征史、Dr.富岡“Grico”義広
- 第6期メンバー(2009年1月17日~ ) Vo.柴山俊之、Gu.内藤幸也、Gu.山下竜也、Ba.山本征史、Dr.酒井愁
2003年、1月11日 下北沢440で花田裕之(ルースターズ)とのアコースティック・デュオ『菊花賞』初ライブ(ただし当初は「柴山俊之+花田裕之」名義での公演)。以降定期的に同ユニットでのLIVEをZi:LiE-YAと並行して実施。 菊花賞の名称は、柴山の愛称「菊」と花田の頭文字の「花」から名付けられたもの。全編アコースティック・ライブで行われ、その音源はMCも含めほぼノーカットでCD化されリリースされている。
2009年、9月26日吉祥寺GBで行われたアコースティック・ライブイベントで「菊&Dr.kyOn」名義での初ライブを決行。うつみようこ、PANTAを抑えトリとして登場し、圧倒的なステージを見せつけ今後の動向が注目されている。
2010年、3度目となるサンハウス再結成。結成35周年を記念して全国ツアーを行う。
2016年、自身の69歳の誕生日になる6月9日(ロックの日)、鮎川のプロデュースによるアルバム「ROCKN' ROLL MUSE」を発表。
人物・エピソード
- ステージネーム『菊』の由来は白波五人男の弁天小僧菊之助に由来する。柴山自身がインパクトのあるステージネームを考える際に、菊之助にしようか菊次にしようか迷った末、只の‘菊’という名にした。
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ディスコグラフィ
Zi:LiE-YA
- 「Zi:LiE-YA」(2003年3月17日) 柴山俊之、澄田 健、山下タツヤ、穴井仁吉、大島治彦 ※自主制作
- 「電光石火」(2005年6月25日) 柴山俊之、澄田 健、山下タツヤ、穴井仁吉、大島治彦
- 「Natural Born Boogie」(2005年6月25日) 柴山俊之、内藤幸也、山下タツヤ、寺岡信芳、大島治彦
- 「惡名ロック」(2006年6月24日) 柴山俊之、内藤幸也、山下竜也、寺岡信芳、大島治彦
- 「ろくでなし稼業」(2007年6月9日) 柴山俊之、内藤幸也、山下竜也、寺岡信芳、大島治彦 ※CD&LP
- 「太陽の讃歌~ANTHEM OF THE SUN」(2008年10月19日) 柴山俊之、内藤幸也、山下竜也、鈴木ミチアキ、富岡“Grico”義広
- 「DENKINAMAZ」(2009年10月17日) 柴山俊之、内藤幸也、山下竜也、山本征史、酒井愁
菊花賞
- 「VOLUME ONE」(2005年4月20日)※ライブ盤、2003年1月11日 下北沢440(1CD)
- 「VOLUME TWO」(2005年4月20日)※ライブ盤、2003年3月31日 下北沢440(2CD)
- 「VOLUME THREE」(2005年4月20日)※ライブ盤、2004年11月4日 横浜Buddy(2CD)
- 「VOLUME FOUR」(2005年4月20日)※ライブ盤、2004年12月2日 本厚木Butchie's(2CD)
- 「VOLUME FIVE」(2009年4月20日)※ライブ盤、2005年4月16日 博多百年蔵(2CD)
- 「VOLUME SIX」(2009年4月20日)※ライブ盤、2005年4月17日 大分T.O.P.S(2CD)
- 「VOLUME SEVEN」(2009年4月20日)※ライブ盤、2005年4月18日 長崎BAY SIDE BAR R-10(2CD)
- 「VOLUME EIGHT」(2009年4月20日)※ライブ盤、2005年4月28日 浜松ルクレチア(2CD)
- 「VOLUME NINE」(2009年4月20日)※ライブ盤、2005年4月29日 名古屋TOKUZO(1CD)
- 「VOLUME TEN」(2009年4月20日)※ライブ盤、2005年4月30日 京都磔磔(1CD)
- 「VOLUME ELEVEN」(2009年6月20日)※ライブ盤、2005年5月1日 大阪ROCK RIDER(1CD)
- 「VOLUME TWELVE」(2009年6月20日)※ライブ盤、2005年5月3日 広島LIVE CAFE JIVE(2CD)
- 「VOLUME THIRTEEN」(2009年6月20日)※ライブ盤、2005年6月9日 下北沢Club251(1CD)
- 「VOLUME FOURTEEN」(2009年6月20日)※ライブ盤、2005年8月19日 新宿Loft(1CD)
- 「VOLUME FIFTEEN」(2009年8月20日)※ライブ盤、2006年1月12日 神戸LIVEACT BAR VARIT(1CD)
- 「VOLUME SIXTEEN」(2009年8月20日)※ライブ盤、2006年1月13日 大阪ROCK RIDER(2CD)
- 「VOLUME SEVENTEEN」(2009年8月20日)※ライブ盤、2006年1月14日 京都磔磔(1CD)
- 「VOLUME EIGHTEEN」(2009年8月20日)※ライブ盤、2006年1月15日 名古屋TOKUZO(2CD)
- 「VOLUME NINETEEN」(2009年10月20日)※ライブ盤、2006年5月18日 小倉ギャラリーSOAP (2CD)
- 「VOLUME TWENTY」(2009年10月20日)※ライブ盤、2006年5月19佐賀RAG・G (2CD)
- 「VOLUME TWENTY ONE」(2009年10月20日)※ライブ盤、2006年5月20日 福岡Soul Bird (2CD)
- 「VOLUME TWENTY TWO」(2009年12月20日)※ライブ盤、2006年10月7日 高知 FANCY LABO RING (2CD)
- 「VOLUME TWENTY THREE」(2009年12月20日)※ライブ盤、2006年11月11日 福島 なまず亭 (2CD)
- 「VOLUME TWENTY FOUR」(2009年12月20日)※ライブ盤、2007年9月22日 水戸90EAST (2CD)
- 「VOLUME TWENTY FIVE」(2009年12月20日)※ライブ盤、2007年10月3日 下北沢440 (2CD)
BLUES LION
- 「X-01/BLUES LION」(2001年) ※CD&LP
Ruby
- 「黒い地球儀/Ruby」(1991年)
- 「無頼ノ華/Ruby」(1995年)
- 「VOILLER/Ruby」(1997年)
Sentimental Fool
- 「Sentimental Fool/Toshiyuki Shibayama」(1986年)
- 「汚れた顔の天使/柴山俊之+Sentimwntal Fool」(1987年)
その他
- 「The COVER SPECIAL/ライブ・オムニバス」(1988年)※Produced by:仲野茂、PANTA、柴山俊之
- 「Panic in the city/Mercy Killing」(1992年)※加部正義、鈴木亨明、富岡義広、篠原信彦
- 「春歌」(1994年) ※柴山俊之、下山淳、池畑潤二、Dr.kyOn
- 「晴者/オムニバス」(1994年)※「満月の夢/I wanna be your Missile/柴山俊之+La Scoumoune」で2曲参加
- 「LIVE at Loft&Shelter/ライブ・オムニバス」(1997年)※「取り引き/Ruby」で1曲参加
- 「悪魔に魂を売り渡す13の方法~TRIBUTE TO ROBERT JOHNSON/オムニバス」(2000年)※「最後の勝負は勝目なし/BLUES LION」で1曲参加
- 「親孝行/KEITH」(2000年11月22日)※「黒いはなびら/柴山俊之」で1曲参加
- 「Are You Jap?!/藤沼伸一」(2002年)※「ありがたや節/柴山俊之」で1曲参加
- 「THE COVER/コンピレーションアルバム」(2003年)
- 「おれたちイジワルケイ 〜蒼〜/イジワルケイオールスターズ」(2005年6月22日)※CD&DVD 「天邪鬼 (featuring 柴山俊之)」で1曲参加
- 「ROCK★STAR/イジワルケイオールスターズ」(2007年1月17日)※「Boogie Boy/柴山俊之」で1曲参加
- 「ROCKN' ROLL MUSE」(2016年6月9日)
サンハウス時代についてはサンハウスの項を参照
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書籍
- 「なれずもの/中島らも」(2004年10月)-イースト・プレス ※対談集
- 「菊の花道/YAMPO」(2005年6月9日)-書肆侃侃房
- 「博多とロック/MARU」(2006年12月10日)-書肆侃侃房
映画
- 「ひめごころ」(1976年5月1日)-サンハウス-日活-
- 「ちんちろまい」(2000年10月21日)-審査員B(ゲスト出演)-ソニー・ピクチャーズエンタテインメント