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2016年10月17日 (月) 13:49時点における版

マーク・アーモンド
マーク・アーモンド、2007年
基本情報
出生名 ピーター・マーク・シンクレア・アーモンド
生誕 (1957-07-09) 1957年7月9日(67歳)
出身地 イギリスの旗 イギリスマージーサイドサウスポート
ジャンル シャンソン
テクノポップ
ロック
職業 シンガーソングライター
活動期間 1980年?
レーベル サム・ビザール・レコードSome Bizzare
ヴァージン
サイア・レコードSire
エコー・レーベルEcho
Blue Star
サンクチュアリ
ヴァーティゴ
共同作業者 ソフト・セル、マーク・アンド・ザ・マンバス
公式サイト 公式サイト[1]

マーク・アーモンド(Marc Almond、生名:Peter Mark Sinclair Almond, ピーター・マーク・シンクレア・アーモンド、1957年7月9日 - )は、イギリスのミュージシャン。音楽デュオソフト・セルヴォーカルとして有名となった。ゲイであることを公言している。

少年時代・青年時代

マーク・アーモンドは1957年7月9日に、イギリスリバプールブラックプールの間にある、ランカシャー海岸に面したサウスポートで、サンドラ・マリー・アーモンド(旧姓Dieson)とピーター・ジョン・シンクレア・アーモンドの子供として生まれた。14歳の時に遭遇した自動車事故のため、左耳の聴力をほぼ失う障害が残った。彼がグラマー・スクールの生徒だった頃から、父がアルコール中毒となり、マークは音楽に慰めを見いだすようになった。彼はスコット・ウォーカーマーク・ボランブライアン・イーノデヴィッド・ボウイのファンであった。

音楽の影響

少年時代のマークは彼の両親のレコードコレクション、特に母の「Let's Dance」(クリス・モンテス)、The Twist(チャビー・チェッカー)、そして父のコレクションである、デイブ・ブルベックとエルサ・キットのなどを聞いていた。

音楽キャリアと後半生

マーク・アーモンドは長く、変化に富んだほぼ30年もの音楽キャリアを持つ。この間、特にソフト・セルマーク・アンド・ザ・マンバス以後において、彼は非常に広範囲のアーティストとコラボレーションを行っている。列挙すると下記の通り:アンソニーアンド・ザ・ジョンソンジュールズ・ホランド, スージー・スーニック・ケイヴP.J.プロビーニコケリー・アリ(スニーカー・ピンプスのボーカル)、ニールX(アルバム ファンタジックスターと、オープン・オール・ナイトにて)、マリー・フランスアグネス・バーネルリディア・ランチジーン・ピットニー 、フィータス (aka J. G. Thirlwell), ジミー・ソマーヴィル(コミュナーズ、ブロンスキ・ビート), サイキックTV, コイル, サリー・ティムス(メコン), キング・ロックジョン・ケイル, デヴィッド・ヨハンソン(ニューヨークドールズ, ローゼンシュトルツ(独))

マークが著名となったのは1980初頭のソフト・セルの一員としてで、このデュオはドラマティックかつエロチック・スキャンダラスなエレクトロニック・ビートのスタンスでヒット曲を発表してきた。"汚れ無き愛(Tainted Love)"(全英1位) 、"ベッドの上が僕の国(Bed sitter)"(全英3位)、"トーチ"(全英2位)、"さよならと言って別れて(Say Hello Wave Goodbye)"(全英3位)、"ソール・インサイド"(全英16位)、"ホワット"(全英3位) そして、クラブヒットの"メモラビリア"である。 ソフト・セルは1984年、最後の4thアルバム"The Last Night in Sodom"のリリース後解散したが、2001年に再結成し、"Cruelty without Beauty"を2002年に発表している。これには、シングル"ザ・ナイト"(全英39位)が含まれる。

アーモンドのソロ活動での最大ヒットは、1989年、往年のスター歌手ジーン・ピットニーとの共演でのカバー曲"Something's Gotten Hold of My Heart"(全英1位)である。また、1991年にはデイヴィッド・マクウィリアムスの"The Days of Pearly Spence",が全英4位、1985年にはジミー・ソマーヴィルとブロンスキ・ビートと共にドナ・サマーの'I Feel Loveをカバーして全英3位のヒットを記録している。 彼のオリジナル・ソロ作品では、"Stories of Johnny(#23 in 1985), "Tears Run Rings" (#28 in 1988) そして、"Adored and Explored" (#25 in 1995)が上位のヒット作である。

アーモンドの作品は非常に広範な音楽をカバーするもので、エレクトロニックやダンスミュージッからフランスのシャンソン、伝統的なピアノバラードから、ロシアのロマンス歌にまで及ぶ。彼にとっての少年時代のヒーローはデビッド・ボウイに代表されるノーザンソウルとディスコであり、他に影響されたものとしてはスコット・ウォーカーとジャックブレルが上げられる。実際、1989年にアーモンドはジャックブレルのカバー曲をアルバム化したジャックスをリリースしている。

作品リスト

アルバム

ソフト・セルとして

マーク・アンド・マンバスとして

ラウル・アンド・ルーインドとして

  • 1984 Bite Black and Blues Live (Fan club only release)

ウィリング・シナーズとの共作

  • 1984 Vermin in Ermine #36 UK
  • 1985 Stories of Johnny #22 UK
  • 1987 Mother Fist & Her Five Daughters #41 UK

マイケル・キャッシュモアとの共作

  • 2008 Gabriel and The Lunatic Lover

ソロ作品

  • 1986 Violent Silence (mini album)
  • 1986 A Woman's Story (mini album)
  • 1987 Singles 1984 - 1987
  • 1988 The Stars We Are(邦題:スターズ)
  • 1989 Jacques
  • 1990 Enchanted (邦題:魔法にかけられた王子)
  • 1991 Tenement Symphony
  • 1992 A Virgin's Tale - Volume I (1985-1987 era B-sides & remixes)
  • 1992 A Virgin's Tale - Volume II (1985-1987 era B-sides & remixes)
  • 1993 Twelve Years of Tears (Live at the Royal Albert Hall)
  • 1993 Absinthe: The French album
  • 1995 Treasure Box (rarities compilation)
  • 1996 Fantastic Star
  • 1998 Marc Almond & La Magia Live in Concert
  • 1999 Open All Night
  • 2000 Liverpool Philharmonic Hall (Fan club only release)
  • 2001 Stranger Things
  • 2001 Live at the Union Chapel (Fan club only release)
  • 2002 Little Rough Rhinestones Volume 1 (Fan club only release)
  • 2003 The Willing Sinner Live in Berlin
  • 2003 Marc Almond in Session Volume 1 (BBC)
  • 2003 Heart on Snow
  • 2003 Marc Almond in Session Volume 2 (BBC)
  • 2005 Vanity, Poverty, Revence Punx Soundcheck ft. Marc Almond
  • 2006 Little Rough Rhinestones Volume 2 (Fan club only release)
  • 2007 Stardom Road (covers album, released 4 June 2007)

シングル

Year Title Notes U.K. Singles Peak IRE Singles Peak[1]
1982 "Sleaze" as Marc and the Mambas, fan club only release - -
1983 "Black Heart" b/w "Your Aura" as Marc and the Mambas 49 -
"Torment" b/w "You'll Never See Me on a Sunday" as Marc and the Mambas 90 -
1984 "The Boy Who Came Back" b/w "Joey Demento" 52 -
"You Have" b/w "Split Lip" 57 -
"Tenderness Is a Weakness" b/w "Love for Sale" 88 -
1985 "I Feel Love" Bronski Beat with Marc Almond 3 3
"Skin" with Guy Chambers as The Burmoe Brothers - -
"Stories of Johnny" 23 17
"Love Letter" 68 -
1986 "The House Is Haunted (By the Echo of Your Last Goodbye)" 55 -
"A Woman's Story" 41 -
"Ruby Red" 47 -
1987 "Melancholy Rose" 71 -
"Mother Fist" 93 -
"This House Is a House of Trouble" with Sally Timms (Mekon) and The Drifting Cowgirls - -
1988 "Tears Run Rings" also charted at #67 on the U.S. Billboard Hot 100[2] 26 -
"Bitter Sweet" 40 -
"Something's Gotten Hold of My Heart" feat. Gene Pitney 1 1
1989 "Only the Moment" 45 26
1990 "A Lover Spurned" 29 -
"The Desperate Hours" 45 -
"Waifs and Strays" 88 -
1991 "Say Hello Wave Goodbye '91" with Soft Cell 38 -
"Tainted Love '91" with Soft Cell 5 4
"Jacky" 17 14
1992 "My Hand Over My Heart" 33 -
"The Days of Pearly Spencer" 4 8
1993 "What Make a Man a Man" 60 -
1995 "Adored and Explored" 25 -
"The Idol" 44 -
"Child Star" 41 -
1996 "Out There" / "Brilliant Creatures" 76 -
"Yesterday Has Gone" with P.J. Proby and the My Life Story Orchestra 58 -
1998 "Black Kiss" 97 -
1999 "Tragedy (Take a Look and See)" 144 -
"My Love" / "Threat of Love" with Siouxsie - -
2001 "Please Stay" with Mekon 91 -
"Glorious" - -
"Total Eclipse" Rosenstolz, Marc Almond & Nina Hagen - -
"Soul on Soul" System F & Marc Almond - -
2003 "Gone But Not Forgotten" - -
2004 "Vanity Poverty Revenge/Neo Burlesque" Punx Soundcheck featuring Marc Almond - -
"Sheherezade" limited edition, vinyl only - -
"Face Control EP" Replicant & Marc Almond - -
2005 "Delirious" limited edition - -
"Prime Evil" limited dance release - -
"Perfect Honey" limited dance release - -
"Baby's on Fire" T-Total featuring Marc Almond - -
2007 "I Close My Eyes and Count to Ten" with Sarah Cracknell, download only 43 -

その他のコントリビューション

書籍

DVD

脚注

  1. ^ The Irish Charts - All there is to know”. irishcharts.ie. 2008年8月20日閲覧。
  2. ^ Billboard.com - Artist Chart History - Marc Almond”. Billboard. 2011年5月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2008年8月20日閲覧。

外部リンク